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2008.10.27
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いつの間にかめっちゃ評価が高まっていた「海街diaryシリーズ」の第2巻を読んだ。鎌倉の一軒家に住む,さち,よしの,チカ,すず4姉妹の物語だ。

○ストーリー
すずの所属するサッカーチームに,元エースの裕也が復帰する。だが片足を失い義足となっていた彼は,かつてのプレーはできなかった。すずたちは裕也を慰めようとするのだが,裕也は練習に来なくなってしまった。数日後,すずたちが裕也を見たとき・・・

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あのギラギラしていた「カリフォルニア物語」「Banana Fish」から考えると,全く異なる,でも成熟した吉田秋生の世界が広がる。舞台を古都・鎌倉に設定しただけでなく,日本の季節感を作品のテーマと密接に関わらせており,落ち着いた優しい物語がつむがれている。

第1巻では3編が収録され,語り手の担当が次女よしのが2編,四女すずが1編だった。第2巻では4編が収録されているのに,最初の3編がすず,最後の1編が長女さちとなっていて,かなり偏っている。どうしても物語の世界が,中学生のすずのレベルになっていて,やや物足りない気がする。

最後の1編は,離婚して家を出て行った姉妹の母親が登場しており,大人と家族の物語になっている。これが「海街diary」の真骨頂だとは思いつつも,母親の登場がちょっと早いんじゃないか?という気がした。もう少し,4姉妹が落ち着いてからでもいいと思う。

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「ラヴァーズ・キス」の朋章がまた登場している。第1巻のゲスト出演だけかと思っていたが,連続登場だ。



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ま,何はどうあれ,完成度の高い作品であることは間違いない。オススメだ。

それと,この作品はとある賞を受賞しているのだが,それに関連した吉田秋生のインタビューがなんだかズレまくりで笑える。これも同じぐらいオススメかも知れない。







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Last updated  2008.10.29 00:40:48
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