めいてい君のブログ

超・有名百貨店、ホテル、料理店などで食材の表示が

偽装されて揉めている。

★

産地偽装はうなぎなどでは、同じジャポネーズなら

品質に変わりないものもあり、霜降り牛などでは、

全く品質が異なるものも加わる。

★

さらに、産地という生やさしいものではなくて、

食材そのものを「似た味がするもの」で

代用表示する、偽物が現れた。

★

「３つの複合物（注１）」から「いくら」まがいで「人工いくら」

を造り販売したり、「かにかま（注２）」を人工的に創り出すのは、

その製造・加工方法が明示されており、それなりの味と値段が

付いているから問題は無かろう。


（注１）

１．一番外側の膜としてアルギン酸ナトリウム

２．その内側の内容物としてカラギーナン，ゼラチン，

　　ペクチン等の混合物

３．一番内側の目玉(本当に目玉になるわけではありません)の

　　部分としてサラダ油(赤色は天然色素)

（注２）

スケトウタラなどの冷凍擂り身を利用したカニ風味カマボコ


★

魚の味や色彩などが似ているからと言っても、

車エビ、芝エビなどを外国産の別品種に置き換えるなどは、

どんなものであろう。

★

料理屋に行くと、「季節もの」「今が旬もの」「シェフおまかせ」

などと、その時季に合わせたり、入荷状況に合わせたりして、

有能なシェフの器量・腕に依存したオーダーがある。

★

魚類の正確な名前で注文する方法もあるが、シェフの腕を信頼して、

「エビ」などと、おおまかな注文でいいのではなかろうか。

★

季節もので高価な食材の場合は、本日は、車エビで少し値が張ります、

などと「時価」という表示でいいのではないだろうか。

貧乏人の小生は、できれば、「時価」の下に、本日は「大間の本マグロ」

で時価○○○○円也とメモが欲しいが。

★

シェフの腕次第で、いくらでも美味しさが変わるのであれば、

手間や器量などを考慮して価格設定してくれればいいのだ。

美味しくないのに、高価な素材だからといって、水増しされるのは

たまらない。

美味しくなく、素材も不味いものであれば尚更である。

★

昔は料理屋で「時価」というのがあるとオドオドしたものであるが、

偽装が頻繁では、「時価」が多くても、下段に今日の素材と、時価実額

があれば安心のような気がする。

その方が、シェフの腕の見せ所であろう。

★

若いときと違って、料理屋に行く機会がなくなってしまった。

奥さんの料理が旨いからであろうか。

お中元、お歳暮のやりとりもほとんどなくなった。

老舗のブランドに御礼の気持を託す面倒もない老人には

贅沢品の偽装表示は別世界の出来事である。

★

時々食べる、「エビ」が「ザリガニ」だったり、

「うなぎ」が「あなご」、「さざえ」が「タニシ」だと困る程度だ。

幸いにして、食物アレルギーがないから何でも食べられる。

医者は、栄養指導を守るように厳しく命令するが・・・

★

奥さんに、「おまかせ日替わり」で十分である。

★

他人に、素材を買わせるよりも家内に素材を選んで貰い、

家内が上手に料理することの方が、産地偽装、素材偽装の

心配がないのである。

美味しい料理は、家内が世界のレストランで賞味して

家庭料理に応用してくれるのを待つのみである。

お金がかかるがそれが安全だ。

★