男の羅生門 ‐ Guitar&Bike Life ‐

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March 4, 2024
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カテゴリ: 六弦黙示録
世界各国には知る人ぞ知る “ワウ沼” という天然の沼があるらしいです。そして私の住む宮城県にも沼は存在し “チャカポコ沼” として知られております。 そんなワウ沼は抜け出すことが困難な危険な沼であるにも関わらず、神秘的な魅力を秘めており、人の煩悩に語り掛けてくるように呼び寄せられてしまう魔性性があるとのこと。溺れたら最後、聴覚を頼りに抜け道へと彷徨うしかないが、あまりの快楽に “Wha-wha” と叫んでしまうとか、しないとか。。。

ということで数々のワウペダルを試してきて今、所有しているワウを完全なる自己紹介の為にご紹介致します。
あくまで個人的な意見で、レビューも感じたことを書いているだけなのでご了承ください。


​■KATANA SOUND SoulBaby


“FREEDOM CUSTOM GUITAR” と 今は無き “KATANA SOUND” がダッグを組み、
『人間の声帯に近い表現力』を再現すべく開発したSoul Baby。



このサウンドに至るまで試行錯誤を繰り返し、インダクターを手巻き、全てのパーツを厳選してPoint To Point で配線したという、鬼気迫る勢いでこだわりまくったワウペダル。インダクターは理想を追求しオリジナルの手巻きであることから『個体差もお楽しみください』との謳い文句。なんてこった・・・マニア心を分かっていますね(笑) さて、このSoul Baby、ワウ好きの中ではすこぶる評価が高く、コンセプトである表現力の幅も素晴らしいものがあります。持っているのは初期型です。後期は全身ブラックになるので個性的な初期型が見た目では好きです。

個人的に嫌いなワウの特性を先に挙げておくと、ONにしたときの音質が極端に変わってしまうもの。音が痩せたり、耳障りな高域が目立ってしまうワウはどうしても好きになれません。踏み幅に対して効きすぎるのも苦手。 反面、このワウは音質に極端な劣化が無い中で美味しいワウ成分が乗ってくるので、レンジが広がった様にすら感じます。とりわけ音が太く、完全に踏み込んだときも太いまま。痛い高音域も絶妙に丸くされていて自然。可変が滑らかなのでリードトーンで歌うようにワウを使うプレイヤーには重宝するんじゃないかなと思います。またその効き方が絶妙でございます。



内部基板はこんな感じ。まず音以前に中身が格好良すぎるだろ! 入力ゲインに関しては内部基板に特徴的なSOUL GAIN(スライダースイッチ)があり、かかり具合を調整出来るようになっているので、簡単に好みの音に調整出来るというのもナイス。惜しくも電子部品が入手できず品質管理が出来ないことから無くなってしまったKATANA SOUND。個人的にこのワウは傑作の部類に入ると感じています。





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Last updated  March 4, 2024 07:00:16 PM
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