AM5:00

2007年11月10日
XML
カテゴリ: 出かけた
大好きな画家、 石田徹也さん の展覧会を見に、かずみと2人で、神谷町からすぐの ノアビル に行ってきました。

一番最初に石田さんの存在を知ったのは、本屋でたまたま遺作集を見つけた時。
いつだったか覚えてないけどそんな前じゃないと思う。
それからしばらくは、なんとなく“買う”までにはいたらなかったけど、本屋に立ち寄るたびに、
隅から隅まで食い入るように見て、毎回毎回ああすごいなって圧倒されてたの。
好きな画家って言ってパっと浮かぶのは今は石田さんくらい。そのくらい好きになりました。
奇妙で、不可解で、目が離せない雰囲気が漂ってて、重たくて、じっとりと湿っている空気感があって、
無気力そうだったり不安そうだったりする登場人物の表情があって、リアルな現実が描かれてる。

かずみといざ会場に着いて、受付の前のドアの前まで行ったとき、ふと作品の端が目に入って、思わず走って逃げてしまった。
ああほんとに石田さんの絵がある、どうしようって恐縮してしまって、ドキドキして、ちょっとこわくて、なんかちょっと涙が出た。
かずみと意味不明に一回じゃんけんをしたあと、呼吸を整えていざ会場へ。
すごく狭くてシンプルなつくりの本当にムダのない会場だった。受付にお姉さんがたった1人いるだけだし。
絵は全部で16飾ってあって、思ったよりキャンパスのサイズが大きい作品が多かった。
緻密に、ぬかりなく、写真に見えるほどリアルに描いてある絵もあれば
下描きの線が残っていたり、あえてやったのかはわからないけど不可解な点が多い作品もあったよ。
あれこれ考えながらひとつひとつ、何も見落とさないように緊張しながら作品を向き合ってきた。
全部見終わるのに2時間近く使ったよ。

どっかでちょっとだけ感じてた、尊敬と同じくらいの恐れみたいなものが、
作品を見終えたら少し薄くなった感じがした。ほんの少し石田さんを生きてた人間として感じれたような。
だって、こんなにこんなに心臓揺さぶるような絵を描く人が、ほんの3年前まで生きてたなんて。
逆に言うと、ほんとにもう死んでしまったなんてなぁ。って。

絵って本当にすごい。すごかった。
静かな展示場でゆっくり見回って、どの絵を見ても圧倒されたよ。で、すごく衝撃的だった。
石田さんの作品を目の前にしたら、本当、自分は何を話して何を考えていくのかって、
色んなことを始めから、自問し直す必要があるんじゃないかって思って、なんかちょっとだけ背筋が伸びた。

石田さんは彼女と別れるときに「幸せすぎて絵が描けなくなる」なんて思ったらしいけど
実際心から幸せな毎日を過ごし続けたら、どんな絵を描いてたのかなーなんて思う。
うつろな瞳で、灰色がふんだんに使われてて、いつもサビれた無機質な絵から訴えかけてくるものも響くけど
石田さんがまた違った絵を描いたら、それはそれでもっと別の何かがこう、ね、こう、なるんじゃねーのーって ちょっと 
そんなこと思ったけど もーー 思っただけ。

とにかく行けてよかった。ポスターとポストカードもらって帰ってきました。
あまりに見入ってしまってバイト3時間も遅刻してかなり叱られたけど、本当、石田さんの絵には何も敵わない。
期間中また行ける機会があれば行きたいな。まだ見たり無い。
てゆうか静岡に本展見に行きたい。行こうかな。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007年11月11日 01時08分29秒
コメント(0) | コメントを書く
[出かけた] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: