男の羅生門 ‐ Guitar&Bike Life ‐

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June 30, 2024
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カテゴリ: 六弦黙示録
全国的に梅雨入りして外は雨。雨が降っていると外に出れば濡れますし何処に行くにも渋滞が多く面倒。青空が出ていないと気分も落ちますね。とは言え、深刻な水不足があるのも事実で、野菜の値段もめっちゃ高くなっているので、農家の為には雨が降ってもらわないと困りますね・・・野菜食わないと体壊しますしね。ってそういう話ではありません。

今回はギターの保管方法についてです。皆さんどんな保管をしているのかなと。特に梅雨の時期は気を付けないといけないことが多い様に感じます。ネットで探せば情報は出てくると思いますし、色々な意見もあると思いますが、俺なりの保管方法について少しばかり語ります。

​■木は水分を吸収する​
当たり前ですがギターは木材で出来ています。そして “木=植物” は水分を全身に巡らせる為の繊維の集合体です。木を材料として出来ている“紙”で例えた場合、濡らせば多くの水分を吸収しますよ。この特性を活かした生活用品がティッシュペーパーやトイレットペーパーなわけで木材という意味では原料ば同じです。基本的にギターは塗装があるので一定の水分には強いんですが完全防水ではないです。ピックアップのザクリ下やキャビティ部、トラスロッド部等、未塗装の部分からは間違いなく水分が混入します。大気中の湿度が上がれば、その湿度分を木材が吸収するよ!というわけです。


​■湿度管理が大切​
湿度管理が必要です。ギターに適した湿度は45~50%(温度20~25℃)とされています。
良く『自分達が快適だと思える温度と湿度が楽器にも適している』なんて言われていますがその通り。

絶対にオススメしたいのが除湿器。これは絶対あった方が良いです。我が家にも除湿器を設け50%程度を保っていますが、この時期は5畳部屋の活用ですら1日で2L近く水分が溜まる場合があります。これがギターに吸収されていたと思うだけでも恐ろしいです(汗)


​■保管方法について​
我が家では基本的に楽器は全てハードケースに湿度調整剤を入れて保管しています。良く、スタンドに立てかけて保管という方もいますが個人的にはアウト。立てかけるということはネックに負荷がかかる方向に寝かせているわけですから順反り方向に曲がっていくと思います。梅雨時期等では湿度の影響で木材も柔らかくなる傾向が強いので余計に影響は受けやすいと思います。

ハードケースは外気温や湿度の影響を抑えると共に内装が全体的にホールドしてくれるので一ヵ所に負荷がかかり難く良いと感じます。ただし、ハードケースも完璧ではないので横置きや平置きはせず、ケースを立てて保管するというのがベストかと。私の場合、心配性なので地震対策としてロープでハードケースが転倒しないよう固定しています。


​■弦を緩める or 緩めない​
あまり弾かないギターは弦を緩めておきます。この “緩める” “緩めない” は独自の理論や論争がありますが、私は “適度に弾くギターは緩めない” “あまり弾かない場合は緩める” にしています。弦の張力は想像以上に強いので、そのままにしておけば構造上からして反りは発生します。特に梅雨時期は要注意。ちなみに吊るすタイプのスタンドを使用すれば弦は緩めなくても良いみたいなのもありますが、立てかけタイプよりはマシですが強い弦の張力に対して相殺するような効果は期待出来ません。


​■普段から綺麗にしておく​





【まとめ】
・弾かないギターは弦を緩める。
・弾いたら綺麗に磨きハードケース推薦。
・ハードケースには湿度調整剤を入れる。
・部屋そのものの除湿で快適空間。
・弾いたら磨く。ワックスで保護。 ​​​

一応、上記で20年近くは不具合出たことは無いです。ご参考までに。





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Last updated  July 1, 2024 09:45:45 AM
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