>クラシック音楽には編曲された曲がオリジナルよりも有名になってしまうことが多いのですが、
へぇ、そうだったのですかぁ!
そういう曲、他にはどんなものがあるのか知りたくなりました♪

胡蝶蘭、やはり気品がありますね。上品な人に似合いそう♪
(2006年01月22日 12時41分14秒)

プレリュード

プレリュード

2006年01月22日
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カテゴリ: クラシック音楽
今日のクラシック音楽 』   「G線上のアリア」

有名な大バッハの「アリア」は彼の書いた管弦楽組曲第3番の第2曲に演奏される曲ですが、これをヴィオリンのG線1本で弾くように編曲されて有名になったのが「G線上のアリア」です。

クラシック音楽には編曲された曲がオリジナルよりも有名になってしまうことが多いのですが、この「G線上のアリア」はその例の典型的な例でしょう。

編曲によってオリジナルより有名になってしまっても、名前はやはりその曲を作曲した人の名前が前面に出てしまって、編曲者の名前が広く知れ渡ることが少ないことが多いのです。

この「G線上のアリア」をヴァイオリン演奏用に編曲したのが、アウグスト・ヴィルヘルム(1845-1908)というヴァイオリニストなんです。 彼の編曲によってオリジナルの「アリア」が一躍クラシック音楽の定番のようになっていますから、ヴィルへルムの功績は大と言ってもいいでしょう。

他にはシューベルトの「アヴェ・マリア」、ドヴォルザークの「ユーモレスク」、ショパンの「夜想曲」などがあります。

G線1本で奏でられるこの「アリア」は実に効果的に編曲されていて、瞑想的な気分の名曲です。 昨日はワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」を聴いていた私には、いっぷくの清涼剤のような気分の曲です。

そのヴィルヘルムが1908年の今日(1月22日)、ロンドンで亡くなっています。 偉大な編曲者、ヴァイオリニストを偲んで、今日はこの小品を楽しんでみょうと思います。



SICC-4
(SONYクラシカル SICC-4 2000年録音)

ヴァイオリン小品100選の最後にリリースされた小品集録音盤です。

前橋汀子

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日の音楽カレンダー

1857年 初演 リスト ピアノソナタ ロ短調
1859年 初演 ブラームス ピアノ協奏曲第1番
1908年 没  アウグスト・ヴィルへルム(ヴァイオリン奏者)
1916年 誕生 アンリ・デュティユー(作曲家)
1926年 誕生 オーレル・ニコレ(フルート奏者)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日の一花 』       胡蝶蘭(2)

昨日に続き長居植物園の胡蝶蘭です。

1/22撮影地 大阪市長居植物園 2006年1月19日





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最終更新日  2006年01月22日 00時44分52秒
コメント(12) | コメントを書く
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Re:G線上のアリア/胡蝶蘭(2)(01/22)  
にゃお10  さん
はじめまして♪ にゃお10といいます。
「G線上のアリア」大好きです。バッハの作品の中では、一番ですね。
確かに、編曲者の働きがなければ、
この曲も今ほど有名にはならなかったでしょうし、
自分も好きにはなれなかったと思います。
100年もの間埋もれていた傑作を、発見した功績も見逃すことはできません。 (2006年01月22日 01時05分06秒)

にゃお10さん、ありがとうございます  
とも4768  さん
にゃお10さん
>はじめまして♪ にゃお10といいます。

書き込みをありがとうございます。

>「G線上のアリア」大好きです。バッハの作品の中では、一番ですね。
>確かに、編曲者の働きがなければ、
>この曲も今ほど有名にはならなかったでしょうし、
>自分も好きにはなれなかったと思います。
>100年もの間埋もれていた傑作を、発見した功績も見逃すことはできません。
-----
一般的にはこの曲は大バッハの代表的な音楽でしょうね。これからも長い間、人の心を癒してくれる音楽として残るでしょうね。その意味でもヴィルヘルムの功績は、作曲したバッハと同じくらいに偉大だと思います。
(2006年01月22日 06時03分31秒)

ヴィルヘルムさん、ありがとう!  
知りませんでした。
大好きなよく聴く曲です。
ヴィルヘルムさんに深く感謝したします。
教えてくださったともさんにも! (2006年01月22日 10時52分09秒)

e-timeさん、ありがとうございます  
とも4768  さん
e-timeさん
>ヴィルヘルムさん、ありがとう!(
>知りませんでした。
>大好きなよく聴く曲です。
>ヴィルヘルムさんに深く感謝したします。
>教えてくださったともさんにも!
-----

この人は相当なヴァイオリン弾きの名手だったのでしょうか、CDのヴァイオリン・ショーピースにはよく編曲者として名前が出ていましたので、音楽辞典で調べて知った次第です。ほんとに彼に感謝、感謝ですね。
(2006年01月22日 12時25分07秒)

Re:G線上のアリア/胡蝶蘭(2)(01/22)  
lemon☆lime  さん

lemon☆limeさん、ありがとうございます  
とも4768  さん
lemon☆limeさん
>>クラシック音楽には編曲された曲がオリジナルよりも有名になってしまうことが多いのですが、
>へぇ、そうだったのですかぁ!
>そういう曲、他にはどんなものがあるのか知りたくなりました♪


ショパンの「夜想曲」第21番遺作はヴァイオリニストのナタン・ミルシティンがヴァイオリンに編曲していますが、ピアノとは違った切なさがあってとても美しく編曲されています。

