ヨカッタ探し

ヨカッタ探し

June 26, 2007
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カテゴリ: 読書ろぐ
戦争は、日常と切り離された対極にあるのではなく、日常の延長線上にあるのだ。



三崎亜記  『となり町戦争』 (集英社文庫、2006)



初、三崎作品。
先週、たまーに行く、都内のブックオフにて見つけました。
ここでは花男完全版の残り4冊を底値で入手するなど、
かなりの確率でヒット!!なのですww
文庫化した時、買おうかなぁ、どうしようかなぁ、と迷いました。
面白そうなんだけど、どうなのかなぁ??って。
読んだことない作家さんだと、ちょっとためらいます。

ま、そんなに安くはないんだけど。気持ちの問題。

読んでみて…。
最初に書いた一文、あれは文庫書下ろしのサイドストーリーの、
それまた最後に出てくるんだけど、そういうことかなぁ、と。
本編よりもサイドストーリーの方が、きつかったです。ずどん、と。

こんなふうに好き放題、書き散らしてはいますが。
本来のわたしは、自信がないし、なにしろいい加減なので、
ちゃんと怒ることができない。怒り下手です。
ムッとすることはいくらでもあるんだけど、
「まてよ、怒って良い場面かな…」
「あっちにも事情ってもんがあるんだろうし…」

で、たいてい胸の辺りがモヤモヤして終わってしまう。

そういう人間なもんですから。
もしも、こんなふうに静かに戦争が起こっていって、
その中に、自覚なく身を置いているとしたら???
わたしは、どんな行動をとることができるだろうか???


戦争が起きているとしたら?
わたしもその戦争の責任を負わなければいけないんじゃないか。
などなど。
まあ、こういうことって、お日様の下で健全に考えないとダメですけど。
関係妄想っぽくなってしまいますからね。

ちょっとなんか、恋愛要素はいらない気もしましたが、
こういう視点で、こういうトーンで、物語を書けるのって
すごいなぁ、と思いました。
読んでみて、ヨカッタ。





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最終更新日  June 26, 2007 11:00:47 PM
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