男の羅生門 ‐ Guitar&Bike Life ‐

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March 13, 2025
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カテゴリ: 六弦黙示録
1996~1998年で生産終了した “BOSS XT-2 Xtortion“
そんな短命ペダルをご存知でしょうか? ※ぶっちゃけ私も知りませんでした(汗)



正直に言えば。
​これが天下のBOSSの音だって!? マジでありえねェ!!!​

というレベルで狂気に満ちた音で、初見では『 良く商品化したな 』レベルでした。
低音の太さはあるのでしょうが、それ以上に耳障りな高音域と不必要な倍音が嵐のように押し寄せてくる。
メモリ “0” まで絞っても削れないほど高域が出ているのに、上げる方向のみに調整が利く“PUNCH“、難しいペダルです。
ぶっちゃけ ​・・・うわぁ・・・とんでもないペダルもらっちゃった・・・・​ ってのが感想でした。


普段はフェンダー系の、ややパリッとしたクリーンorクランチを基準設定にエフェクターで音を仕上げておりましたが、
今までの設定がXT-2にまったく合わず、クソみたいな音になった為、アンプ側の高域を削って、暖かい傾向に設定し直しました。
アンプで失った部分をXT-2で補うという考え方でマッチング。

■ペダル本体の特徴として
・耳をつんざく攻撃的な高域
・繊細過ぎるピッキングニュアンス
・異次元の倍音成分(コーラスかかってるかの様な倍音)
・強化する方向にのみ効くコントロール各ノブ
・倍音と高音域が強すぎて低音域が薄く感じてしまう。

これだけ見れば使えないんですが、歪みの飽和感が真空管っぽいところとレスポンスの鋭さは長所かなと。
この長所を入れてもキツいんですが、アンプと上手に合わせるとハイ上がりでそこそこ格好良いサウンドになります。



“カキュ、コキュ、ゴリッ” といったアタック音が異様に出ます。感度良すぎ!鼓膜を刺激する突き抜ける高音域!
絶妙に調整を繰り返すと『エディ~!』と黄色い声援が飛び交うような真空管ハイゲインアンプに様変わりします。
ゲインを上げると色付けが濃くなり過ぎるのでローゲインで設定。すなわち私の使い方は “ローゲインブースター” です。

“CONTOUR“ ”PUNCH“ の調整でキャラクターが大幅に変わり、BOSSのヴィンテージペダルに通ずる良さも感じるんですが
私の設定が下手くそなのか、アンプが合わないのか痛い高域だけは完全に取り切れないです。

天下のBOSSがこんなクセの強いペダルを商品化したのにはビックリですが、扱いこなせれば面白いペダルです。





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Last updated  March 13, 2025 07:00:09 PM
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