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今は、四万十川河口にシラスが入ってこないので田舎にはうなぎがいないという。 いなかでは、おなかが黄色くて小振りで美味しい鰻がたくさんいたが(二日に1匹はとれた時もある)、東京の鰻は種類が異なるのかとても大きく、不味さを料理法でカバーしているように思えてならない。 小生は、昔のこと大分に旅行したとき、タクシーの運転手さんに「温泉の湯を熱交換して鰻の養殖に使わない手はない」と話して大変興味をもってもらったことをおもいだす。その時、地獄の湯とか大変熱い湯がボコボコとでていた。運転手さんは研究しているのか、「熱いお湯では鰻は住めない。熱交換すると言っても、水を通す管は、鉄か金属でも良いかもしれないが、温泉の湯は酸化が激しいのでどんな管をつかうか。」という。たまたま、知っている会社がベークライト管を製造していた。「酸性の強い熱湯に耐えるには、ベークライトなどの腐食されにくい管があり、温泉の導管にはそれをつかっているはず。逆に、熱湯の中をベークライトなどの腐食されない管をクルクルと通して、その中に水を通せば適当な熱さになると思うよ。原理は簡単だが、うなぎの成長に必要な温度はいくらか知らないけどね。」と、またまた、いつもの「8割は出任せな言葉」が出てしまった。わたしが、教えたのではないが、しかし、その後に別府での鰻の本格養殖がはじめられた。 南洋には藻から発する色素によって、浅瀬でも深海魚が住める所がある。ということは、深海魚は名前のように、深海に住むのは高い水圧を好むだけではないようである。いや、深海にいるのは、別の生存条件を求めていたのかも知れない。深海では深いほど水圧は高くなるが、太陽の光や、大気温は反比例して届かなくなる。深海魚は、太陽光や大気温などが異常になった時期に、いたたまれずに深海に逃げたのではないのか。シーラカンスは小惑星が地球に衝突して、地球が火だるまになった時でも、じっと深海で生きながらえたのである。シーラカンスだけでは生きていけないので、そのほかの深海動物・植物なども環境になんとか対応したのではないのかとおもう。うなぎもそのときの経験から、卵を産みにはるばる、陸の川から深海に下っているのではないか。南洋の深海魚が住める、浅瀬を研究すれば、なにかの物質が何かを遮ってくれており、深海生存条件X(水圧とは違った条件)を導き出してくれよう。そのXが見つかれば、うなぎを、深海でなく浅瀬で、卵からの安全な養殖に切り替えることができるのではないか。ナスカから宇宙へタコ君と旅立たずに、深海に潜った大ダコ、シーラカンス、うなぎ君などに何か学べないだろうか。「8~9~10割はでまかせな言葉」がでる、老人の戯言である。
Jul 31, 2010
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真暗いなか、釣り竿を自転車に縛り付けて自宅にもどる。と、あわただしく、出迎えた父親に頭をぶん殴られたのを思い出す。小学生の時代、大昔のことである。学校が終わると、餌のミミズなどを堀だして、自転車に乗って出かけた。大きな川の堰の手前から、藪を分け入り、開けた所にいいポイントが造ってある。青々と深い川の底が真下にみえる。大人の人が来ないうちに場所取りをする。余りお天気がいいときよりも、雨上がりや、小雨の日の方が水が濁っているせいか、餌にありつけると魚がおもうのか、大物に出くわす。造り酒屋の祖父からもらった酒粕に、こっそり田んぼなどの土を混ぜたソフトボールくらいの団子を、ドボン、ドボンとあちこちの方角に投げ込んでおく。魚を寄せておくのだ。ビニールか新聞紙を広げて、大きな竹の筒に巻いていたテングス(釣り糸)を繰り広げる(当時はリールなどは持っていない)。丸い錘の少し下につけた針に餌のミミズなどを引っかけて、短い竿から勢いよくさっーと錘を遠くに投げる。シュルシュルっと糸が鳴ってドボーンと音がすれば成功だ。ピュッ、ドボンでは餌は針から外れてどこかにいっている。短い竿を、Y字型の木の窪みに立てかけて、糸をたぐり、頃合いの良いテンションで竿元に釣り糸を止めておく。竿の先が少し動いてもすぐに上げてはいけない。ククツ、ククツと大きく引いたときが勝負だ。今日は食いはいいが、大雨の後で川底に溜まった藻くずに逃げ込まれて糸が縺れて切れてしまう。ついつい釣り竿の先を眺めていたら、暗くなってしまった。暗くなると、釣り糸を仕舞うのが大変だ。真っ暗闇になった。時計は持っていないので分からないが、いつもは明るい夕飯前には家にいるのだ。 親父は、当時、校長をしていた。夕刻、帰宅して川の上流から、下流までかなりの範囲を探し回ったそうである、溺れたのではないかと、警察に届けようとしていたら玄関先で見つかったのだ。まさか、家からはるか遠い藪の中の、大人が夜釣りをするスペースでのんびりしていたとは、思いつかなかったらしい。 このころは、四万十川上流の田舎では、鯉、鮒、なまず、うなぎなどの大物がたくさん釣れた。田植えの頃には、小川や田んぼの中まで入ってくるので、小さいのは網でも捕まえた。餌はみみず、どじょう、かいこのさなぎ(酒に浸したもの)や、練り餌玉などであった。また、釣り以外の漁法としては、次の2つの方法の成功率が高かった。前日の夕方にこっそり仕掛け、人が起きないうちに引き上げて来るのだ。1.竹で編んだ筒(うなぎうけ・鰻筌)に餌の「どじょう」や「みみず」をいれる、一方からしかうなぎが入れない(逆に入ったらでられない)仕組み、2.主ロープに枝糸を垂らして針を付け、餌のどじょうの切り身がぶらぶらと川を横切るように配置する、片方に錘石をつけて投げ、手元の端を引き上げやすい石や木に縛っておく仕組み(はえなわ・延縄)などで遊んだものだ。 親父は、四万十川の本流で鮎を囮でよく釣ってきたものだ。囮鮎は値段が高く、鮎は釣るより店で買った方が安いかもしれない。自分は、生きた鮎よりも、藁で縛って干した、燻製のような鮎が香ばしい香りで大好きである。鮎飯も美味しい。また、このころは、おいしいが保存が利かない「やまもも」が食べられた。東京では、両者とも、「赤坂料亭」でしか食べられない超高級品だ。
Jul 30, 2010
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ヴェネツィアの人々は、干潟の海岸が湿地で人が住めない状態(ラグーナという)であったのを、たくさんの人工の小島を建設し、それらを橋でつなぎ合わせた。人工小島の基礎には松の大木がびっしりと並べられている。海底には森のような松の大木が沈んでいるのだ。仮に、土地をひっくり返すと、家の土台の下には松の森が現れるのだ。松の木は後背地のドロミーティから、年次計画に基づいて、植林・伐採して運ばれた。また、海運国のヴェネツィアを支えてきた「船」の建造のための木材もこの後背地から計画的に供給されたのである。あるものをそのまま使ったのではなく、今で言う「英知を絞ったエコ計画に基づき」繁栄できたのであった。(以上は、NHKの「世界遺産への招待状」#29イタリア・ヴェネツィア・・海と陸の世界遺産・・を参考とした)。いま、ヴェネツィアは地球温暖化で海水面が上昇して大変な目に遭っている。その美しい「ドロミーティ」の景色から思い出したケーススタディである。イタリア以外の国の「ドロミーティ」の怖いおとぎ話とおもってもらいたい。鉱山の埋蔵量は1億円を期待できるが、無理な経営で会社は破綻した。債務会社Aおよび,その社長兼連帯保証人Bは主力行Cに1億円の債務および連帯債務がある(主力行は鉱山に抵当権を設定している)。最近のこと、社長Bは7千万円、その友人Xに3千万円の金ができたので合わせて1億円を支払うという。入金は、主力行Cでなく、社長Bが住む山間村の他行支店Dを指定している。主力行Cの副担当Eは電信振り込みがなされたかの確認のための連絡役。Bから抵当権の解除の書類などは、奥山町の登記事務所に持ち込むよう指示があり、主力行の主担当Fが解除証書を用意して奥山町で待機。打ち合わせ通り、当日、EはB(連帯債務者)、X(一部代位弁済者)と会い、D支店担当から「予定通り送金完了」の口頭連絡を受け、自行Cに電話連絡、Cは現金扱いの自行への入金を確認後、奥山町にいる担当Fに連絡したのである。それで終わりのはずであった。ところが、社長Bは「小切手1億円を持ちこんだのは自分であり、自分名義で1億円を送金するつもりだった」と送金後に言い出したものだ。Bの言い分は、他行支店担当Dが「勝手に現金化し送金」したという。Dは前日までの、B,X,F,Dの打ち合わせどおりにしただけである。打ち合わせではBが7千万円、Xが3千万円との口約束である。ここに、社長Bの狙いが隠されている。B社長のいうには、「Bが実際は全額支払った」というものだ。結局、BはCを巻き込むことはできずに、Dと争うことになる。Dを取引に紛らわせたのはBの想定内の出来事だったのだ。しかし、ここでは幸い問題外となったものの、Cにもおおきな反省点は残ろう。山師(鉱山技師や、詐欺師などの意がある)のいいなりに取引を分散したり、管理者の目を分散すること(騙す人はまず目線を直視できないので注意を分散させる策に出る)は避けよう。本人が現金を振り込む方法が意志確認には便利であり、自分の銀行に利害関係者を一同に集め、おかかえの司法書士を立ち会わせて、担当者が上司と協力して、慎重に取引を見守るのが最善とおもわれる。筋書きと実際は違うという話で、取引毎にその実際を確認すること、確認し易い環境をたえず組織的に造る努力を惜しまないための「一種の訓練」である。美しいドロミーティに似つかわしくない、おとぎの、おとぎ話である。またまた、余談だが、日本の高度な地盤改良の土木技術で、沈み行くヴェネツィアの地を再び浮上できないものか、とおもう。
Jul 29, 2010
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申請書への自署捺印は、「氏名」を漢字で書くことになる。ちなみに、友人の、「氏」の二文字A&Bをみる。最初の漢字字体Aは当用漢字表記では簡略字体となるので旧漢字体で書く。次の漢字字体Bは、昔は上が長いか下が長いかの区別があったが、現在、印刷上は全て上が長い字体に統一されている。自署では、本来の下を長く書く。然し、そのような文字はパソコンでは変換されないとわかっている。また印鑑も安いのは当用漢字体なので、認め印・実印は特注品である。「フリガナ」だけで表記せよというときは、そのような気配りは要らない。「フリガナ」表記ではそれだけ、文字の識別力が落ちるのである。最近はパソコンがめざましく発達して、漢字表記での申請が普通になった。そのために、日本人としては、本来的な漢字でのパソコン印字記載に望みが出ている。が、古い制度の申請書様式には、いまだにカタカナ表記は併用にみえても、現実的にはカタカナが「ドミナント」に動き回っている。このような制度を、カタカナ表記から漢字表記に改めるには、至難のわざであろう。つまりは、古い申請書を保存したマイクロフィルムを取り出して首っ引きであたらないといけないのだ。大変な時間と労力を要するに違いない。また、自分の家系の本当の姓がどの漢字(字体)だったかは現代の少子化のなかで重要でなくなってきており、自分の姓名の「字体の確定」が難しくなっている。昔の申請時に書いた姓名自体が誤って書かれていたり、代理人が勘違いして書いたりしようものなら始末に負えない。問題は、氏名の表記が「カタカナ」か「漢字」なのかではなくて、原点に戻っての、本当に本人が(マイクロフイルムで保存されている)申込書を書いたのか、という、「本人の意志の確認」の方法からやり直す必要があるのであろう。事件が起こった場合は、初動捜索が、あとまで尾を引くことを肝に銘じなければならないのとおなじだ。また、国が決める漢字字体そのものが、そのときどきの学者の気持ちで、右に行ったり、左に行ったり、不安定である。子供達も、義務教育を受ける時代・時代で異なった教育を受けるので、国の文字・言葉(日本語)に決まりがない。楽と言ったら、気楽な国だが、一旦問題が起こると、決めようがない、不安定な国になってきている。お笑いクイズTV番組でも良く取り上げられる「問題」である。たしかに、日本の国の地理の形成(東大地震研究所)をみると、1.中国大陸にくっついている時期、2.糸魚川以東は小島に分散した時期、3.再び海底が隆起し関東平野が現れて今の日本が形成された時期などの巨大な変化があり、漢字の変化などは些細なことかも知れないが、漢字の変化で、法律的な面倒を受ける人がいることを、文科省は超長期的な視野で、もう少し考えてもらいたい。ますます、老人が多くなるので、国が基準、およびその基準の変更の法則を明確に定めないと、変化について行けなくなる国民が大半になるのではないかと懸念している。
Jul 28, 2010
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京都の郵便番号で7桁を全て使用する場合は、よほどの慣れた方でないと、郵便番号と住所表示に不一致がうまれる。また、昔からの伝統的な表記である不動産登記などの住所の表示が、郵便番号の概念と異なるため一致させること自体が不可能なのである。つまりは、公的な機関自体が文章による表記を、番号制より優先しているのである。郵便番号は最初の3桁は有効であるが、京都市では次の4桁は優先権をもたないので、不一致を避けるには、0000としておくしかない。郵便番号を0000としておかないと、○○通△△「上る」「下る」「東入」「西入」のような読み名は、一致させるのが極めて難解なので、住所が不一致になるのである。いや、本当はあるにはあるのだが、京都以外のひとが、きちっと郵便番号を4桁完全に読み分けることが難しいのである。京都の人自体でも、郵便番号簿を正確に記載しているとは到底思えないような事態もあるのだ。登記所が昔から住所の表示について、正確に住民に指示していたとはおもうが、これほど、難しいのは、「応仁の乱」後には京都に大混乱が起きているのだろう。本人が住民票(と「郵便番号」は、なにか公文書が送られてきた時の郵便番号が記載された郵便物)をもって、その表示通りに申請すればいいのに、本人であることの確認がなされないまま、安易に口頭での受付をすると、後日に問題を抱えることになる。町内の「鈴木一郎」さんが同一人と判定される確率は」京都では極めて高いのではないか。笑い話ではないのである。国民総番号付けでもしないといけないかも知れない。参考1.ネットの質問と回答例http://otasuke.goo-net.com/qa2483324.html「京都の住所表記についてお尋ねします。以下の住所【 例 】の場合、どちらが正しい住所表記でしょう。」1、京都市上京区 上御霊南門下る東入二筋目下る 相国寺門前町2、京都市上京区 相国寺門前町 上御霊南門下る東入二筋目下る3、それ以外(例示をお願いします)「ベストアンサー」1が正しい。京都市の旧市街地の場合,行政の便宜上の住所表示ではなく,不動産登記簿と同じ表記です。よって,不動産登記簿にも○○通△△「上る」「下る」「東入」「西入」と書かれています。町名は通り名による表示の後に町名がきます。ですので,やたら住所が長くなります。 また,旧市街地では番地を記載しなくても,郵便や宅配便は届きます。・・・・・・・また、別の採り上げ方をしたネットもあるので紹介したい。参考2.「7桁の郵便番号と京都の住居表示について」http://members.at.infoseek.co.jp/kyotokyokyo/yubin01.htmlhttp://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/1158/オペレーター: では、郵便番号とご住所をどうぞ。