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乗り始めた当初の満足度は意外にも低く、特に硬い乗り心地に疲弊していました。
わざわざ高いスクーターを買ったのに、失敗したとまで思っていました。
走行距離は10,000キロ近くになりました。
これまで、故障はなし。
メンテナンスは、オイル交換くらいなもので、タイヤやブレーキパッド、バッテリーも交換していません。
新車装着で付いていたIRCのタイヤは、溝が半分くらい残っていますが、若干ひび割れがあるので、そろそろ交換を考え始めています。
ホンダ純正のグリップヒーターを付けていますが、バッテリーも弱っていない様子です。
つい最近、キーレスが反応しなくなり、その電池交換をしたところ直りました。
ディーラーに相談したけど、解決策がないと言われた乗り心地ですが、最近ではマイルドになり、むしろ通常の路面では乗り心地が良いです。
いい感じにヘタってきたのでしょう。
かといって、腰砕な感じもなく、コーナーでは路面に張り付いたような安定感が健在です。
燃費について。
アイドルストップはオフにしています。
街乗りの短距離走行を繰り返していると35キロくらい。
燃費を気にして走ると38キロくらい。
長距離だと簡単に40を超えます。
燃料タンクは8Lと大きいので、安心ですし。
高速道路は、90km/hくらいが現実的なスピードです。
100を維持するのはできなくはないけど、余裕なし。
90からの追い越し加速は期待できません。
街中での動力性能には満足しています。
欲を言えば、40km/h以上の速度域で、もう少しアクセル操作に反応して欲しい時がありますが、排気量なりなので仕方がないところ。
しかし、発信加速など、ベースが同じPCX125に対して明らかにアドバンテージがあります。
ブレーキ性能について、通常の減速では全く問題なし。
このモデルからリアもディスクブレーキになったので、コーナリング中のスピード調整が容易です。
ただ、強めの減速を求めた時、不足に感じます。
ABSが作動しない領域で、絶対的な容量が足りていない気もする。
これは好みの問題かも。
シート下の収納は、十分な容量があります。
常に、カッパ、小さめの長靴、チェーンロックを入れていますが、リュックサックくらいなら入ってしまうので重宝しています。
トップケースを付ければ、収納に困ることはないと思います。
PCX160の総評として、とても良いバイクです。
かつて、私はBMWのリッターバイクに乗っていて、加速・減速・コーナーリング性能から感じる運転する喜び。数百キロ走り終えても、次はどこに行こうかなと思えるような魅力。大きなパニアケースを使用した積載性などなど、その魅力に惚れ込んでいました。
BMとPCX160を比べるのは変ですが、160は、長距離ツーリング性能と有機的な音や振動の魅力を除けば、BMに劣らない満足感を得られます。
これは驚き。
おそらく、試乗したくらいでは見えてこなくて、じわりじわりとその魅力に気付きます。
事情あって大型バイクを降りたけど、気軽に乗れるメインカーに拘りたい方。
普段使いが街乗りメインでスクーターがマストだけど、たまには長距離ツーリングにも行きたい方。(高速使えるから、私も日帰りで2〜300キロ走りました。腰は壊れましたけど。)
PCX160は、とってもオススメのバイクです。