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2009.01.22
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カテゴリ: 文学
108 「藍が来た道」 
村上道太郎 (むらかみ みちたろう)
新潮選書 219頁¥874 1989.10.20 初版第1刷発行

[目次] 

はじめに

I 海を渡ってきた藍
一、 ヒロシゲ ブルー
二、 紺屋の白袴
三、 頼朝の袴

五、 青丹よしの色
六、 水はだの帯
七、 大国主命の衣の謎
八、 倭人の面影
九、 卑弥呼と魏王の贈り物

II 藍は地球をめぐる
一、正倉院とシルクロード
二、 ヨーロッパの藍
三、 アフリカの藍
四、 アメリカの藍

III 私と藍



[内容]

イルクーツクの捕虜収容所での苛酷な日々から生還した著者は、
草木染めの世界に救われ、独学で道を究めた。
60歳台に入り、都会の生活と個展、講演、執筆に疲れ、仕事からくる
神経痛に悩み、北伊豆の山中に引きこもったとき、はじめて藍に

以後、古代の染色技術の研究から「藍の生葉染めと乾葉染め」、
「ヨーロッパ藍の栽培と染色」、「植物染めの機械化」などに成功した。
このような著者による藍談義です。縦横無尽に語られる世界各国
の藍の話はつきません。

[感想]

この本を紹介しようと思ったのは、偶然テレビで藤田まこと主演の
「必殺仕事人」の中で藍職人が藍を染めるシーンをみたからでした。
著者は「藍とはどんな木ですか」と質問されて驚いたと書いていますが、
恥ずかしながら私も、藍はある1種類の植物だと思いこんでいました。
藍と呼ばれるている植物は世界中で数多くあって、藍はそれぞれ
特徴のあるそれらのさまざま植物の総称だということを知りました。

日本本州  タデアイ(蓼藍) タデ科
沖縄     琉球藍
北海道    蝦夷大青(北海道藍) アブラナ科

この本ではそのほか世界の藍として、
インド藍、アフリカのスーダンやナイジェリアの藍、米国のインディオ
による藍、アンデスの藍、などが出てきます。

[頁のかけら] 

○ (チュニジアの女性には、結婚や祭りに「ハンナ」と呼ばれる化粧
を手足に施す習慣があり、それと関連して娘が嫁ぐ日の歌が紹介さ
れています。ハンナとはミソハギ科のツマクレナイのこと) 

娘よ この日を楽しみに
お前を育てた なんてうれしい

美しく装って あなたは
この家を去る おめでたいのに
わたしは さびしい


****************************************************
 ランダム読書日記 

 by 行道はるか YUKUMICHI Haruka (2009.22 No.108)






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Last updated  2009.01.23 04:21:30
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