京都人: はい。郵便番号6□□-□□□□、住所は、京都市▲京区○○通◆◆下る◎◎町××番地です。オペレーター: あの、恐れ入りますが、ご住所は、京都市▲京区◎◎町××番地ではだめなのでしょうか?京都人: はぁ、郵便物は届くと思いますけど…。オペレーター: それでは、ご住所は、京都市▲京区◎◎町××番地ということで、ご登録させていただきます。(中略)特に、オペレーターからの問いに応じた最初の正式(というべきか?)な住所の構造にご注意いただくといいだろう。 (1)○○通◆◆下る (2)◎◎町要するに、区以下には(1)及び(2)の二つの要素が含まれているのだ。(1)は、いわゆる通りを座標として、その交点からの位置を示す構文、そして(2)が町名、という作りになっている。実は、(1)でだいたいの位置関係が示されてしまうため、住居表示のキーとなる要素は(2)ではない、と言っても過言ではない。ちなみに、ご存じの方も多いだろうが、京都の古くからの市街地は、通りを挟んで両側が同じ町内に属する。いわゆる「両側町」である。住居表示に「通り」の名が使われる事例は、日本国内ではともかく、世界的に見れば実はそんなに珍しいことではない。シャーロックホームズのベイカーストリートの住所にしても、面している通りが住居表示のキーになっている。当然、通りの両側が同じ「ストリート」に属するわけだ。ちなみに、通りの両側が同じ町名になるところは、実は日本国内にも存在する。大阪市内のいわゆる淀屋橋よりも南側のオフィス街のあたりは、東西の通りに面した両側が同じ町名になっている。梅川・忠兵衛ゆかりの淡路町のあたりがそうだ。ただし、大阪の場合は、「ちょう」ではなく「まち」と読むらしい。だから、丸ノ内線の駅名のように「あわじちょう」ではなく「あわじまち」となる。そして、別途詳述したいが、京都市内の(2)は「ちょう」と読む。かなり脱線してしまったが、話をもとに戻そう。京都市内を除く日本国内で、市制がとられているところの多くの場合は、上で述べたような「両側町」ではない。通りで囲まれた幾つかの区画を含むある範囲が、一般的に●●町と呼ばれている。このことはとりもなおさず、京都の◎◎町と●●町とでは、規模も含めてかなり質的に異なる、ということになる。すなわち、◎◎町は、ある一本の「通り」をキーにしたそれもかなり狭い範囲を指すものであるのに対して、●●町はそれよりは広範囲な範囲を示す呼称なのである。だから、◎◎町の類は、恐ろしく沢山の数が存在し、しかも同一名のものもかなりある。例えば「京都市上京区毘沙門町」などと言われたところで、私などは、「は?それどこ?」と思ってしまう。そして、困ったことに「毘沙門町」は、上京区内にも複数存在していたりするものだから、もうわけがわからない。「今出川通七本松西入毘沙門町」と「上立売通寺町西入毘沙門町」と聞いて、ようやく、位置関係がはっきりするというものだ。だから、冒頭でオペレーターに応えたことの真意は、「▲京区◎◎町××番地」の場合、郵便番号が正確に記載された限りにおいて、「郵便物は届く」 -そう郵便屋さんは配達のプロなのだから- という意味であって、本当は面倒でも通りの名を登録しておいた方がベターだということだったのだ、実は。それなら、「◎◎町というのはどういう存在なの?」-という問いが出てきそうなものである。そう、これについては、また稿を改めてご紹介したい。予告をしておくと、この「町(ちょう)」こそは、中世以来の京の自治組織の単位であり、どこの町もそれなりの歴史を持っていること、この町が小学校の校区とも密接な関係があること、等について言及できれば、と思っている。(たいへん参考となるご意見がありましたので転記しました)
Jul 27, 2010
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地球は自転しながら太陽の回りを公転している。地球の自転の動きは、地球の構造体に影響をもたらしている。1.内部の核となる金属部分、2.地球の表面を形成する地殻、3.その間にある流動的部分、の動きが複雑に絡み合っているらしい。日本の視点に立つと太陽は東方から昇るから、地球は西から東に自分から回転している。これも日本に視点を置くと太平洋プレートというのは、東から西の方角(やや斜め下からに斜め上、というより、地磁気の関係からプレートは北に引っ張られる習性があるらしい)にわずかずつ移動しており、ハワイ島も日本に近づいているらしいのだ。また、伊豆半島はフィリッピンプレートが運んできた日本列島に乗り上げた「島」(日本固有の半島ではない)であり、初島、伊豆大島、三宅島などはその後を追っているにすぎない。太平洋プレート、フィリピンプレートと北アメリカプレートそれにユーラシアプレートの4つのプレートがぶつかって生じる超巨大エネルギーが霊峰・富士山をつくったというのである。このように多くのプレートがぶつかり合う日本は地震が多いはずである。銚子沖には富士山に匹敵する巨大海底高山が沈み込んでいると、数年前に朝日新聞が一度だけとりあげていたが、その後のフォローはない。いったい、日本列島は、持ち上げられるのか、引き込まれるのか、引き裂かれるのか、または、いろんな力が均衡してこのままでいけるのか、学者達が本格的に研究して欲しいものである。以前に書いたが、南アメリカには、ナスカに「タコ君に似た」宇宙人が、当時の地球の仲間を連れ立って宇宙に旅立つ基地を造ったのではないかと空想した。南アメリカ西岸に沿って、海溝を挟んでナスカプレートがあり、さらに、そのはるか西に太平洋プレートがある。ナスカプレートが南アメリカ大陸に潜り込んでいるところで、大きな地震がおこる。たらいの真ん中で衝撃を与えるよりも、たらいの縁で衝撃を与える方の影響がおおきくでるのと同じように、ここからの、地震の大津波が日本(特に三陸リアス式海岸)を度々襲うのだ。プレートテクトニクス説ではプレートの活動が最も活発な場所は、ヒマラヤ山脈(「雪の住処」の意)だそうだ。インド亜大陸は北上して、ユーラシア大陸に衝突し、そこにエベレストなど(上述の伊豆半島と富士山の関係に同じ)が形成された。インド亜大陸の北上は続いており、ヒマラヤ山脈の成長も続いているらしい。チベットは政治的にも大国主義の中国との摩擦で大変であるが、地球との摩擦でも大変な状況にあるのだ。「日本沈没」をSF作家・小松左京氏が書いたのが1974年、「富士山大爆発1983.9.x」を元気象予報士・相楽正俊氏が予告したのが1982年である。他方で、巨大地震は宮城県沖地震が1978.6.12、同じく兵庫県南部地震が1995.1.17に発生しており、なかなか予測・予見が難しいのがこの分野なのである。でもだからといって、予算をこの分野で削減することなく、優秀な人材を投入してもらいたいものだ。小生に限ってのことだが、接している道路が交通量は多くないものの、超重量車両の通過時、地震と間違えるような振動があり、驚いて飛び起きる始末で困っている。<チリ地震についての参考情報>http://germanytoday.blog.shinobi.jp/Entry/275/2010年3月1日のNASAの驚くべき発表は、ニュースに乗って世界を駆け回りました。タイトルは「チリ地震は地球時間の一日を短くした可能性がある」というものですが、2月27日に起きたチリ地震によって地球の回転が速くなったせいだとか。また、東大地震研究所の解析で、チリ地震の揺れが15時間のうちに地球を5周していたことがわかりました。スマトラ沖地震は8周したそうで、大地震のエネルギーの恐ろしさを実感。さて、今回のチリ地震では、地震エネルギーの爆発によって地球の形状軸が8cmずれてしまったそうです。ちなみに2004年のスマトラ沖地震では7cm動いている。地軸は自転の中心になる軸だけど、形状軸って何だろう?<プレートテクニクスの参考情報>http://ja.wikipedia.org/wiki/プレートテクトニクス地球は半径約6,500kmであるが、その内部構造を物質的に分類すると外から順に下記のようになる。1. 深さ約10km~30kmまで : 地殻2. 深さ約670kmまで : 上部マントル3. 深さ約2,900kmまで : 下部マントル4. 深さ約5,100kmまで : 外核(外部コア)5. 中心 : 内核(内部コア)地殻とマントルは岩石で構成されており、核は金属質である。マントルを構成する岩石は地震波に対しては固体として振舞うが、長い時間単位で見れば流動性を有する。その流動性は深さによって著しく変化し、上部マントルの最上部(深さ約100kmまで)は固くてほとんど流れず、約100km~400kmまでの間は比較的流動性がある。地殻と上部マントル上端の固い部分を合わせてリソスフェア(岩石圏)と呼び、その下の流動性のある部分をアセノスフェア(岩流圏)と呼んで分類する。この厚さ約100kmの固いリソスフェアが地表を覆っているわけであるが、リソスフェアはいくつかの「プレート」という巨大な板に分かれている。地球表面が2種類のプレート群からなっていることは、地球表面の高度や深度の分布の割合にもあらわれている。地球表面は大陸と大陸棚からなる高度1,500m~深度500mの部分と、深度2,000m~6,000mの海洋底と呼ばれる部分が多く、その中間である深度500m~2,000mの海底は割合が少なくなっている。
Jul 26, 2010
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息子達が自宅から大学に通い、社会人として巣立つと、独立心を持たすのが大事とばかり、すぐに外に住まわせた。長男は、結婚後しばらくスープが冷めない距離にいた。連れ合いが母親にひかれるらしく、住み心地が忘れられないのか、都心に移ってしまった。長男夫婦は先日の箱根旅行で妻に赤いチャンチャンコをプレゼントしてくれた。少し遅ればせながら、次男夫婦が、小綺麗なイタリアン・レストランで妻の還暦祝いをするから、おいでという。次男は、郊外の社宅住まいである。かわいい孫を連れた次男夫婦から、超高級赤ワインと、真っ赤なジョーゼットと、赤い薔薇の花束が妻にプレゼントされた。赤尽くしである。 小生は、脳梗塞で禁酒の命が出ているが、今日ばかりは、ワインを2口ばかり飲んでみた。すぐに、酔いが回り、やはり、医者の言うことが正しかったのに気づかされた。妻には、小生が単身赴任のあいだ、子供の事は任せきりで苦労を掛けた。小生の定年後は自由に出かけてもらっている。10歳くらい若いので、趣味の仲間との世界遺産スケッチ旅行、お茶・観劇などを、これからは十分に楽しんでもらいたい、とおもう。「そんなに花嫁修業をさせていたら、誰かにとられてしまうぞ!」、と友人は警告する。それでも、元気に楽しく、人生を楽しんでもらえれば、多少の罪滅ぼしができる、と思っている。小生は、家にいて、「一休さん」で行くしかないのである。最近、日本人が海外で交通事故などに巻き込まれる記事が多い。先日も、スイスで氷河急行列車の脱線事故があった。それだけ、日本のお年寄りが、悠然と海外にでかけることができる、ありがたい時代が来たのだ。それだけに、現地の歴史や地理や風土などを事前に深く知ることで、訪問したときの実感を高めて、楽しんで来てもらいたい。随分と慣れてきたようであり、引率もできるような成長ぶりだが、事故・事件に遭わないように充分注意してもらいたいものだ。
Jul 25, 2010
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本日は、もう一つの共済制度を調べる。連鎖倒産などに遭わないように努力するのは経営者として当然だが、万一のことを考えて加入しておいた方がいいとおもう。[経営セーフティ共済]http://www.smrj.go.jp/tkyosai/経営セーフティ共済(正式名称:中小企業倒産防止共済制度)は、取引先企業の倒産の影響によって、中小企業者の方が連鎖倒産や経営難に陥ることを防止するための共済制度で、中小企業倒産防止共済法に基づいて、国が全額出資している独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営している。取引先の倒産時に、必要な資金を迅速に借り入れできる。しかも無担保・無保証人。借入最高額は積立金額の10倍である。以下については、本年の7月から10月までに法律(政令)が施行される予定であるので、注意願いたい。できるだけ、判明している箇所は→を記したが、ホームページをたびたび見たり、末尾の相談室に問い合わせして欲しい。法律は「多分では」許されない部分があり、本人が確認すべきものだからです。<加入資格>次のいずれかの条件に該当する、引き続き1年以上事業を行っている中小企業者の方が加入できる。1. 従業員300人以下または資本金3億円以下の製造業、建設業その他の業種の会社および個人2. 従業員100人以下または資本金1億円以下の卸売業の会社および個人3. 従業員100人以下または資本金5,000万円以下のサービス業の会社および個人4. 従業員50人以下または資本金5,000万円以下の小売業の会社および個人5. 企業組合、協業組合など次のいずれかに該当する方は加入できないのでご注意ください。1.住所または主たる事業の内容を繰り返し変更したため、継続的な取引状況を把握することが困難な方2.事業にかかわる経理内容が不明な方3.すでに貸付けを受けた共済金や一時貸付金の返済を怠っている方4.中小機構から返還請求を受けた共済金や一時貸付金、または解約手当金の返済を怠っている方5.納付すべき所得税または法人税を滞納している方6.掛金を12月以上滞納したために中小機構によって共済契約を解除され、解約日から12ヶ月を経過していない方7.不正行為により共済金や一時貸付金の貸付け、または解約手当金を受給した(受給しようとした)日から12ヶ月を経過するまでに再び加入申し込みを行った方8.現在、契約者となっている方(重複加入はできません)注意事項:一般消費者を取引先とする事業者、金融業者および不動産賃貸業者などの業種については、取引先に対する売掛金債権などが生じないのが一般的ですので、通常、共済金の貸付けを受けることはできません。加入にあたってはご注意ください。<掛け金>1. 掛金は掛金総額が320万円になるまで積み立てができます。→掛金総額が800万円になるか確認下さい。2.毎月の掛金は、5,000円から8万円の範囲(5,000円単位)で自由に選択できます。 →8万円の範囲が20万円の範囲になるか確認下さい。3.掛金は、5,000円から8万円の範囲内(5,000円単位)で増額、減額できます。 →8万円の範囲が20万円の範囲になるか確認下さい。ただし、掛金の減額は以下に該当する場合にできます。(1)契約者の事業規模が縮小されたとき(2)事業経営の著しい悪化、病気または怪我、急な費用の支出などにより掛金を払い込み続けるのが著しく困難なとき(3)共済金の貸付残高と掛金残高の10倍に相当する額との合計額が3,200万円に達しているとき→合計額3,200万円が8,000万円になるか確認下さい<共済金の貸付>加入後6ヶ月以上が経過して、取引先事業者の倒産によって売掛金債権等が回収困難となった場合に、共済金貸付けが受けられます。1. 貸付限度額は回収困難な売掛金債権等の額と掛金総額の10倍のいずれか少ない額で、最高3,200万円です。→最高8,000万円になるか確認下さい2. 返済期間は5年間(据え置き期間6ヶ月)です。 →返済期間は10年となるか確認下さい3.返済方法は54ヶ月で均等分割による毎月返済となります。4.担保、保証人はいりません。<以上に関して重大な変更があります・・機構より>第174回通常国会において、平成22年4月14日に「中小企業倒産防止共済法の一部を改正する法律」が成立し、同21日に公布されましたのでお知らせいたします。 改正の具体的な内容や施行日につきましては、今後、政令や経済産業省令等によって定められます。詳細につきましては、決まり次第機構からお知らせして参ります。 〔改正内容〕【平成22年7月1日までに実施】共済金の貸付を受けられる取引先事業者の「倒産」法的整理、取引停止処分に加えて、私的整理の開始を知らせる「通知」が加わりました。 ○取引先の私的整理の開始を知らせる「通知」が届いた場合、共済金の貸付けが受けられます。注1:弁護士等(注2)からの「支払停止通知」があった場合を対象とします。注2:弁護士等とは、弁護士若しくは弁護士法人又は司法書士法(昭和二十五年法律第百九十七号)第三条第二項に規定する司法書士若しくは同項に規定する簡裁訴訟代理等関係業務を行うことを目的とする司法書士法人です。なお、ここでいう司法書士とは、法務大臣の認定を受けた司法書士であって、訴訟の目的となる物の価額が140万円を超えない請求事件訴訟等について代理業務を行うことができる司法書士となります。【平成23年10月までに実施】○共済金の貸付限度額が、3,200万円から8,000万円に引き上げられます。掛金月額は5千円~8万円でしたが、改正により上限は20万円となります。掛金総額は320万円上限でしたが、改正により800万円上限となります。 ※ 掛金は、これまでと同様、全額、損金・必要経費に算入できます。 ○貸付金を繰り上げて償還した完済者に、新たに手当金が支給されます。(早期償還手当金)※ 月々の償還に延滞していない共済契約者が繰上償還した場合に対象となります。※ 手当金の額は、繰上時期と繰上額に応じて決められる予定です。(今時改正により重要な変更がありましたので、細部は変わることもあろうかと思いますので、詳しくは下記にお問い合わせください。 共済相談室 050-5541-7171受付時間:平日 午前9時~午後7時 土曜 午前10時~午後3時)また、以上は、抜粋なので詳しくはホームページを見てフォローして欲しいです。
Jul 24, 2010
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国が全額出資している独立行政法人が運営する共済制度は、ぜひ、企業化したら、すぐ加入しておいた方が有利である。起業家の方は、自分がもはや、事業主であり、被雇用者ではなくなったことを意識すべきである。自分自身で退職金を用意しないといけない。また、商取引を始めると、直接ではなくとも、連鎖倒産の憂き目を負わないとも限らない。自分の積立金は借入金の原資ともなりうるので、調べておこう。詳しくは、下記のホームページを見て欲しい。http://www.smrj.go.jp/kyosai/index.html「小規模企業共済」と「経営セーフティ共済」の詳しい説明がある。加入の方法は、いずれも、中小機構と委託契約をしている全国の金融機関、商工会、商工会議所などが加入窓口になる。これらの法律(政令)は来年1月1日や本年7月1日や10月までに施行される部分があるのでご注意ください。本日はまず、小規模企業の「事業主のための退職金」について調べる。この法律は来年1月1日をもって施行される部分があるので注意願いたいし、所管に詳しく問い合わせ願いたい。分かる範囲で、→で示した。[小規模企業共済]http://www.smrj.go.jp/skyosai/小規模企業共済制度は、事業をやめたときや会社役員を退職した後の生活資金等をあらかじめ積み立てておく共済制度で、小規模企業共済法に基づいて、国が全額出資している独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営している。<加入できる方>1.常時使用する従業員の数が20人以下の建設業、製造業、運輸業、不動産業、農業等の個人事業主または会社の役員→共同経営者(個人事業の経営に携わる個人)を含む2. 常時使用する従業員の数が5人以下の商業(卸売業・小売業)、サービス業の個人事業主または会社の役員→共同経営者(個人事業の経営に携わる個人)を含む3. 事業に従事する組合員の数が20人以下の企業組合の役員4. 常時使用する従業員の数が20人以下の協業組合の役員5. 常時使用する従業員の数が20人以下であって、農業の経営を主として行っている農事組合法人の役員6. 常時使用する従業員の数が5人以下の弁護士法人、税理士法人の士業法人の社員会社の役員とは、「株式会社・有限会社の取締役や監査役の方」、「合名会社・合資会社、合同会社の業務執行役員の方(業務執行役員を定款で定めた場合はその定めた社員)」をいう。(注1) 常時使用する従業員には、家族従業員や臨時の従業員は含まない。また、常時使用する従業員の数は、あくまでも加入時における人数要件であって、加入後に従業員の数が増加して要件に該当しなくなっても、引き続き加入できる。(注2) 2つ以上の事業を行っている事業主の方は、「主たる事業の業種」での加入となる。<加入できない方>・・今時改正(H23.1.1.から施行)で1.は変更となるので注意下さい。1.配偶者などの事業専従者(個人事業主とみなされない。) →共同経営者(個人事業の経営に携わる個人)は加入できないものから除外される、ので確認を要する。共同経営者は、通常、配偶者、後継者だが、親類には関係ないものもいる。制度改正は事業承継を円滑にする目的もあるらしい。ただし、来年からの実施である。2.協同組合、医療法人、学校法人、宗教法人、社会福祉法人、社団法人、財団法人、NPO法人(特定非営利活動法人)などの直接営利を目的としない法人の役員など3.サラリーマン(給与所得を得ている方)が副業的にマンション・アパートを経営している場合など4.会社など役員とみなされる方であっても、商業登記簿謄本に役員登記されていない方(相談役、顧問その他実質的な経営者)5.生命保険外務員など<制度のポイント>1.廃業時・退職時に、共済金を受け取れる。受け取り方法は一括・分割・併用のいずれかを選べる。2.共済金は税法上「退職所得扱い」または「公的年金等の雑所得扱い」となる。3.掛金は毎月1,000円~70,000円の範囲内で自由に選べ、全額所得控除となる。(増額や、特別な理由によっては、減額も可能である。)掛金は税法上、全額が「小規模企業共済等掛金控除」として課税対象所得金額から控除される。掛金は将来受け取る共済金(解約手当金)の原資に全額が充当される。4.事業資金等の貸付制度が利用できる。(担保・保証人は不要)地震、台風、火災等の災害時にも貸付を受けられる。<以上に関して重大な変更があります・・機構から> 第174回通常国会において、平成22年4月14日に「小規模企業共済法の一部を改正する法律」が成立し、同21日に公布されましたのでお知らせいたします。 平成23年4月までに施行されることとされていますが、施行日や制度の細かな内容につきましては、今後、政令や経済産業省令等によって定められます。詳細につきましては、決まり次第お知らせして参ります。〔改正内容〕(1)共済契約を締結できる小規模企業者の範囲の拡大加入対象者に個人事業主の「共同経営者(個人事業の経営に携わる個人)」が追加されます。(2)共済契約の締結拒絶事由の追加小規模企業共済への加入を拒絶する事由が経済産業省令で追加されます。(3)共済契約のみなし解除事由の見直し金銭出資による「法人なり」の取扱いについて見直されます。(4)共済契約に係る掛金納付月数の通算の対象者の拡大掛金納付月数の同一人通算手続きが可能となる方の範囲が拡大されます。※内容の詳細につきましては、今後公布される省令により、確定次第お知らせいたします。(お問い合わせ先)中小機構 共済相談室電話:050-5541-7171受付時間:平日 午前9時~午後7時 土曜 午前10時~午後3時以上は、抜粋なので詳しくは機構のホームページを見るか、お問い合わせしてください。あすは、もう一つの共済制度を調べます。
Jul 23, 2010
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起業化、創業などを考えている方には公的な機関が、その道き易いように、情報を提供してくれているのでそれを利用しない手はないであろう。借り入れをするか、しないかは別として、どのように申込をするのかの方法論よりも、自分がどのような会社を作っていくのか、第三者的な視点からみたらどのように見えるのかを、実際に「申込書」を作っていく段階で体験できるのである。一種のプレゼンテーションの作成と思えばよい。「創業」のための情報提供を日本政策金融公庫(注1)などの政府関連機関から得られる。メール配信サービスもあり、行かなくても情報は入手できるので大変便利である。国民金融公庫と中小企業金融公庫は統合されたので、小規模から中規模までの事業規模についての情報がカバーされている。さらに、具体的な業種別の情報を得るには多少の費用がかかるが、経営ソフトリサーチのJRS(注2)などがある。神奈川県の方は、数日前に記した、「KIP」(注3)に行けばよい。(注1)日本政策金融公庫の「情報提供」を利用するには、次を開く。http://www.jfc.go.jp/information/index.html(注2)中小企業の経営問題のコンサルタントなどは、経営ソフトリサーチなどに聞く。http://www.keieisoft.jp/具体的な業種別の経営情報サービス(FAXなど)は、その一部門の「JRS」などを使う。http://www.jrs.ne.jp/やや、具体的な経営戦略の策定には、経営戦略研究所(MSI)などがある。http://www.msi-net.com/01/top_field.html(注3)神奈川県の方は前述のKIP:http://www.kipc.or.jp/content/view/95/32/
Jul 22, 2010
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小生は、シニアテニスクラブに入っている。会長は小栗さん。オグリキャップといわれるが、会の目標は、「ピンコロ(リ)」。男60歳以上、女50歳以上だが、昔ハンサム(イケメン)、昔美人でみんな元気である。テニスを日常的に各々のクラブで楽しみ、年に6回ほど集まる。たまには、海辺のホテル・エストーレホテルアンドテニスクラブに160人規模で泊まる。コートは屋外13面、屋内4面を使用する。トーナメント戦でなく、10人ほどのグループにわかれて、1日3~4試合を毎回違うパートナーと組む。昨日の味方は今日は敵である。通常はテニスの試合というと激烈なものだが、たしかに、この仲間でもその気がないとはいえない。試合の後は、ラグビーと同じに「ノーサイドである」。数社のテニス販売店がいつも協賛していて、全員に賞品が出る。小生の賞品はいつもありがたい消耗品・テニス靴下である。何位かは聞いてくれるな!最近は、賞品にポカリスエットの粉末が出た。暑いので健康に注意せよということらしい。オグリキャップは「その賞品が一番良いよ。」と。ダブルス、混合ダブルスで疲れたあとは盛大な宴会で親交を深める。「遅くなったが」と、夫婦できているメンバーが1年前の写真をくれた。しばらく病気だったらしい。「はげの何人男」という写真だった。そのような、ピンピンと元気であったものが、寝込むことなく、コロリと逝く。そのような、回りに迷惑をかけない、楽しい人生を送ることを目標としている。しかし、数ヶ月前に脳梗塞になったのには自分ながら驚いた。歩行がおぼつかなく感じ、国立病院に入院したので麻痺は軽く済んでいる。5年程度は治療にかかるらしいが、早くテニスに復帰したいものである。人生は計画通りには行かないものだ。「日記」も、ほぼ一ヶ月過ぎた。ボケが長文を書くのは自分の健康にも良くないし、傍迷惑。短文日記に努めたい。
Jul 21, 2010
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「起業家と金融業」について記載したとき、惚け老人のメモでも、「起業家」に多少興味がある方が居られるようなので、典型的な中小企業の「ワン・ストップ」支援を行っている(財)神奈川産業振興センター(注)を紹介してみたい。もともとは、県の外郭団体の神奈川中小企業センターが母体で、貿易関係団体などを統合したものである。他県の起業家の方でも、多少名前が違うが、日本企業の大多数を占める中小企業の支援は同様に行われている。「関連機関」として、全国の中小企業支援センターへのリンクが張られているので便利である。英語名称は Kanagawa Industrial Promotion Center (略称 KIP)である。ホームページは下記の通りである。http://www.kipc.or.jp/content/view/95/32/KIPの「事業内容」の説明は多少ダブルが下記に示す(ただし、ハイパーリンクはここでは消してある)。詳しくはKIP本体の事業内容をクリックすること。1. 起業・創業支援事業? ビジネスプラン実践講座の開催? ワンストップ経営総合相談? コミュニティビジネスの経営支援? ビジネスプラン発表の場の提供-ビジネスオーディション-? 設備投資に対する支援? ベンチャー企業に対する支援? インキュベート入居企業への支援2.新分野進出支援事業? ビジネスプラン発表の場の提供-ビジネスオーディション-? 知的財産の活用による経営革新の支援? ワンストップ経営総合相談? 第二創業に関する相談? 産学交流サロンの開催? ベンチャー企業に対する支援3.経営革新・改善支援事業? 経営アドバイザー(専門家)の派遣? 知的財産の活用による経営革新の支援? ワンストップ経営総合相談? 下請取引適正化? ベンチャー企業に対する支援? 設備投資に対する支援? 受・発注商談会? コミュニティビジネスの経営支援? ビジネスプラン実践講座の開催4.事業連携支援事業? ビジネスプラン発表の場の提供-ビジネスオーディション-? 知的財産の活用による経営革新の支援? ワンストップ経営総合相談? 産学交流サロンの開催? ビジネスプラン実践講座の開催? 受・発注商談会? ビジネスプランの評価・事業化促進支援-ビジネス可能性評価事業-5.資金調達支援事業? ビジネスプラン発表の場の提供-ビジネスオーディション-? ワンストップ経営総合相談? 中小企業技術革新制度(SBIR)の紹介・活用支援? ベンチャー企業に対する支援? 設備投資に対する支援? ビジネスプランの評価・事業化促進支援-ビジネス可能性評価事業-6.販路開拓・拡大支援事業? 専門見本市への参加支援? 輸入促進事業? ベンチャー企業の販路開拓支援? 受・発注商談会? 八都県市合同商談会? ビジネスプラン発表の場の提供-ビジネスオーディション-? ベンチャー企業販路開拓ナビゲート事業? 神奈川県新技術・新工法展示商談会? 受・発注取引あっせんの実施? ワンストップ経営総合相談? 下請取引適正化? 技術見本市などの主催? 小田原木製品展示商談会7.国際化支援事業? ワンストップ経営総合相談? 企業の国際化の支援8.事業別に支援した企業一覧と紹介? ビジネス可能性評価事業? ビジネスチャンス開拓研究会? ベンチャー企業販路開拓ナビゲート事業? かながわビジネスオーディション? インキュベートルーム入居企業? ベンチャーファンド投資促進事業特に、起業家の方は、財団で「企業化マニュアル?」などを入手し、財団の有料セミナーに出席するなどで勉強することを期待する。なにしろ、カレンダー年の7年が、技術進歩(コンピューター進歩・DOG YEAR)の1年に相当するのだから起業家は不断の勉強が必要だ。ベンチャー企業の社長達と、目線をできるだけ合わせるには、幕張メッセ、東京ビッグサイトなどの国際展示場に足繁く通わないといけない。なにせ、起業したベンチャー企業群1,000社から、さらに株式の上場により、直接金融からの調達を果たせる企業は僅かに1~3社程度しかいない、極度に狭き門なのだ。(注) たしか、JR関内駅からJR桜木町駅の方角に歩いて、直ぐのところにKIPはある。横浜スタジアムとは反対側。「めいてい君の紹介」ではまったく通用しないし、「おやつ時」も多分通じないだろうが、親切で有能な専門家がたくさんいるので遠慮なく、尋ねてもらいたい。