もっとも有名なのはムスルグスキーのピアノ曲「展覧会の絵」です。かれはラヴェルが華麗で色彩豊かにオーケストラ曲に編曲しており、今ではこのラヴェル版が最も有名です。そのオーケストラ版をまたピアノ独奏用に編曲したのが、ピアニストのホロヴィッツで、オリジナルピアノ曲と違って、ものすごく華麗になっています。 編曲の妙ですね。

>胡蝶蘭、やはり気品がありますね。上品な人に似合いそう♪
-----

高貴で品のある花で、被写体として撮り甲斐のある花です。
(2006年01月22日 16時11分36秒)

Re:G線上のアリア/胡蝶蘭(2)(01/22)  
しあわせのたね さん
この曲は、わたしの母がとてもとても好きな曲なんです♪
元は管弦楽組曲なんですね・・(恥)

曲本来の楽器ではない楽器で演奏されると、雰囲気がまた違って楽しめることがありますよね。
なるほどなるほど・・・。
また勉強させていただきましたm(_ _)m

あと、胡蝶蘭も母が好きな花なので、
つい『見て見て!!』と、母も一緒に楽しませていただきました♪(^-^)
(2006年01月23日 00時47分10秒)

しあわせのたねさん、ありがとうございます  
とも4768  さん
しあわせのたねさん
>この曲は、わたしの母がとてもとても好きな曲なんです♪
>元は管弦楽組曲なんですね・・(恥)

そうなんです。大バッハは管弦楽組曲を4曲書き残していますが、いずれも古典の舞曲なんですね。4曲のうちの第3番の2曲目にあたるのが「アリア」で、それをヴィルヘルムがG線1本で弾く独奏ヴァイオリンように編曲して、オリジナル曲から一人歩きしているのが「G線上のアリア」です。

>曲本来の楽器ではない楽器で演奏されると、雰囲気がまた違って楽しめることがありますよね。
>なるほどなるほど・・・。
>また勉強させていただきましたm(_ _)m

>あと、胡蝶蘭も母が好きな花なので、
>つい『見て見て!!』と、母も一緒に楽しませていただきました♪(^-^)
-----
お母さんと一緒にご覧になっていただいて嬉しいです。ありがとうございました。
(2006年01月23日 01時26分04秒)

ちょっとした思い出の曲  
ピア2753  さん
この曲は好きな曲の1つですので結婚式のとき使いました。
信州の田舎の式場、しかも農協の会場ではこのような曲が使われたのは最初で最後のことだと思います。 (2006年01月23日 11時39分48秒)

ピア2753さん、ありがとうございます  
とも4768  さん
ピア2753さん
>ちょっとした思い出の曲
>この曲は好きな曲の1つですので結婚式のとき使いました。
>信州の田舎の式場、しかも農協の会場ではこのような曲が使われたのは最初で最後のことだと思います。


ちょっとした思い出の曲どころか、人生の節目の大事な時の曲なんですね。結婚式で使われたとは初めて聞くことですね。 荘重な感じになったでしょうね。

告別式や追悼などに使われるのは、よく耳にする機会がありますが、おめでたに使うアイデアは素晴らしいですね。

この曲を聴くたびに思いを新たにされるでしょうね。

(2006年01月23日 14時53分25秒)

Re:G線上のアリア/胡蝶蘭(2)(01/22)  
オケイ6306  さん
こんばんは、お久しぶりです。
G線上のアリア、流れるような曲が素敵です。
以前ヴァイオリンの曲をカセットで聴いていたのです。しかし、6巻中その1巻だけ行方不明なのです。
クラシックインのCDは原曲に基づいていますので、
それもまた落ち着いた雰囲気で素敵なのです。
・・・という訳で、前橋汀子さんのCD.の購入を決めました。
行方不明の中に入っていたセレナーデや魅力的な曲が詰っているようですね。楽しみです。
明日はクラシックインの「展覧会の絵」や「ローマの松」が届きます。
叉、ゆっくり(こっそり)、この曲のページを見に来ますね。
胡蝶蘭、可愛らしいですね。
カメラとの角度が難しそうです。
ゆっくり時間をかけて撮ってみたいです。 (2006年01月23日 21時22分00秒)

オケイ6306さん、ありがとうございます  
とも4768  さん
オケイ6306さん
>こんばんは、お久しぶりです。

お久しぶりです。お忙しい中をご訪問と書き込みをいただいてありがとうございます。

>G線上のアリア、流れるような曲が素敵です。
>以前ヴァイオリンの曲をカセットで聴いていたのです。しかし、6巻中その1巻だけ行方不明なのです。
>クラシックインのCDは原曲に基づいていますので、
>それもまた落ち着いた雰囲気で素敵なのです。

原曲は瞑想的なオーケストラの響きがいいのですが、独奏ヴァイオリンも非常に趣きがあっていいですね。

>・・・という訳で、前橋汀子さんのCD.の購入を決めました。

>行方不明の中に入っていたセレナーデや魅力的な曲が詰っているようですね。楽しみです。


他にも美しい曲を独奏ヴァイオリンで楽しめる素晴らしいCDです。

>明日はクラシックインの「展覧会の絵」や「ローマの松」が届きます。

オーケストラの超有名曲で、しかも素晴らしい管弦楽音楽をお楽しみ下さい。

>叉、ゆっくり(こっそり)、この曲のページを見に来ますね。


楽しみにお待ち致しております。

>胡蝶蘭、可愛らしいですね。
>カメラとの角度が難しそうです。
>ゆっくり時間をかけて撮ってみたいです。
-----

胡蝶蘭は室内に置かれていますので、ほんとに撮るのが難しく、またアングルで表情が変わりますから、私は一つの鉢植えで30枚くらい撮っていいのを選んでいます。

(2006年01月23日 21時36分01秒)

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