<Q&A>なぜ原発の処理水を海に放出するの?いつになったら終わるの?
Q なぜ海洋放出するの? A 原発事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)の冷却作業で発生する汚染水を浄化した処理水は、1000基を超えるタンクで保管されています。東電は「タンク容量の限界が迫り、廃炉作業の支障となるため、処分の必要がある」と説明します。タンクに保管された処理水は、3日現在で総容量の98%に達していました。
Q 処理水って? A 汚染水を多核種除去設備(ALPS=アルプス)で浄化処理した水で、大半の放射性物質は取り除かれ、検査しても検出できない水準まで低い濃度になっています。ただ、除去できないトリチウムが残っています。
Q トリチウムとは? A 水素の仲間の「三重水素」と呼ばれる放射性物質です。多くは酸素と結び付き、水の形となって雨や海、水道水などに存在しています。放射能は約12年で半減し、体内に取り込まれても水と一緒に排出され、内部被ばくの影響は低いとされます。