Jul 20, 2010
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以下は、小生が、本物の起業者から受けた痛烈な批判である。起業家は、借り入れ金利をコスト面で見る。コストであるから絶対量・金額である。変動費を考える際に、重要となる、単位コストは材料の支払い代金(材料費)などで、一単位の産出にそれらがいくら必要かが問題である。金利コストは、産出量に関わりなく発生するので固定費として扱われる。借り入れ金利が4%から4.5%に上がった場合は、金利が0.5%上がったとは言わない。金利支払いが12.5%増えたという。また、借り入れ金利が4%から3.5%に下がった場合は、金利が0.5%下がったとは言わない。金利支払いが12.5%減ったという。他方、政治家や金融業者は金利を利率・%で表現したがる。何%から何%に上がったか、下がったかに目がいく。いや、そこに目をいかせている。銀行貸出金利が4%のとき、銀行の預金者からの借入(仕入れないし預金)金利は(ここでは日銀からの借入金利部分などを考慮しないとする)3.5%とすると、0.5%の利鞘率が稼げる。不況対策を反映して預金金利(銀行の仕入れ金利)が1%に下がっても貸出金利を2%にとどめるとすると、利鞘率は1%となる。利鞘を額で見ると100%の増加である。起業家が金利を見るときは、このような違いが生ずる。起業家を、年金生活者でみても同じような事がいえる。(以上は単純化したもので、脳梗塞に免じてお許し願いたい。)金融業者は、自らの販売・仕入単価を、政府の不況対策としての「金利操作を利用する」ことにより、利益を上げることが可能な性格を持っている。どのような不況下であっても、金利面での自由競争がないとき、とくに、貸出金利の引き下げの「抵抗」が有効な場合は、金融業者への所得の移転が顕著に生ずる。政府は、アメリカでの低所得者向け過剰住宅投資等への集中貸出・倒産に伴う、世界金融恐慌の拡大をおそれ、銀行が倒産し、さらに産業界が疲弊するのを危惧し、銀行に公的資金注入を行った。公的資金注入により、危機を回避してもらった銀行が、産業界や年金生活者が困窮しているとき、恩返しを期待するのは無理なのか?自由競争を尊ぶアメリカでも公的資金を受けた、メガバンクの役員が巨額の賞与を受けようとしているのに対し、道徳的な批判が高まっている。また、中小企業向けに特化した新銀行が、高利の貸出を行い、メールを削除して操作を逃れようとするなどの不祥事も起きている。素人には理解できない高等数学を金利工学に持ち込み、破局までの時間を短縮させた世界的学者の責任も問われている。しかし、銀行には、官僚と同じく優秀な人材がいる。政治家にも、江戸時代の徳政令に似た「元金・金利猶予措置」を唱えた猛者もいる。互いに批判し合うのでなく、日本経済、世界経済をこれらの優秀な人材が力を合わせて立て直して欲しい。自分の所得確保のみでなく、パイが縮小した今ではお互いに痛みを分かち合うことが生き残るために必要なのだ。公正取引委員会のようなところが、政策金利を動かす状況にあるときだけは、「バンカー」に対して中央銀行の指導命令に従うように目を光らせてもらいたい。「自由の名の下に」ある面で「談合」しているような姿を、まじめな起業家に映し出すのははずかしい。くどいようだが、頭の良い起業家から見て、ゴルフで喩えると、金融業は経済活動のなかの「バンカー」になっており、決して、「フェアーウエイ」を目指していないように映るのでは、申し訳ない限りである。
Jul 19, 2010
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昨日は、都心から成田空港を結ぶ、さらには、羽田空港と成田空港を結ぶ夢であった、新しいルート、「成田スカイアクセス」が開通した。(1) もともと、京成上野駅(京成本線は山手線と日暮里で交差する)からは、「スカイライナー」( 今後はシティライナーに改称)が京成本線を通り成田空港まで行っている。京急羽田駅から、京急本線、都営浅草線、京成押上線と入り青戸駅で合体している。いまでも、羽田空港と成田空港を結ぶ線路はあるにはあったが、時間がかかった。(2) また、JRが、成田駅から空港線を伸ばして成田空港に入った。「成田エクスプレス」が新宿から総武線で千葉を経由し成田空港に向かっている。羽田空港に行くには、山手線浜松町から乗り換えて、東京モノレール線を利用する。 上記の2ルートは、曲がりくねった路線を使用し、踏切が多く、かつ、人口の多い地区を通るので、停車時間が多く、スピードが上げられないという弱点があった。また、JRが京葉線を代用するにしても、海側の高架線路なので風が強い日には、運休せざるを得ないという致命的な欠陥がある。(3) もともと、北総公団線ルートは、都市整備公団が千葉ニュータウンを建設し、都市(URBAN)と郊外(RURAL)を結ぶためであり、これに成田空港への直線化アクセスの希望が加わったものである。国(国鉄・公団)、県(千葉県)、京成電鉄が株主として関わっているのだ。公団のニュータウン構想は、当初は、意外に人口流入が少ないため建設が遅れて、在来線利用で充分であった。千葉ニュータウンから京成高砂に繋がったのはかなり後の話である。北総線沿線の住民はそのため、現在は日本で二番目(一番はすぐそばの東葉線)に高い通行料を支払わないと、都心に行けないのである。日本は郵便物の全国均一料金を守っているが、こと交通に関しては独占・寡占が許されており(許可されている)、昔の関所の通行税よりひどい。この通行税が高いと怒って、だまって、関所を抜けたりすると、「キセル(二つの定期券を利用した犯罪なので適当な例示でないが)」などの罰則が待っている。おっと、また、脱線した。北総線の終点・印旛日本医大駅から新線終点・成田空港駅(第1旅客ターミナル)までの「成田新高速鉄道」(注)にはわずかに2駅が停車駅としてある。「成田湯川駅」(成田ニュータウン北)と「空港第2ビル駅」(第2旅客ターミナル)である。JRはまた、日本の中心「へそ」である、「東京駅」に都営浅草線を一部迂回させて直結する案をもっている。成田スカイアクセスは、沿線住民の期待よりも、東京都知事、千葉県知事、国土交通大臣の期待が大きい。住民の期待は別の所にもあると思わないと、民意を理解できない被選挙人と言われても仕方なかろう。民意とは次のようなものである。(1) 北総線運賃(通行税)がJR並とはいかないまでも、もっと引き下げられないか。一番でなくても良いのです。(2) 相互乗り入れや、乗換え駅でありながら、自分の路線に客を引き込むだけを目的とした時刻表設定は止めるべきである。乗降客が駅で待つ時間が少なくなるように、電鉄会社が情報を提供して、コンピューターで待ち行列が最適になるように計算しているのかを、会計検査院のような機関が、異なる交通機関をひっくるめた、交通の無駄(待ち時間の無駄)を排除する(命令とまでは言わないが)のに寄与できないかと思う。(3) 外国に行かないのに、空港内まで連れて行かされるので、本来なら不必要な、「身分」を確認されるようなことにならないか。(4) 空港内に入る必要な人と、成田市で用を達したい人の群れを分離するように、空港停車駅を、「空港外終点」と、「空港内終点」に分ける。空港外停車駅の前の停車駅では事前のアナウンスにより、「成田スカイアクセス」電車車両の前半分は、主に外国・国内出航者・同送迎者など用車両、後ろ半分は地元利用者・成田山参拝者など用車両と知らせる。空港外停車駅では、車両を切り離して、最終終点駅の空港内停車駅に前半分だけが入線する。(5) そうすることで、人の尋問などは少なくて済み、爆発物の早期発見にも資すると思う。このような、きめ細かい配慮をしないと、利用者の反発を買って、羽田のハブ化で充分ではないかという、意見が大勢を占めることになるのを懸念する。石原、森田両知事が手を携えて日本の効率的な空の利用を促進してくれること、そのことが、地域住民の福祉を伴うものであること、を切に願うものである。(注)時速160キロで新型スカイライナーが走る、京成上野駅から、改装なった京成日暮里駅を通り、京成高砂駅から北総線に入って、成田空港駅までを「成田新高速鉄道線」という。その線のうち、京成高砂駅から印旛日本医大までは従来の北総線であるが、さらに成田空港駅までの延伸部分を含めて、「成田スカイアクセス」と愛称で呼ぶ。くどくなるが、京成上野駅から終点の成田空港駅までの全線を「成田新高速鉄道線」、京成高砂駅から終点の成田空港駅までを「成田スカイアクセス」、京成高砂駅から印旛日本医大までは従来と同様に北総線という。印旛日本医大から成田空港駅間は「成田新高速鉄道線」、愛称「成田スカイアクセス」としての特別急行列車しか走っていないことになる。この間は、各駅の停車である。乗車料金は必要だが特別急行料金は無料である。朝日新聞によると新型スカイライナーは、日暮里から(都心から)成田空港第2ビル駅まで最速36分とある。あまりにも、北総線の料金が高いので、調整が難航したと思われ、ルートによって大きな差が出ると思われるので、よく検討しないといけない。
Jul 18, 2010
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昔のこと、不況であったので、別に入る気もなかったが、国鉄を受験した。幹部候補生を求めていたので、見るからに立派な青年がたくさんいたように思う。作文を書きなさいとのこと。小生は、子供時代からの「夢」を思い出した。以下は、思い出し文なので、当時よりも勝手な作文かも知れない。1.代替用・更新用の東海道新幹線として、もう一本を別途の直線ルートで造る、2.その新幹線はリニアモーターカーであり、ほとんど地中を通過する(余り速いので大阪と東京間は原則ノンストップ、停止のためには地中で圧縮空気などを使う、停止専用の引き込み線を設ける。地震大国なので隧道壁にぶつからないような防災面の備えを万全にする)3.駅ビルは乗降客の便宜のために、行政施設や商業施設などを併設する。ワンストップであらゆるサービスを受けられるようにする。線路は出来るだけこれらの併設の建造物を収用するために地下部分を多くとる、4.移動時間の短縮を考えるときに、駅への停車時間が最大のロスを生んでおり、「停車」自体が問題であると考える。例えば、複数の路線が並行して走っている場合は、その区間内は一方を特急並み、他方を各駅停車並みとするなど時短を配慮する、などというもの。相互乗り入れや、他社電鉄との待ち時間を少なくするなどは、利用者本位の考えに立っている。まるで「国鉄側の利益保護」はない作文だったので、「国鉄を紹介してくれた親切な先輩」は、とんでもない幼稚な文を書いてくれたものと、大変憤慨されたので恐縮したものだ。 しかし、ほぼ半世紀経った今となっては、第二新幹線も検討され、東京駅は多目的な商業施設をもつに至り、都内の駅では相互乗り入れが行われ、並行運転の山手・京浜東北線では停車駅のダブリ縮小など、乗降客の便宜優先の方向付けがはじまっており、「あながちデタラメ作文ではなかった」とホットしている。 まあ当時の国鉄は、小生のような「夢」だけを「稚拙に」描く人よりも、労使交渉・地域対策などのもっと重要な課題を抱えていて、それらを任せられる、精神的にもタフで、行政面にも優れた「大物人材」を求めていたのである。 旧国鉄は、線路という横に長いが膨大な面積の土地を資産として保有している。これを地中化して、地上に有効な施設を構築することにより、新たな資源を生み出すことはできないものかとも思う。鉄道フアンには地中化すると見る楽しみが減り、保線員には暗くなって復旧工事などに支障がでる、付け替え工事に膨大な費用がかかる、水害対策はどうするか、などのデメリットも多いが、区間によりメリットもでるかも知れない。ただ、経験がない、馬鹿げているとしか考えられないなどと、何でも切り捨てるのでは、「日本を洗濯してみたい」という気概の坂本龍馬に対して恥ずかしくないか。 蓮舫さんの言うように、「一番でなければいけないでしょうか?」は正しい。なぜなら、国民は「一番」の一人ではなく、2番から「1億余・番」の構成だからだ。オリンピックは1番の人ではなく、世界の国民がスポーツに参加することに意義がある。クーベルタン男爵とサマランチ元会長の違いは、理想家と興行主の違いである。一応は、なんでも「洗濯」することで本質を見抜き、真に必要なものから順に予算を配分する姿勢で良いのではないかと思う。 理想だけを考えると、超高速巨大ベルトが日本列島を走り、高速ベルト、中速ベルト、低速ベルトが全国に並行・縦横に走っており、行き先をタッグに電子記録しておくと、自動的に一人一人が目的のポイントに高速配送される時代が来るかも知れない。超未来には、旅行が、自動倉庫内の荷物移動のように、味気のないものとなるかも知れない。富士山を2度見たり、お酒を飲んで他のお客と談笑したり、時間待ちで駅弁を楽しんだり、全国すべての路線・駅踏破記録などを狙う楽しみは、その時、すべて消えるかも知れない。待ち時間を極度に最適化すると、人間の楽しみや幸福は、そのとき、最少となるのだ。そんなときでも人間は他の楽しみを探し出す、と信ずる。
Jul 17, 2010
