どうせこんなモンだろう的な思いこみで見たが、思いの外面白かった。キャスティング、脚本、選曲それらが上手くはまっている。広末涼子や阿部寛の清涼感が上手く出ていて新鮮に見る事が出来たのが大きい。懐かしいといえば懐かしいが、当時山手線内の大学に通っていた私から見ても、ああいうど真ん中的な所は避けていたし、気恥ずかしさは当時からあった。化粧、ボディコン、ディスコはなじめなかった。猫も杓子もヴィトンにティファニーのオープンハートっていうのもちょっと。でもディスコの有名店の名前は多分全部言えるし、ど真ん中行動を取っていた人が近くにいるような状態ではあった。夜家に帰らない様な生活をしていた事もあったし、浪費ぶりもむちゃくちゃだったかも。何だったんだろうアレ。若気の至り、といってしまえばそれまでだが・・・。しかしあの浮かれっぷりは尋常ではなく、今との差を考えると、決して収入とか金の差ではなく、将来に対する見通しの違いだろうと思う。当時はこのまま右肩上がりの経済成長を続けることに何の疑いも持たなかった。日経平均20万円になるのも時間の問題だと思った(当時は株なんてやってなかったけど)。終身雇用で一流企業に入れば安定した高収入と手厚い福利厚生、高額退職金が約束されたと思った。まさか創立100年ともなる銀行の名前が無くなるなんて、当時の自分に教えてやりたい。映画で財務省出てくるんだったらもう少し経済的な事も、なんて欲が出るが、あえてそこをやらない潔さがスッキリしていて良いのだろう。「MOF」というか「MOF担」なんてのも確かに私にはバブリーなツボにはまる。単にMinistry of Financeの略なのだが。当時は大蔵省だったけれども。