風のように 水のように

Oct 1, 2007
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カテゴリ: おもいで






母が以前から習っていた流派とは別の流派の「華道」を
新たにはじめると言いだした。

それで、私にも一緒に習わないかと。

「華道は好みじゃないの。花は好きだけど…」と私が言うと

「どうして?」と母。

「…だって、あんなに、花を小刻みに切ったり、ゆがめたり、
剣山に無理に押し込んだりって…、花がなんだか可哀そうで…
不自然だとおもうから。花はそのままに近い状態で、花瓶に
優雅に飾るのが自然だとおもうし、私はその方が好きだから…」

などと私は、生意気な口をきいていた。


今でいうところの、フラワーアレンジメントの方が好みだったんだと思う。


もちろん、フラワーアレンジメントも、活けるバランスを考えながら
花に細工は施す。


しかし、日本の「華道」ほどのコトはしない。


とは言うものの、母が新たな流派で活けた花を見て、
日本の「華道」もなかなかいいものだなーと、おもった。

特に好きだったのが、お盆のような花器に活けられた花。
じーっと見てると、それはまるでミニチュアの庭のような趣があった。

「写景」と言うものらしい。

小山があり、その下に低い花が咲き、石が置かれ、池がある。
全てが絶妙なバランスで配置されている。

美しい…と心からおもった。

しかし、その後も「華道」を習うことはなかったが…

ただ、母の使い残しの花で小さな花器に、ミニチュアの
庭を作って夢中で遊んでいた。


そんな 少女だった・・・・・

hanakago5.jpg
Poncoの ぴろ~・ぶっく 


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Last updated  Oct 2, 2007 02:55:35 PM
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