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薩摩のシラス台地は水はけが良いため一方では水害をもたらすが、土佐では作れない良質の味の「芋けんぴ」の原料ができる。土佐では、作物としては、「米」は「芋」の遥か上に位置づけられている。酒飲みの国であるが、「米で作った酒」しか飲まない人が多い。 紀貫之の土佐日記で見るように、土佐は、オーストラリアが英国の犯罪者流刑地であったように、西南部は京の政治犯流刑地であった。四万十川市中村(もとは、中村市と言った)はまるで京風・碁盤の目の街並みであり、京風言葉である(京都の国語の先生が土佐には平安時代の言葉と発音が残っていると言って、私に発音させたが、標準語の発音練習をしていたので、ご期待に添えなかった)。また、龍馬伝でみるように、戦国時代は長曽我部元親の本拠であったものの、外様大名の山内一豊(注)がその後を家康から押しつけられた形で支配せざるをえなかったものだから、武士(外来種・山内系)が武士(土着種・長曽我部系・・とはいっても大陸渡来の弥生人で、DNAを辿れば同じだが)を支配する二重構造が生じて、複雑な様相を呈している。広大な太平洋を前にして、「剛健さは」あるものの、へそ曲がりのような意味の「いごっそう」はそうしたいびつな社会構造から生まれた気質と思う。また、京の政治流刑地であったからか、中央へのあこがれは、いまでも人一倍強いようで、東京からの転勤者には「すばらしい、住みやすい土地」と感嘆される。しかし、意外とそれはその他の県民にはそうは映らないと思う。県内では、やはり、各地に封建時代の名残が残っているように感じる。龍馬が「民のための政治体制を模索して」果たせず、その後の板垣退助で代表される自由民権運動の、先端県・土佐でもそうだから他の県も同様かも知れないが。酒でも、「武士が芋から作った酒なぞ飲めるか!」という。 しかし、シラス台地でとれる芋はまったく味が違う、べつものだ。素材を野菜に分類するのでなく、「最高級の果物」に分類すべき味である。随分昔のことである。本社で「趣味の会員」になると、薩摩のおいしい名産を四半期毎に家に送り届けてくれるサービスがあった。一升瓶で数本買ったがとてもおいしかったのが、森伊蔵である。「伊蔵」というと、小生などは地元の「岡田伊蔵」のイメージ(人切り伊蔵)がつよい。また、父が胃ガンに罹り危ないというので、地元に転勤した。支店長が「伊蔵」という珍しい名前で、「伊蔵、伊蔵」と社長達に可愛がられていたころ、薩摩の芋けんぴ分工場の近くに、森伊蔵の醸造所があり、工場見学のついでに幸い立ち寄ることができた。しかし、この果実のような素材を使った焼酎は、またたくまに、市場では手に入りにくい、「幻の酒」となってしまった。一升瓶で楽しく飲めた時代が懐かしい。といっても、脳梗塞で禁酒の命がでているので、お酒自体が幻なのだが。 余談だが、土佐では、龍馬伝の乙女ねえさんのような「男勝りの元気の良い、歯切れの良い若い女性」を「はちきん」という、べつに、「きん」がついているわけではない。また、「皿鉢料理」といって、大皿に食べ物を綺麗に盛りつけるが、土佐は女性上位のところがあり、女性が最初から参加できる酒盛りである。男どもが美人の女性を侍らせ宴会をしているとき、料理を造り、運ぶのは女性だが、それは料亭だけのこと。どっこい、家ではそうはいかないのである。また、土佐では、お酒をうける杯が「天狗、ひょっとこ、おかめ」の形で、いずれも鼻の部分に穴が空いているものを罰?に使う。「はしけん」と言ってまず3本の箸を背中に隠して、利き手の裏側に選んだ本数の箸を隠して「何本」といい、利き手を出す。相手が「・・・・本」と言って、違ったら、罰?として杯を干させる、野球拳に似ている。また、「返杯」といって自分の飲んだ杯を、相手に差し出す風習がある。衛生的にはどうかとおもうが、悪気はない。そのときは、「いや、(当方、下戸でして)どうぞどうぞ」と、自分の手に持ったとっくりの先を、ちょいと、かるく、2度ほど上に上げて、相手に杯を干してもらうように仕草で示し、相手の杯にお酒を注いだ方が無難。手酌では意地汚く、しかし自分が飲みたいものだから、杯を出していると理解してあげればその場はきわめて友好的になる。よくでる、鰹のたたきは、火で軽くあぶることで、おいしさと、病気予防を兼ねている。いずれにしても、おいしいお酒を飲もうという魂胆がみえるのだ。土佐では、一人ぐびぐびやっていると、お客が廻ってきて次々注がれて大変なので、さっとご馳走を食べて、胃の中に油分を塗って、自分からお客回りをして、返杯をさせないように、「どうぞどうぞ」と更に注ぐ姿勢で、移動することに越したことはない。廻っている間は酒は飲まずに済むし、酔っぱらった相手からは、特段の情報が入る絶好の機会を大事にしよう。一升、二升は当たり前の豪傑なら、まさに楽園であるが、下戸には下戸なりの工夫がいるのである。先述の「伊蔵」支店長のすばらしい、社交術から学ばせてもらった。 土佐は、土佐鶴、司牡丹など名酒がある。(注)本題からずれるが、如何に、一豊が土佐を支配するために無茶をしたかの例をあげる。当初、なかなか、知行地の土佐に入ろうとしない夫に、妻・千代は治世をスムーズに進めるべく親睦会を開くことを薦めた。土佐藩内の力持ちを集めた相撲大会である。しかし、それは一豊の仕掛けるワナとなった。裸のままの土着力士を、刀で全員切り捨てたのだ。家康への絶対服従のためとはいえ、夫の変わりように呆れ、怒った千代は一豊の死後さっさと土佐をはなれ、臨済宗・高僧の息子(養子)と京都で終生暮らしたという。
Jul 16, 2010
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宇宙や科学には疎い、脳梗塞の老人が夢に見た宇宙船の物語を記録する。もちろん、特許もつかない、しかし、馬鹿なやつとの非難も受けない、勝手な夢話である。箇条書きメモとして書いてみる。1.宇宙船の生存休息室内部(操作活動室は別)は赤ちゃんをおなかの中に孕んでいる母親と同じく、羊水に似た液体(例えば重水)が詰まっており、宇宙船の前後左右上下移動の衝撃に耐えられる構造で、隙間が生じない液体充填機構を備えている。2.「人間」の住む母屋では摂取する人造大気、人造栄養の類はへその緒に似たチューブなどから補給される。3.作物大部屋は、太陽光を最適な光に変換したり、LEDのような人造光で育成する。4.植物資源小部屋は、キノコ類、しゃきしゃきのもやし類などで、液体化装置がついている。5.動物資源小部屋は、南極の沖アミ類、くらげ類などで液体化装置が付いている。6.仮称ノアの方舟室:「ノアの方舟」は地球の生物を全種類にわたり、つがい一種類を選び、生きたまま運んだと記載されているが、そのような乗り物ではない。各種の胚細胞を最低一個でも保存しておけば、クローン技術で再生できるのだ。もちろん、人間だって不老不死ではないが、皮膚細胞などでも再生できる。7.宇宙船で活動している人間以外はPETとよばれる人間の親友だけが現在生かされて癒し活動をしている。生きて活動している人間などは、寿命が終わると皮膚細胞などから自己再生がなされる。他の生物は、食用として必要な以外は胚細胞として眠りについている。M13星などの生きられる環境の場所で、本来の姿に「再生」されるのをひたすらまっているのだ。8.この部屋では、自己保存本能よりも、種族保存本能、それよりも、地球同胞保存本能が絶対的なものとして優先される。宇宙同胞保存本能は未知なので生まれていない。9.動力源は、リニアモーターが使用すると同様の超伝導磁石力、はやぶさで利用済みの太陽風ヨット、イオン反発力など。10.位置の保持:独楽の力を応用したオートジャイロ機構11.主・浮動構造:主軸が円回転すると、主軸に取り付けられた数本の錘が回転する12.主・上下移動構造:主軸からのアームの角度で浮上・降下13.主・ワープ構造:主軸の位置が磁石の極反発力で、360度まで瞬間移動する14.長期移動構造:太陽風、イオンエンジンなど使用(はやぶさで実験済み)15.地球脱出方法:(1)円盤投げのように、地球を数回回って地球の遠心力を利用(推進ロケット)、(2)空飛ぶ円盤(超伝導磁石の力で錘を回して重力を消してから、上昇する、また、錘の瞬間移動で方向を変える)。この方が有効だが人類は手懸けていない。16.地球帰還方法:(1)空飛ぶ円盤を使う。重力の瞬間移動により、ジグザグな左右・上下移動を行い、加速度が付かないように、「さくらの花がひらひらと舞い落ちるような風情で」帰還する。人類はまだ手懸けていない。(2)さきの、はやぶさのごとく、空気摩擦を大量に生じさせて、そのまま、燃え尽きるようなことは二度としない。逆に空気摩擦も移動のための推進力に転用する。レオナルド・ダビンチが考案した、渦巻き状の物体は、空に舞い上がるよりも、もっと難しい地球帰還用の装置と見るべきではないのか。ロケットや宇宙船シャトルのような「推進だけを主目的にした」構造は、行きはよいよい帰りは怖いのだ。かわいい女の子が「はやぶさ」が燃えるのに涙しているのを見て感傷にふけっていてはいけない。17.人工停止衛生:現在の人間の技術だと、地球引力からの脱出には成功した。帰還には、まだ、巨額の費用を伴う空気摩擦に強いタイルを張ったシャトルだけが頼りだ。アメリカはこの無駄に気づいたのか、別の方法に移るようだ。こっそり会っている宇宙人から聞き出した宇宙船の方が本物のECOと気づいたかも知れないが、頼りない現政権では、教えてはくれないだろう。18.人工停止衛生の乗換基地パーキング化:地球脱出、帰還、さらなる宇宙旅行では乗り物をそれぞれ代えた方が良いかも知れない。環境がまるで異質なのに乗り物を代えないのは無謀である。宇宙でも万能な空飛ぶ円盤が完成しない限りは、である。19.地球大気と宇宙空間の狭間には大量のゴミが拡散して漂っている。人工衛星の残骸や、小惑星からのゴミなどで、これに宇宙船が衝突すると、砕け散る危険がある。残骸を纏めるのには磁気を付加して数カ所に纏め、その後は無磁気化し、小分けにして月などに保管する作業が優先して行われる。20.さきの「はやぶさ」帰還では、音信不通となったときに、なにか、宇宙人の助っ人がこっそり助けてくれたかも知れない。なにせ、だれも見られなかったのだから。優秀な先人生物が痕跡を残すようなへまはしないだろう。
Jul 15, 2010
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学者の意見はその依るところを見抜けないと怪我をする。大学では、前期には、経済よりも「イスラム教とキリスト教」の攻防を研究した本を原書で読んでいたので歴史が好きな学生と思われていた。後期になると、みんなが敬遠していた、超難しいといわれるゼミに入ることが出来た。いまでも、ゼミの先生が凄い先生だったからか、頭が良いと誤解されるときがある。 凄い美人を連れた男性を見ると、いい男が多いが、なかには、ちょっと違うような組合せを見ることがある。それは、あまりに美人だと、男性が近寄りがたく、おたがいが牽制し合うためであり、漁夫の利を得るような事態が発生するのと良く似ている。 ゼミの幹事長は学年トップで卒業しており、将来はノーベル経済学賞をとるであろうS君である。 高名な教授は、「君はわたしとよく似ているね」と可愛がってくれたが、先生はものすごい秀才なので、現小樽商大から招かれるようにして来られたのだ。先生の初期の論文(一般均衡理論など)は、集合論や高等数学の記号がいっぱいである。小生は、地方出身には違いないが、志望を工学部から変えたのは、英語と数学が多少好きなだけで、発想力に自分の限界を感じたため(積分記号が3つ並んだ数学で「電気」を学んだりするのは苦手である)に過ぎない。 われわれがゼミに入ってからは、先生は高等数学を使わず、もっぱら、恒等式のようなものを利用しだした。文字を上にしたり、下にしたりして、分数のような経済変数の概念を創り出し、その積をいくつか組み合わせるのである。素人の学生から見ると、どうみても恒等式なのだが、よくみると、その中には、変数であると思われるものと、短期的には、統計学的にみて定数と考えても差し支えないようなもの(それが万一動くときは「シフト」するものとして扱う)が混ざっている。先生は、頭の悪い小生がいるので、多分、理解を速めるために、そのような簡単な表現方法を取り始めたような気がした。多次元の表現を、2次元(それにパラメーターのシフトがあるので3次元)で説明するやり方は、小生の頭の悪さに対応してくれたものと感謝している。 また、ゼミでは、有名な女性経済学者(ノーベル賞)のテキストを原書で読み合わせたが、マルクス、ケインズ、等々について、どの変数の組合せを重要視したから独自の理論(剣道の何流に近い)ができたか、というもの。従って、その学者の焦点(選んだ変数の組合せ、選んだパラメーターなどとまるで数学である)がどこにあり、どこの部分をよく説明できるが(経済政策に応用できるほど国民に理解させやすい)、どこの部分はよく表せない(理論上の限界があり、他の学者派閥との紛争を抱えている)などが、短期間でマスターできるものであった。 そんなとき、大学院の聴講ができる機会があった。著名な教授が、友人の世界的な経済学者を招いて記念講演を設けた。その人の名はラーナー博士である。講演が終わって、質問の時間となった。先輩達は素晴らしい講演を生で聴けて感激している。だれも質問しようとはしない。ついつい「学生の身分」で、手を挙げてしまった。司会者の教授は、「学生さんだね、日本語で良いから言ってご覧。私が同時通訳するから。」小生が、母国語の日本語でもたどたどしく、「ラーナー教授は利子論の大家であられます。昨今、利子や利潤が大幅に低下しています。技術進歩を引き出すような、インパクトのある利潤が生まれてこない時代には、有効需要を喚起するには、どうしたらいいでしょうか?」などといった素朴な内容を聞いたような気がする。自分の乏しい知識では、博士がなにか「利子論」について書いた論文を読んだような気がしたので、折角だから、なにか質問しなくては、と思ったのだ。 とたんに、「つるの一声」が聞こえた。「ラーナー博士はお忙しいのに、私との研究のために、本学にお見えになったのである。つまらない質問に答えるために来たのではない。学生は外に出なさい。」間髪を入れず、同時通訳を聞いていた、ラーナー博士の優しい声がマイクに乗った。「まあまあ、都留さん。そういえば、私が若いころは、金利を研究していました。たしかに、いま学生さんが言ったようなテーマで論文を書いたことがありました。幸い、特に質問がないようですので、すこしそこに重点をおいて、最近のお話しをしましょう。・・・・・」 ラーナー博士のそこのお話は、「つるの一声」で衝撃が走り、あまり覚えていない。あとで、ゼミの先生からは「君が大学院生の質問がないなかで、突然に質問したのには全く驚いたよ」、と優しく言われホットしたものだ。 いまでも、酒を飲むとき、同席していたゼミテンが「つるの一声」とからかうのである。つるはつるでも、都留重人教授のことではあるが。
Jul 14, 2010
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今や、ワールドカップの占いとしてドイツのタコ君が「当たる」ので大人気。ドイツの敗北も当てたので、逆効果で殺されかねない状況にある。これを見ていると、「占い」の本質からずれている。ドイツに住む人間は、「タコ君がドイツに賭けてくれた方が、あたるよりも、「可愛い」のである。もっとも、タコ君に「君が食べた右のアワビは「勝者を示す」もので、食べなかった左のアワビは「敗者を示すもの」とのテレパシーが伝わっているとも思えない。単に、捕まえやすい方から食べるとか、太っていて美味しそうとか、美味しそうな臭いがするとか、タコ君の本能がそうしたのかも知れない。「選ぶ基準が相手に伝わらないのに、どちらを選んだから君は凄いと勝手に判断されるのは、「タコでなくとも、ハタ迷惑なことだ」。タコは、不気味なものと思われて、食しない国民もいるが、「頭脳」は頭だけにでなく、足の付け根にもある、非常に頭脳明晰な生き物なのだ。また、足には凄い力を持っている。クラゲはいろんな形態に変化して、自分が生存できる状態に変化でき、爆発的に増殖する。足はブラブラだが、強力な毒を持っているものもいる。宇宙人は重力がない場にいるから、足の力は要らないのでタコかクラゲのような形に描かれるが、どちらが近いのだろう。頭脳からみて、タコ君の方が、恐竜が滅んだ先史時代にも生きながらえて、ナスカの遺跡などを造り、宇宙に旅立った本人(または、海底深く潜って生き延びることができた別種)ではないか、と小生は勝手に疑っている。ナスカの宇宙人をよく見ると、頭や口、あたりはタコか、クラゲのような形に見える。ナスカの宇宙人は地上絵で一番重要な部分を占めており、いろんな動植物の代表選手のように見える。石油ができたのは小惑星が地球に衝突した、はるか彼方の先史時代である。そのような地球がひっくり返るほどの過酷な時代を地球は何回か経験している、と仮定すれば、学者達が言っているのは、人類の誕生後のほんの短いスパンにすぎない。人類以外の動物が栄えて、それが石油となって消えた長いスパンについてはどうだろうか。石油にかわった動物はどんな形であったかはDNA的に解明されていない。一部の動物は石油になる前に、地球を脱出して、宇宙のどこかに住んでいるか? どこかとは、M13、M5球状星雲などと言われるものか?はたまた、シーラカンスのように脱出できずに、深海に逃れて生き抜けたものもいるかも知れない。深海タコや深海クラゲの解明は?少なくとも、ナスカの地上絵を宇宙衛星でもう少し精緻に調べてもらいたい。宇宙に向けた望遠鏡になにか見えないか?も。あったら大変だが、人類の有史以来、小惑星は地球に衝突せずにすんでおり、これらの先史動物がなにか貢献してくれていないのだろうか?米国政府は「宇宙人」とすでに連携できているなら、同胞として教えて欲しい。これらのことについて、第二の「はやぶさ」がもっとも、自前で頼りになる希望の星であると期待したい。
Jul 13, 2010
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日曜日から月曜日にかけて孫を連れて、久方ぶりに箱根旅行にでかけた。 激戦が予想される参議院選挙の投票は、小生は期日前投票を公民館で行った。家内は、当日の早朝に投票所に立ち寄った。 孫娘は機関車などの漫画や、乗り物が大好きである。新宿から小田急・最新型ロマンスカーで母親と乗車させたが、われわれは、いち早く東名高速道路、厚木・小田原高速道路のルートを辿り、箱根湯本駅で落ち合った。早く着いたので、老舗の鈴廣博物館でおいしい蒲鉾を味わうことが出来た。ロマンスカーはリザーブしていたので、快適な楽しい旅だったらしい。親子、浮き浮きとエスカレーターで上がってきた。 箱根湯本からは、「高速道路無料化社会実験中の箱根新道」を箱根峠までほぼ直線で登った。やや混んでいた。峠に近づくと、お天気が怪しくなり、霧が立ちこめてきた。芦ノ湖南端の元箱根に降りて往復切符を買い、「海賊船」を待っていると、濃霧の中から本物の海賊船と見まがうばかりの帆船と、海賊の姿が現れた。湖尻まで行くと、悪天候なのでこの帰り便で打ち切りという。別の型の木造海賊船に飛び込んだ。湖の真ん中で、ガタガタガタと大きな音がして、エンジンが止まった。濃霧で前・後は何も見えない。しばらく、不気味な静寂が訪れた。何とか元の出発地に着いた。箱根関所に行ったが土砂降りで入場はあきらめた。 宿について熱い温泉に入ってやっと寛げた。食堂の入り口に大きな油絵がある。美しい女学生が椅子に座って寛ぎ、読書をしている。聞くところによると、おじいさんが孫娘を描いたもの。女学生が無防備に寛いで見えるのは、絵師が自分のおじいさんだから。その後、孫娘は優秀な外交官となって、結婚まで、しばらく国連で活躍したという。 夕食には、お酒が欲しいところだが、医者から飲酒禁止を命じられている。選挙結果を見入り、ワールドサッカーの決勝戦を見た。選挙結果を見ると、日本国民は政治家に仕事をさせないくらい、ますます強情になっているのがわかる。国民を侮って、無意味にしゃしゃりでると、痛い目に遭うのだが、ついつい、偉くなると、立つ場所を勘違いしてしまう。純情な政治家達である。可愛いい、といえば可愛いいのだが、プロにはそれが許されない。ただ、この程度のミスで全体を危うくするような、政党としての危機意識の無さでは、「現在の政治家には本物の政治家はいない」と、国民に嘆かれても仕方がなかろう。 翌日は、また、土砂降りである。公時まんじゅうをいつものように買った。乙女トンネルを抜けても、いつもの霊峰・富士はみえず、道路端の美しい紫陽花だけが濃霧の中に飛び去って行く。御殿場アウトレットでみんなが買い物をする間、小生は外車の中で昼寝した。 大昔、箱根に来るのは、スケート(後楽園スケート・ボウリング場)をするためであり、その後は、その跡にできたテニスコート(箱根湖畔テニスコートなど)や、テニスの後の酒宴(めいてい)のために来たものだが、脳梗塞になった今は、リハビリをしながら子守をするくらいのものとなっている。
Jul 12, 2010
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官庁の研究所(経済)に出向いていた、若くてもう少し髪があった独身時代の話である。自分の無能力を全く解せずに、ただ、意欲と馬力だけで仕事を楽しみとして、昼夜押してきたものだ。帰宅時間が、朝の2時から3時は当たり前の仕事(朝はやや遅く出勤するので、今で言うフレックスタイム制に近い?)が2ヶ月おきにやってくる。涼しい部屋でパタパタパタとカードが高速で吸い込まれる大型コンピュターの音だけは慣れた。それが空いているのは深夜なのだ。GNPの構成要素を推計する方法がエリザベス女王の頭文字と同じ(QE)なのが気に入っていた。しばらくして発表される確報値(積み上げ)に対して、007のように的を確実にシュートするのが目的なのだと!深夜は「電算機」の順番待ちとなり、統括官(素晴らしくスマートな学者先生)が、「仕事の順番待ちで喧嘩するほどに、元気で熱心なのは良いことだ。」というほど、張り合ったものだ。夕方までが、データ集めと整備(パンチカード依頼)の時間だ。推計に使う基礎のデータを作成している所轄官庁から発表直後の真っ新のデータをもらわないと、「速報値」を超高精度には推定できない。たくさんのデータを使うので、たくさんの官庁・機関のデータ源を知ることが出来た。極度に多忙な1ヶ月が過ぎると、他班のキャップが数学の教授であるので(我が班のキャップも数学者であったが直属上司では習いにくい)、空いている時間に、若者達が集まって教授に、仕事に必須な数学(盲目の数学者の美しい数学などもあった)を教えてもらった。あらためて、数学のおもしろさに気づかせてもらった。難しいと思ったら、数学は苦学になるが、「解くカギ」を教えてもらうと、不思議と「綺麗に解ける」ようになる。役所にいたのでそのような名の人が主役の映画を思い出すが、「ダンス教室」ではプロの先生と踊ると巧くなったような「気がする」・・小生の水準は先生がいなくなるとまるで踊れない!「出題は基本的な仕組みを理解しているか、を試すのが目的である。時間内に解けるように出題は設定されており、解けないような意地の悪い(きたない形の答えがでる)出題はあまりない。回答者が間違った道に紛れ込んだ場合にだけ解けないことが多い。」と、いうことである。ちなみに、ほんの少し問題をいじったなら、例えば0を1や、1を2に代えただけで、もう解けないこともある。どの数学の先生も美しいものを好むように思う。その先生は、すこぶる“DANDY”であった。 そんな時、ある会社の名前を表す「トレードマーク」の応募があった。富士通である。FUJI・・・をみていると、「不死身」とか「無限」などが浮かび、積分記号の「0~無限大」の記号が目に浮かんだ。「無限大」のマークを弄っていると、どこに置くかで感じが変わる。やっているうちになんだか無意味なことをしているように思えた。なぜか、恥ずかしくなった。応募は取りやめた。友人が小生の取り止めたものを参考にして応募した。小生がやっていたものとは違うかも知れないが、よく似たマークになっている。だれも、「ふじ」から「不死」、それから「無限大」のマークを考えるのだな、と今でも富士通のマークを見るたびに気恥ずかしい思いが込み上げてくる。
Jul 11, 2010
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四国の山村の小学校。北村寿夫の「笛吹童子」を親父が買ってきて、学校で読んでいると、みんなが面白がるものだから、先生が、休み時間に少しずつ読んでくれて楽しみであった。先生は、もう亡くなったが、小柄ながら、短距離の選手で、奥さんは中学校の先生で、すごい美人だった。男先生があるとき言った。「自然のもつ力のなかで、すごいと思った力を子供が純粋な目で見つける。何に応用したいかを見いだして、科学者が実現する。子供と大人が、将来を先取りする大プロジェクト(今で言うコラボレイション)があります。ドイツの研究者のグループが、きみたちの夢を、君たちが大人になる前にそれを全力で実現してくれるかも知れません。テーマを見つけてきてください。先生がそのテーマをそれぞれ応募します。だれのものでもない提案となりますが、将来科学者となってドイツに行けば科学者が全力でみんなのために取り組んでくれていることがわかるでしょう。」と。めずらしく、宿題がでた。先生は怒るとき、鞭で叩く。しかし、そのあとで、みんなは鞭を持たされ、先生を叩くはめになる。泣き泣き叩くことにならないよう、みんなは先生を怒らさないように静かにしている。わたしのテーマは次のよう。1.「高速で廻っている駒が倒れないのは」2.「ハンマー投げ(鎖で繋いだ丸くて重い球をなげる、現在なら室伏浩二)でぐるぐる回っていると外に引っ張られる力が生じ、放すと外に飛び出す力」3.永久磁石のSとNを近づけるとくっついてはなれない。逆に極同士をくっつけようにもくっつかないすごい力。そして、応用したらいいと思うのは、次のよう。1. どんな場合でも、安定しているので不安定な局面でも姿勢を維持する装置。2. 地球には引力があり、それから、飛び出すのができないが、回転するものが遠心力を持つならそれを利用すれば地球から脱出できるのでは。宇宙円盤もそれで飛んでいるのではないか?3. 磁石の同じ極同士に反発力があるなら、どんな重いもの(重力である)でも運べる装置はできないのか。磁石の同極が反発するのはわかるが、永久磁石の大きさ、形状などはわからない。また、磁石が小さいと反転してくっついてしまう。 20年前のこと、ドイツに行った同窓生が、見学先のある研究所で、日本の山村からの子供の提案が実現されている面白いことを発見したという。あんたではないかと笑われたが、大勢が提案したので、おなじような提案はたくさんあったと思う。おもうに、その発想はドイツの研究者が次に生かしてくれたようだ。1. は姿勢制御装置のオートジャイロ2. は宇宙船の地球脱出まえの旋回から、ワープへの動き3. リニアモーターカー である。真夏の夜の夢である。脳梗塞で子供に戻ったのかもしれない。空飛ぶ円盤(宇宙船)だが、円盤の外にまるいものが沢山ついている。あれは錘のようなもので上下に移動できる。前後にも。それを高速回転させると重力はゼロになる。その回転の力の方向を磁石で一方にワープさせれば、どこにでも行ける乗り物ではないか。回転の力は当然磁石で生まれる。そのような、ECOで便利な乗り物をドイツの科学者さんは開発してくれませんか?タコかクラゲの生物が地球を救ってくれるまえに!
Jul 10, 2010
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明治生まれの圭さんが工業高校の先生で、特許をたくさん取り、教え子達と「ベンチャー企業」を立ち上げた話をもうすこし記したい。内燃機関(エンジン)を利用するというもの。一つは、ガッシリした自転車にエンジンを付けたもので、いわゆる「原付自転車」(今で言うパワーアシスト電動自転車のエンジン版)である。当時は「ブルーバード」(幸せの青い鳥)が商品名。親父が校長時代の通勤バイクに使用し、休日には鮎釣りに連れて行ってもらったものだ。振動が激しく、掴まっているのが大変だったことが思い出される。(余談だが、親父は、「鮎は縄張りを守る習性があり、囮の鮎を近づけると、鮎が体当たりし、囮の鮎に付けた鉤針が鮎にかかる漁法・友釣に限る」という。親父の知人が、「木箱の底にガラスを仕込んだ水中透視器を使い、泳いでいる鮎を、空洞の竹から、3本の鉤針が付いた糸を操り、引っかける漁法・覗き釣り」を嫌ったものだ。)もう一つは、ボートにエンジンを付けるもので、「舶用船外機」である。「浦戸湾を守る会」の会長であり、本当に海を愛した男だけに、動力ボートに乗って嬉しくてたまらないような、写真を見たことがある。しかし、この二つは、売り出しはじめは評判だったが、大手企業が参入し、販路、デザイン力、資金力などでの対応が大変だったのか、それとも、爆発的な購買層の増加で公害をもたらし、「自然との調和」を重んじる社長が自分の方針にそぐわないと判断したのか、他社に譲渡してしまう。日本工作機械メーカーにも名を連ねているのは、フライス加工機である。素人の小生には、工場に行くと、大量の特殊な鋳物の固まりがあるのに驚く。鋳物は長期に契約した、特殊なもので、これが命という。金属の「巣」は論外である。金属(材木はもっとひどいが)は、よく寝かせないと、「歪み」がでる。歪みが出ないと分かったときに、工作機械の本体を支えるベッド部分を削り出すそうだ。ワインを長期寝かせると極上酒となるのに似ている。工作機械の精度が、それから造ったもの(一般機械器具、部品)の精度を決定するのだから、高精度でないといけない。工作機械も、工作機械で造るので、その親工作機械(マザーマシンという)が超高精度の基を決定する。圭さんは、教師として、いかに精度が大切かを教えており、それを具体化した。また、工作機械で造るものは、単品生産のもの、や複数・量産するものがある。単品のものは、おもに工員の高度な技術によるが、後者のものは、同じような工程から自動化が行われる。自動化には、コンピューター制御(以前はパンチカードなどで制御)など、「先端技術」が応用される。当初は、圭さんはコンピューター化のなかでもそれに飛びつこうとはしなかった。小生が「みんな自動化に躍起となっていますが、おたくは遅れていませんか?」というと、なぜか、かすかに笑っていた。その後、工場見学させてもらったとき、できあがった工作機械は、生き物のように、流線型に見えてゴツゴツとしてなく、動きも極めてスムーズであった。コンピューターは最初伺った時には、まだ、動きが幼稚な時代にあった。しかし、その後の急速な技術進歩により、「使用するに足るという水準にまで達した」と圭さんが判断したときに、「機械とコンピューターを結合」させたのだ。「自然との調和、人間と機械の調和」が基本の社長方針から、人間にやさしい機械操作を優先させ、機械は人間が使うもので、機械が人間をつかうものでないことから、機械がだれでも使いこなせるような水準にまできたときに結合させたのだ。工員の高い技術は機械任せだけでは維持できなくなる。工員の高い技術があってこそ、日本の超精密機械技術は生きられる。現在は、優秀な機械が中国など東アジアに輸出され、工場立地が外地に移り、日本の空洞化が叫ばれているが、彼のような人がいたからこそ、なおも日本は高い技術の水準を保ち得ているのではなかろうか。圭さんが亡くなってから、HPをみるとLED関連会社があるようだ。最近のNEWSでは、ECOからみて白熱灯に比較してLED灯がもてはやされている。しかし、LEDはいろんな性質をもっていると、NHKでも他社の新製品を取り上げている。たとえば、超高速の検査機、高栄養の農産物育成器など。圭さんの意志を継いだ経営者ならば、もっと自然とのかかわりを探して欲しい。たとえば、南太平洋の島では、赤い海水の浅瀬に、深海魚が生きている。赤い海水は、光を通しにくいので、深海と同じ環境を創り出す。深海でしか卵を孵化させない鰻などを産卵に導けないものか。水産部門が、圭さんが求めた自然との関わりから、「飛躍する時」を待っているような気がしてならない。脳梗塞を治療中のため、多少ふらふらしてきたので、筆をおく。
Jul 9, 2010
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「消費しろしろ」と日本政府はやっきである。景気対策は再び国民が豊かさを取り戻す手段なのだが、それが本命かのよう。しかし、外国政府要人達は核心をついている。日本については、景気対策で余り心配をしていない。アメリカ、ヨーロッパなどは国の借金が大きく、景気対策をすればするほど借金が増える。借金というと、貸し手があるが、「他国に依存した借金経済」なのだ。日本の借金のほとんどは自国であるから、いわば、資金の自給自足である。前島密が構築した制度(国民がなけなしの貯金を、タンスでなくを郵便局に預け、その運用を郵政省が、大蔵省資金運用部にその時代、時代に望ましいと考えられる分野に重点的に貸し付ける(傾斜的資金供給)方式で明治時代の諸外国に追いつけ、追いつけでやってきた。官僚も一生懸命に努力した。高度成長が過ぎた今は、資金がだぶつくような事になってはいる。投資機会が簡単に見えない時代に入り、投資利潤が低くなり、金利水準は下がった。特に、景気対策のための刺激が、ケインズのいう政府投資の乗数効果だけでは難しくなり、市場金利を0近くに誘導してもLIGUIDITY TRAP(流動性のわな)にはまったままである。市場金利を政策金利で0に誘導するものだから、国民のなけなしの貯蓄は、タンス預金よりも泥棒にとられないだけましな状況で郵便局・銀行に預けられている。特に、年金生活者は年金以外にこれといった収入はなく、「年金の金利で、なんとか生きていきたい。」と退職前に胸算用をしていたのが、「パー」である。また、その年金も、「若い人が支えていくのができなくなったので引き下げる。また、介護保険も年金から直接徴収する。さらには、「後期高齢者」として邪魔者扱いされる(多少ましな表現となったが、僻みからか「意図・余分に生きるな!」だけは分かったような気がする)」。資金調達面は、郵便局がかつて存在した、あらゆる僻地までカバーして外国政府要人も羨む高い貯蓄率を維持することが重要である。供給面では、郵便局がもっていない「ノウハウや人材を管・民から導入すること」が重要である。現在は、「官僚」がなんでも悪いとマスコミが採り上る。国民は操られ扇動を真に受け、喝采する。官僚も同じ国民であり、明治時代には日本を引っ張ってきたという、高邁な意気は持っているとおもう。官僚出身で政治家になった人が、官僚をひっくるめた悪口をとくに言うようにみえるが、官僚には優秀な人材が多い。不況の時代であり、誰がその職に就くかは、管であれ民であれ、適材適所で配置するのがいいのであり、不適な管が居座るのはごめんこうむるが、ただ、民であればいいというのは安易すぎる。例えば、隣に新築の家が建築中である。そのため、冬場は日が当たらなくなり、高さ制限を超えているようだから調査してくれと、行政に言う(トップまで見るのでメールが効果的である)と、「行政の自由化」以来、建築基準法の検査が民間へ委託されたため、行政は口出しが困難になっている、という。委託先の不出来は行政が監理すべきだ。「行政の自由化」は、単に仕組みが複雑になっただけで、「たとえて言うと、ゼネコン、下請け、孫請け」のように、管が表面だけ丸投げのゼネコン並になったようなもの。管理責任は行政ではないか。あらたな無駄を創ったに過ぎない。「行政の自由化」は一つの流れではあるが、いまも日本を支えている「大事なビルトイン制度」をただ言葉上どおり、「ぶっ壊そう」という(そう聞こえる)のは、外国からみても、おかしな、「切腹」話に映ろう。外国からみて、他国政府が、「罪より利益のある者」に、「切腹」を命ずるのは、競争上、誠にありがたいことである。坂本龍馬なら「このような隙を創るな!」と叫ぶだろう。ただし、くどくなるが、制度自体から甘い汁を吸うような「偽官僚」がいることには、水戸黄門ならずとも、印籠を見せねばならぬ時はある。「官僚」は日本の政治経済を西洋並みに高める(いやそれ以上の、民のための福祉国家を創る)ことに、心血を注いできた時代があったのを忘れてはならない。マスコミ(や政党)は市民の側に立つことを、「視聴率」や「内閣支持率」などに向けたがる。このような、瞬間的人気にのみ評価の支点を置いていると、古代ローマが没落、崩壊したように、(貴族の)衆偶政治と同じ道を辿る。そのようなことにならぬことを祈るばかりである。
Jul 8, 2010
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1. YAMADAアンシンセットなるものの購入 コジマ電器で買った日立WOOO 50インチプラズマディスプレイの保証期間が切れており、具合が宜しくない。ネットで見ていたら、「YAMADAアンシンセット」という商品があり、大型家電長期保証が見つかった。自社店舗でも他社店舗(自社扱いのものに限定)で買ったものでも、「YAMADAアンシンセット」を購入すると、長期保証制度が適応できるという。家電メーカーは、製造してから本体の故障が発生したら、1年(パネルは2年)までは無料で保証する。もちろん、製造後に、設計上や部品の構造上の欠陥が見つかった場合は、メーカー責任なのでリコールで全額弁償しなければならない。メーカー保証責任期間を越えるたときの保証は、販売店が販売する「長期保証」を購入せねばならない。NETで申し込んで、初年度会費を電子振り込みで行い。YAMADAからの書類の到着を待った。しばらくして、送付された書類を見ると、納品書、アンシンセット・ポイントカード、商品割引券(2ヶ月毎に利用可能な、アンシンセットとほぼ同額の綴り券)、それと継続が前提なので「契約更改時の銀行等自動振替依頼書」などである。「契約更改時の銀行等自動振替依頼書」には「銀行届け印、本人署名、申込日付など」を記すよう指示がある。「申込日付」はなぜか、書類が到着した「日付」にせよとある。金銭消費貸借契約の契約では審査などが終わってからの契約なので申込日とは異なるものの、申し込んだ日ないし、YAMADAが入金確認した日付でいいはず。なぜなら、すでに「商品の代金」は支払い済み、契約の実態を示すポイントカードが到達している、契約更改のための自動更新で必要な銀行での確認や引き落とし証明は1年後に必要なことへの準備である。手続きに時間がかかりすぎ、他方では、大型家電の修理を頼みたい状態なので、本社にまだ修理は頼めないかと聞いた。本社は、すでに一週間はすぎているので、フリーダイヤルの「アンシンセット」担当に連絡したらいいとのこと。「アンシンセット」担当者に電話すると、日立のサービス部門から電話があるので「次の4桁の数字」を知らせなさいとのこと。電話が鳴った。「アンシンセット」担当からだった。あなたの、申込について確認したが、手続きが終わっていません。手続きが終わっていない状態では、修理の受付は出来ない、という。本社は常識的に対応してくれたが、「アンシンセット」担当は、より細かい指示を受けているらしい。ガン保険のように、加入者には告知義務があり、すでにガンと類似した病気で医師にかかっている方は受け付けません、というように感じる。「アンシンセット」には、「契約成立後でも、YAMADA側には入金確認後の2週間のモラトリアムがあり、「その後の故障でないと、この契約は効力がないのです」、とでもいうのか。どうしても、納得がいかないので、「それでは、消費者として、この「新品」は欠陥商品なので、返品するという手続きは可能か。」と尋ねたら、「銀行口座など」を教えてください、と。個人情報の保護の時代に驚くばかりのお尋ね。小生の銀行口座の書類は、貴社で確認中のであり、それをご利用下さいと伝えてある。あまり、YAMADAと口論すると、小生の脳梗塞はますます悪くなるのでやめた。ついに、コジマ電器に家内が電話した。「購入されたプラズマTVはメーカー保証が切れているが、コンピューターで確認すると、長期保険に入っていますので、差額だけでいいはずです。日立のサービスマンを差し向けます。」やはり、オーナー社長みずから、「やすさ日本一」にこだわる会社は、サービスでも一流だ。「保証書やレシート」を見る前に、買ったところにまず相談すべきだった。原点の反省!2.スーパーポイントは「ポイント」として差別化商品ならず 楽天市場で、2点(乳母車、HDD&DVDレコーダー)買った。VERDIAを買う際に、スーパーポイント・キャンペーンがあるのに気づき楽天カード会員になった。VERDIAの購入は、当初の「銀行振り込み」を「楽天カード」に変更したのが、つまづき。楽天カードへの申込でキャンペーンに参加し、それを利用した商品の購入なので、5000ポイントが得られる、そして、ヤマダWEB。NETとおなじ程度の値段で買える、とおもった。しかし、いろいろと難しい問題が出ている。最初の2000ポイントはもらえるらしいが、なにか、条件が付く。あとの3000ポイントは新たな商品購入が必要だ。脳梗塞の老人には、「いろいろの商品が、有利に見えて、実は、消費者には優しくない商品である」との結果に、嘆かわしく映るばかりである。欲を出しすぎの反省!
Jul 7, 2010
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小生が、パソコン上で使用している名簿はいろいろある。個人の、エクセル形式での名簿や「筆まめ」のソフトで作った名簿。これは、外部者の自宅への(NETも含む)侵入なしには、秘密は守られる。しかし、次の名簿の管理はインターネットに繋がっているので、実質的には、事業運営者などに任されている。非公開グループHP(例えばYAHOOグループ)のメンバーリスト、「GMAIL」の連絡先、「楽天グリーティング」のアドレス表などである。これらは、常識的には、個人情報の守秘義務から守られているはずである。しかし、GMAIL(やYAHOOメール)で迷惑メールに振り分けされるものは、どこでアドレス情報を得たのか考えると不思議である。たしかに、いろんな有益サービスを受ける際に、チェックマークを外すのを忘れていると、いろんな所からPRメールがくるが、自己責任(注意不足)なのでこれは仕方がない。膨大な宛先をパソコンで作り出して送るのは費用対効果からみてもあり得ないので、名簿を買うという「闇のルート」があるに違いない。振り込め詐欺もそれらを利用して絞り込めば、確度は高くなる。あえて閉鎖的なHP(無料)を仲間のために選んでも、だれも信用せずに、自分で作ったHP(有料)なら信用するというのでは、経費をだれが負担するかという、新たな問題となる。余談だが、楽天グリーティングのアドレス表は、「読み用のカタカナ」などのKEYがないので、SORTできない。たくさんの変更アドレスを首っ引きで訂正していくことになる。システム的には、個人情報が扱いにくい構造であるが、そんな程度の困難さは、利用者自身の不便にすぎず、悪意のあるアドレス取得者にとっては何ら問題ではない。いずれにしても、何らかの公的ないし民間機関が事業者の個人情報保護について、しっかりとした取り締まり方針を示し、振り込み詐欺まがいの迷惑メール業者を取り締まってもらいたいものだ。
Jul 6, 2010
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通常のメールの使い方は、「宛先」に、「通信したい相手のアドレス(単名)」を書く。相手が大勢だと、仲間内では「CC」欄にズラズラとアドレスを並べる(グループ名に登録しておけば簡単)。仲間でない人やプライベートを好む人が混ざっているときは、「BCC」欄にズラズラ並べる。「宛先」には、なにも書かないとnon-replyと表示され、厳しい設定を相手がしていれば「怪しいメール」と自動的に判断され「迷惑メール」に振り分けられ、誰も見ない。「宛先」に「大丈夫な人の宛先」をかけば、「大丈夫な人へのメールが、小生に届きましたよ、ご注意下さい。」と、友人からボケが来ていないか注意しろとの意味が伝わる。結局、自分のメールの中身の確認もこめて、「送信者本人宛」とするしかない。小生は、昔からYAHOO!JAPANのメーリングリストを使って、ゼミ友達と通信する「管理者」になっている。みんなは「グループ名」宛に送信すると、昔の掲示板にあたるように、「グループ名」からの個々の通信が発生する。友人達は、「グループ」を閉鎖的にしているので変な人は入ってこないし安全なので、このままが一番良いと言っている。ただ、いろんな「グループ」に入っているらしく、間違って他のグループに送信して恥をかいたそそっかしい事態はたまに起こっている。YAHOO!JAPAN「メーリングリスト」は、その後、発展して、「ホームページ」をもち、ホームページの中で、メンバー管理、アルバム管理、いろんなDATAベース管理などができる。しかし、YAHOO!JAPAN では、ホームページを見ることが出来るメンバーは限定している。見られる人は、YAHOO!JAPAN に「ニックネーム」を登録した人だけである。友人にはこの登録には抵抗がある人がほとんどだ。登録した人でも、トレースすると、ホームページを閲覧せずに、メーリングリストだけを使用している。ノーベル賞を受賞するかも知れない友人も登録しない。管理者が、独断で「ニックネーム」を代理作成する手段は講じられていない。閉鎖的だが、仲間には開放しているホームページに何を用意しても、この「ニックネーム登録」が邪魔をしている。個人情報の保持が原則である時代に、「ニックネーム」のような、「アラウンド」の情報を「必須事項」とするのは、いかがと思う次第。仲間には、まじめすぎる人が大半であり、小生のように、「アラウンド」の人間しか利用できない「NET社会」には改善の余地がある。
Jul 6, 2010
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国立市に住んでいた頃、近くの多摩川へ子供二人(幼稚園)とよく出かけたものである。一応格好だけ付けるために、長竿と、投げ竿2本もった。餌は川にいる虫や、庭のみみずである。水嵩はほとんどなく、魚がいそうな場所は見あたらぬ。せいぜい、メダカぐらいいるのか。玉網で、やや水流の速い岩の隙間をさらってみたが何もはいっていない。遠くから自転車に乗った、風体の冴えないお兄ちゃんが近づいてくる。「遊漁料を組合から委託されて徴収してまーす。子供さんあわせて、3人いるので1500円です。」と。小生は、「釣れるような所がない。水遊びさせているだけだ。遊漁料は釣れるところで取るならわかるが、全く釣れない。釣りの楽しみがなく、組合は徴収する資格がない。あなたは、一体、漁協の徴収員たる証明書を持っているか。」と聞くが、金をくれと言うだけ。あまりに強引なので、子供の前で喧嘩はできず、渋々と支払った。自宅に帰って、件の「多摩川漁協」へ電話したが、いつも不在である。土曜、日曜と同じように監視のお兄ちゃんは来る。昔、親父がよく鮎釣りにでかけ、「鑑札」を腰にぶら下げていたのを見たが、こんな、なにも釣れないところで、また、子供をあそばせている程度なのに遊漁料を寄越せとはあきれた話である。最近、多摩川漁協の「内水面漁業規則」を見ることが出来た。入漁料は支払うべきもの、と書いてある。しかし、こどもは無料、それに年会員には割安な料金設定がある。当日会員への徴収者はどんな服装の人で、その徴収員掌はどのような形か、年会員の手続きはどこに振り込むか等不明である。結局、監視のお兄ちゃんは、子供は無料なのに大人と同じ料金を徴収したうえに、年会費を選ぶ方法を教えず、自分の身分を明かすものを何も持たずに、いたことになる。「お兄ちゃん」の小遣い稼ぎを許した漁協にも憤慨したものだ。かなり前の出来事であるが、振り込み詐欺よりは、まだましな犯罪であるが、騙された方は、同じく腹立たしい。余談だが、土佐の高知の横波半島で渡船料を支払い、海釣りをしたことがある。筏(筏の四隅から海底に向けて、長いロープのついた、アンカーを4つ下ろし、ボクシング・リングのようなところで釣る方式。揺れがすごくクーラーをロープに縛り付け、自分も落ちないようにふんばり、救命具を装備している。)の上での戦闘状態である。大きな「かわはぎ」を釣ったのをみた漁船が近づき、「その、かわはぎは俺たちが放流したものなので寄越せ」、という。遊漁料を支払っていないので、「仕方ないか」と思ったが、相手の魚船が大波で「筏リング」に近づけず、諦めて行ってしまった。その直後に、「筏リング」のすぐ下を、1メートル近くある、おおきなヒラマサが悠然と泳いでいるのに気がついた。急いで竿をその方向に投入した。「食い」の反応はあったがプツーンと音がして、しばらくして「錘の鉛」が海から飛び出し、小生の爪に当たり痛かった思い出がある。目を直撃しなかったのがせめてもの慰めであった。そのときの小生の釣り竿は「グレ竿」であった。遊漁料を支払わず、「かわはぎ」を釣った罰があたったのかも知れない。
Jul 5, 2010
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東北道・宇都宮ICから高速道路で日光・東照宮へ、さらに奥日光に行くには「第二いろは坂」を登って華厳の滝・中禅寺湖・、竜頭の滝・戦場ヶ原・湯滝・湯の湖となるが(さらに、冬は閉鎖される「金精道路」を抜けると「日本ロマンチック街道」に通じる。) 他方、いろは坂に登らず、清滝ICで出て、バイパスを左に折れて、122号線の山道を進むと足尾町に入る。観光トロッコ列車に乗って、閉山となった坑道に深く入り、昔の掘削跡を見学するのは楽しい。ここには土木鉱山用機械および銅製錬をメイン事業とする大手・古河鉱業(現・古河機械金属)所有の鉱山(閉山)がある。以下はウイキペディアによる説明を引用する。「銅鉱山は1550年の発見、本格採掘開始は江戸時代。足尾の町は「足尾千軒」と言われる。寛永通宝も鋳造。ピーク時で年間1,200トンの銅産出。その後減少、幕末から明治初期にかけ閉山状態。1871年に民営化され銅産出量は年間150トンにまで落ち込む。悲観的な意見が占める中、1877年に古河市兵衛が足尾銅山の経営に着手、1881年に探鉱技術の進歩に伴い有望鉱脈を発見、20世紀初頭には日本の銅産出量の1/4を担う大鉱山に成長した。しかし、急激な鉱山開発は足尾鉱毒事件という公害を引き起こし、下流域の住民を苦しめた。これを見かね田中正造は立ち上がった。1973年に操業を停止し閉山した。現在は足尾銅山観光などの観光地となっている。閉山後も輸入鉱石による製錬事業は続けたが、1989年にJR足尾線・貨物輸送の廃止以降は鉱石からの製錬事業を事実上停止し、2008年時点では、製錬施設を利用した産業廃棄物(廃酸、廃アルカリ等)リサイクル事業のみである。」 足尾町を122号線に沿ってさらに渡良瀬川を下っていくと、「谷中湖」(人造湖)につながる。足尾銅山の銅の採掘により、大量の銅が精錬されたが、それとともに大量の廃棄物として鉱毒が発生した。精錬時の有毒ガスは足尾地区の山林を禿げ山と化し、鉱毒の堆積物は、川に流れ出たのである。特に大雨や、台風による洪水が堆積物により「砂防ダム」を決壊させたため、下流の谷中村では農作物が育たなくなった。水俣病、イタイイタイ病が他県で公害問題として取り上げられているが、当地での鉱毒は、銅の化合物、亜酸化鉄、硫酸と断定された。渡良瀬川の流域より、公害規模が拡散しているのは、農業用水を取水していたからであり、群馬県では米から「カドミウム」公害を認定した。 古河は、「日本の電力を送電するための銅電線(や光ケーブル)」などの分野で、多大の貢献をしてきたが、他方で負の遺産を抱えた。この負の遺産の処理を解決するために、谷中村の住民は北海道に移民した。村の跡地に広大な人造湖を建設し、鉱毒の原因をセメントで固め、湖底深く埋設したのである。 宇都宮から東京に帰る道筋を迂回し、渡良瀬川、思川、巴波川の3つの川が合流する地点に入ると、広々としたススキが原に大きな川が流れていて、大きな鯉などが群れている。なぜか、立ち入り禁止の看板があるが、遊水地(湛水面積3、300ヘクタール)であるものの、実態としては、足尾銅山の残滓がセメントで固められて湖底に沈んでいる。安全を期しての配慮をして、大きな鯉を釣って、食べるなどはもってのほかと、「歴史を学んだ大人」になって考えるべきである。
Jul 4, 2010
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小生が「山崎圭さん」宅を訪問したときは、美人の奥さんに付き添われ、端正な顔(本人はジョン・ウエインが好きだと言うがポール・ニューマンに似ている)で、上体を30度持ち上げ、鼻眼鏡のままベッドでくつろいでいたが、重要な打合わせがあると高知新阪急ホテルに出かけ、意欲的に取組んでいた。庭の池には、なぜか清流にだけ棲むはずの鮎が群れ、鳥用ネットが揺れていた。彼は工作機械(フライス)メーカーの明治生まれ創業社長である。工業高校の先生が、特許を多数取得し、生徒達が連れ立って創った「ベンチャー企業」であり、社内には高校生仲間の老人ホーム慰問の「軽音楽バンド」があり、団結力は高く「ワークシェアリング」などは自然な行為である。人間と自然の共存を強く求める生き方が基本行動。一つの事業柱:「徹底的に人に優しい仕様の工作機械の生産」に加えて、もう一つの柱:「絶滅危惧種を中心に、魚卵から幼魚まで育てて海を復活させる事業(一部放流と養殖業者への稚魚販売)を選んだ。後者は、土佐市宇佐町の内海に水産事業所があり、魚類の誕生のための環境(命を育む海水、温度、明るさ、水流速度など)、生育環境(えさの選定、食い合いをしない方策など)を研究している。当時は車でのアクセスが大変で、マフラーを壊したことを覚えている。圭さんは、「経営者」であるが、芯は「哲学者」で「先駆的自然保護運動家」であるといった方がわかりやすい。「みどりの党の党首」として国政選挙に立候補したこともある。彼が「有名になった」のは、県が誘致したパルプ工場の廃液・廃パルプが鏡川支流、浦戸湾を汚染して魚類が全滅しかかったことで工場経営者、行政幹部と交渉するも、受け入れないことに業を煮やして、ついに、工場配水管に大量の生コンを投入したため、マンホールから汚水が大量にあふれ出して、水質汚濁の犯罪者をあぶり出したことである。水質汚濁はその後取り締まりの対象となったものの、当時は、事業妨害の方が「犯罪」である時代なので、家族も肝を冷やしたことであろう。事業者でありながら、他の事業者を苦しめることになったが、「自然との調和、住民の利益などを最優先課題として取り込むことができない事業者は事業者の資格はない」、「汚染企業を容認し、税収増加を図るだけの行政者は行政者の資格がない」という、圭さんの叫びはその後の「公害対策問題」をワープさせた。NHKの松平定知アナ(「その時歴史は動いた」担当アナ)など大勢が支援した。圭さんの著「星よりのことづて」から、その一部を引用したい。「正比例の時代に、疑問の余地なく善であった行為が、反比例の時代に入れば悪に転化する。飢えているときに飯をたべる行為は善である。腹がはり、胃という枠を感じはじめて、なおも食べつづける行為は悪である。すさまじき善悪の変転期に会い、人みな規範を失う。例えば、人間中心、人間優先、既に、諸悪の根元となりつつあるのではなかろうか。」圭さんの事業は、そっくりな息子さんが継いでいる。圭さんは、当時、養殖で内海が汚染されるのを防ぐため、外海に通ずる「横波半島を穿つ海の隧道建設」を提唱していたが、国、県、地元の同意はどうなっただろうか。本業は、好不況の波を大きく受け、また、輸出にも左右されるが、今、はやりの中国市場の開拓などは成功しているだろうか。七夕が近づいたが、圭さんが亡くなったころには美しい彗星(ヘール・ボップ彗星)が地球に接近していた。まるで迎えに来たかのように。天国に逝った圭さんが、ふたたび彗星にのって地球を訪れるとき、そこには「美しい地球」があるだろうか。それは後生の人類に託された命題だが、圭さんがすでに「種」だけは蒔いてくれている。(参考)圭さんが当時経営していた企業のHPhttp://www.yamasakigiken.co.jp/company/index.html余談だが、先述の著(小生の手元には、圭さんの「謹呈」の直筆サインがある)には、「美人の条件と距離」などの小誌も鏤められている。「その女(ひと)を美しいと思いました。けれども、彼女の顔を、虫めがねで見たら、毛穴がありました。次に、大分離れてみたら、男か、女かはっきりしませんでした。すると、彼女が美しいためには、「どれだけの距離をおいて、彼女を見るか、ということが、一番大切なことが分かります。・・」
Jul 4, 2010
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社宅から歩いても30分足らずのところに草津魚港はある。漁業権は放棄されて、日曜日には押し黙った人達が釣り糸を垂れている。小魚が良く釣れるも、誰も魚籠をもたず、ポイとリリースする。猫も釣った魚を欲しそうなふりをしない。「猫またぎ」というが、その魚はよく見ると、小生の地元の「猫またぎ」ではなく小アジである。かなり釣れたので、開きにして干そうと思い持ち帰り、その一尾を焼いて口に入れた。途端に、頭の中で閃光が走り、まるで、外科用メスを突き刺して歯茎から全ての歯を麻酔もせず抜き去ろうとするような鋭い痛みを感じた。太田川は何本にも分かれて広島湾に流れる。川口に現在の草津漁港があるが、原爆投下の直後に、命だけは何とか生き延びた被災者達が脱出した港である。膨大な原爆の灰はかき集められて、広島湾の埋め立て整備、商工センター建設地などの基礎として埋設され、街は新しく復興したので、当時の面影は「原爆ドーム」を除いては見あたらない。しかし、雨で流され、空中で拡散した「死の灰」については行き先不問である。美しい街並みへの復興は、国・市民の努力のたまものであり、赤ヘル軍団の躍進、アジア大会開催、全国男子駅伝開催などで暗いイメージは払拭されている。あまり言う人はいないが、チェルノブイリ原発4号炉のメルトダウン事故地が(広島原爆リトルボーイの5百倍の悲惨な規模を示し、)現在も立ち入り禁止になっているのに、広島はなにもないようである。広島には大変美しい女性が大勢いるが、結婚をためらっている人が多い。聞くと、母親が被爆しているので自分の結婚が怖いという。米国の「核傘」で日本は守られており、北朝鮮の核の脅威や、大国・中国との摩擦等から「抑止力」は保持しなければならない。原爆の爪痕(後遺症)は百年以上経っても完全には消えないことを、被爆国はもちろん、核保有・使用国も忘れてはならない。左手がやせ細り、痙攣して運転に支障が出たため広島原爆病院でMRI検査をしてもらったら、頸椎が異常に曲がっており、首の骨を削るか、牽引するしかないと外人ドクターに宣告された。牽引などを続け、5年後の検査では正常と出た。最近のこと、こんどはMRI検査で脳梗塞が見つかった。小さな穴があいている。随分昔の傷だという。今度は、右手、右足の痺れが強い。福島東海村原発見学で原子炉を上から覗いたことがあったが中性子でも当たったか。そういえば、外にでたときガイガーカウンターがけたたましく鳴っていた。自分のことは自業自得で、自分勝手な推論である。効果はともかく、トレーニング室でリハビリをまた始めよう。余談だが、友人達と魚釣りに隣の山口県「柳井・大島地区」へ車で出かけた。アーチ型の橋から周防大島に渡り、遊漁船でさらに上関(「下関」は遙か西の場所)付近にでる。このあたりは多くの小島により海流が速く、月の引力で海流が西・東に変化するのでいい漁場がある。現在は、上関に中国電力原発設置計画があり揺れている。原子力平和利用は資源の少ない我が国には必須だが、制御技術などのさらなる開発推進や、高精度ガイガーカウンターなどを民間に提供することはできないものか?
Jul 3, 2010
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将軍綱吉の元禄時代には旗本が吹き矢で燕を射て家臣が代理人として死罪になっている。新井白石が綱吉の死後ただちにこの「令」を廃止したが、「死罪」に焦点を置くと「刑法的」には人間の方がかわいそうであり、「馬鹿げて聞こえる」ものの、焦点を「倫理面」に置いて考えると「全く馬鹿げた令」とは片付けられない。現代のこと、あひるやカモをボーガンで射て新聞沙汰になるのは、人間が生きるため食料として捕食する「正当」な行為ではなく、非人道的な「弱いものいじめ」行為だからである。日本が南氷洋で「商業捕鯨」を行うことに反対があるのは、鯨の絶滅危惧時期をもたらしたからで、鯨が本来の再生能力を維持できた今でも「調査捕鯨」から「商業捕鯨」への移行は簡単ではない。捕鯨再開に望みをつないでいる日本に対し、資金力のある動物愛護運動家をバックに「テロ行為的団体による違法な武力まで使っての邪魔」が入る。捕鯨は「商業行為」だけに歯止めがかかりにくく、悪くすると「遠洋」は禁止、「近海」は許可制になるかもしれない。日本近海では多くの魚種の捕獲が200海里問題にある。仏教国では牛を(神性視から)、イスラム教国では豚を(不浄視から)補食しない「タブー」があるが、キリスト教国では肉食はOKである。日本は、魚食、肉食(明治以降から)を謳歌し、世界からあらゆる食糧を買いあさり、アフリカなどは飢える一方だ。米国、豪州等が牛、羊肉を凄まじい剣幕で売り込んでおり、捕鯨再開の困難はその辺の利害も反映する。最近は地中海黒マグロも日本向け乱獲から問題視されている。過ぎた「飽食」から、本来の生きるための「節食」に戻し、国内養殖技術の開発(魚卵から成魚まで一貫生産技術開発)により、「自給化」の方向に転換するしかあるまい。本来は勤勉実直な技術立国・日本ならきっとできるはずだ。
Jul 2, 2010
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龍馬は、勝海舟が軍艦奉行を罷免されたとき、「北海道開発計画」等の選択肢から西郷隆盛を通じた薩摩藩の庇護を選択。亀山社中による商船事業、反目する薩・長の同盟化、海援隊の創設、後藤象二郎との合作「船中八策」から大政奉還へ。しかし倒幕・左幕両派から疎まれ、中岡慎太郎と「奉還後の新政治体制」画策中に暗殺される。親戚の坂本家に養子に入った坂本直寛は、立志学舎で英学を学び、自由民権運動に参画、キリスト教に洗礼、北光社を結成し土佐人等を大勢連れて北海道(「出エジプト記」の啓示。メキシコは政情不安で中止)に移住、開墾活動(聖園農場など)とキリスト教布教に従事、札幌で没。同行者のなかには武市安哉(浦臼町)、沢本楠弥、片岡健吉、前田駒次(北見市)、内田瀞(旭川市)等がいる。暖冬化の現代と異なり、あたたかさに慣れた土佐人には艱難苦難の地であった。土佐にはペギー葉山で有名な「よさこい節」があるが、北海道には、「よさこいそうらん節」があり、なにか相通じるものを感じる。参考 広報旭川市民10月号http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/koho/h21_10/html/tokusyu.htm#3北見市市史編纂ニュース ヌプケシ154号http://www.city.kitami.lg.jp/650-03/154/nupukesi154.htm
Jul 1, 2010
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