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2025年10月13日(月・祝)体調が少しずつ良くなって、俄然編み物への意欲がわいてきました。とは言っても、まだ長い時間椅子に座っているのは辛いので、ほんの少しずつ編める程度ですが。それで昨日、100円ショップのセリアに立ち寄ってみました。去年の暮あたりからでしょうか、タレントのどなたかが編み物をSNSにアップされたら、にわか編み物ブームが起き、100円ショップの毛糸が売り切れてしまう事態となりました。その後ときおりセリアを覗いているのですが、棚がガラガラの状態が続いていて購入できませんでした。ところが久しぶりに覗いたら、棚にぎっしり毛糸が並んでいるではありませんか。狂喜して、棚をじっくり眺めていたら、こんな毛糸を見つけました。「ニュアンスモヘア」アクリル100%の、25g巻き糸長約102m。私の大好きな、愛知県一宮市の「ごしょう産業」さんの毛糸です。試しに1玉購入して、試し編みをしてみました。すると編み心地の良いこと!!!編んでいる時に手に触れる感触の、やさしさ!!!!もうこの毛糸にほれ込み、この毛糸にふさわしいデザインを探しました。手持ちの編み物の本、片っ端からひっくり返して探しましたが、ピンとくるものがありません。ネットで無料レシピを探しても、全然この毛糸にふさわしいデザインは見当たりません。かくなる上は、日本ヴォーグ社の「手作りタウン」ね。会員登録はしてありますし、過去にいくつかのレシピを購入して編んだ経験もあります。「編み物」の「レシピ」を選んで、さらに「ウェア」を選びますと、ずらりとリストの写真が現れます。その数1400点ほど。その一覧の写真を丹念に見て行って、ついに見つけましたこの毛糸にピッタリのセーター。こちらです。「ニュアンスモヘア」の雰囲気にピッタリでしょ!!!レシピ代、638円。即購入してダウンロード、プリントアウトしました。身頃や袖は、レシピでは引き上げ編みですが、ここは毛糸の雰囲気に合わせて透かし編みにすることにします。透かし編みもどれがいいかあれこれ考え選んで、棒針でゲージ(10cm平方が何目・何段になるかを試し編みすること)をとってみました。2本取りなので11号棒針で編んでみましたら、すこし目が大きすぎました。次に9号棒針。これだと透かし編みの穴がちょっと大きくなりすぎ。今度は7号棒針。うん、いい感じ。7合棒針で編んだ透かし編みのゲージは、19目25段。日本ヴォーグ社「手作りタウン」レシピは20目26段なので、ほぼ一致。合わない部分は、編み目数や段数で調整することにします。次に、いつものように進行表を作ります。これ一枚で、前後身頃・袖まで全部入っています。あ、袖部分のパフリ分はだいぶ少なくしました。この写真の方がおしゃれですが、こんなに袖が大きくっては実用性に欠けます。もう少しおとなしめのパフスリーブにしました。ということで、セリアに行って、今売り場と倉庫にある毛糸全8玉を購入。残りは発注をかけていただきました。さて、明日から少しずつ編み始めます。今の私の状態では根を詰めて編むことはできませんから、だいぶ時間がかかると思います。来年の春先までにできれば、いいなあ。すごく楽しみができました。
2025年10月14日
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2025年10月12日(日)朝起きたとき寒くって・・・。台所の石油ストーブを付けて、朝食を作りました。大好きな番組に、テレビ東京の「アド街ック天国」があります。毎回一つの街を取り上げて、その街の情報をいろいろ紹介してくださるので、行ったことのある街も全く知らない街も訪問した気分にさせてくれます。なんと京王線沿線シリーズを、4週にわたって特集してくれるんですって!!!第一弾は、「千歳烏山」でしたが、第二弾は「百草園」。「百草園」は、なんて読むか?「ひゃくそうえん?」、いえいえ「もぐさえん」と読みます。新宿方面のお隣の駅は「聖蹟桜ヶ丘駅」八王子方面のお隣の駅は「高幡不動駅」どちらも特急停車駅で、聖蹟桜ヶ丘駅には京王百貨店をはじめたくさんのショッピングスポットがあり、京王電鉄の本社もある京王線を代表するターミナル駅。高幡不動駅は、奈良時代に開基した真言宗智山派別格本山の高幡不動尊の最寄り駅。百草園駅は、その二つの特急停車駅に挟まれたほぼ各駅停車しか停まらない小さな駅。そんな小さな駅で、アド街は1時間も何を紹介するのだろうと見てみました。最初に百草園駅前でインタヴューを受けた方々が口々に「何にもないところよ」っておっしゃるの、よくわかります。京王百草園以外に、この駅近辺で20カ所も紹介するところなんてあるのかしら???ところが番組は、ちゃんと20カ所を紹介してくれたんですね。古い歴史や多摩地区の中でも、ことのほかのんびりの雰囲気を。でもどこをどう考えても1位は「百草園」今日はその場所を紹介します。京王線百草園駅を出て川崎街道を渡ると、もうそこは百草山への登山口。皆さんが良く使われるのは、七尾丘陵散策東コース。百草園駅を出て大宮神社の横を通り百草園に至る道。これがものすごい急こう配の道で、道の片側には鉄の柵がつけられており、登るのも下るのもこの鉄柵にしっかりつかまってないと転げ落ちちゃいそうな道です。京王百草園のホームページは、こちら。京王百草園とは|京王百草園春は、梅。秋は、紅葉。一年中花の咲く美しい庭園です。見晴台に登れば、東京タワーも遠望できる素晴らしい景色が現れます。そして、かの若山牧水が何度も訪れた、庭園。ここで歌った歌もあるとのことで、歌碑が立っています。私が個人的に大好きなのが、百草園に隣接する「百草八幡神社」。ここには巨大な椎の木がたくさん植わっていて、季節になると足元には風が吹いて落とされた椎の実がいっぱいなんです!!!誰も拾う人がいないので、拾い放題!!その昔、岐阜の金華山や権現山で母と椎の実を拾ったことを思いだしながら、椎の実を集めます。集めた椎の実は、洗って炒って、食べます。むっちりもちっとした白い実が、ほのかに甘くって郷愁を誘う味です。番組で紹介されたのは、牧場や田畑の光景。なんとも美しい、住宅と田園が隣接しているのどかな光景。やっぱり、何にもないところでしたがいい雰囲気の番組でした。背骨が良くなったら、また椎の実拾いに行きたい!!!絶対に治して、今年も椎の実を拾おうと心に誓いました。
2025年10月13日
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2025年10月11日(土)7時前に散歩に出かけた夫が、9時ごろ帰ってきました。いつもより1時間も早い。「雨、降ってきたの?」と言葉をかけたら、「しょぼしょぼし始めたから戻ってきた」って。そのあとからは、ずっと雨。かなりたっぷり、一日中冷たい雨が降って気温が上がらない。室温も21度くらい。外はもっと寒いんでしょうね。ホットカーペットを、一番低い温度で初めて入れました。背骨の圧迫骨折になってから椅子に座っていられなくって、編み物を中断していました。ここ数日、少しずつ椅子に座っている時間も伸び、編み物をしたくなりました。7月半ばまで編んでいたベストを引っ張り出し、編み図表を見ながら一段・二段と編んでみました。まだ手の感覚が戻らなくって、編み棒の進みも毛糸の送りもぎこちないのですが、なんとか編めました。最初は三段編んで、布団に体を横たえ休憩。1時間ほど骨休めをして、また二段編んで・・・。今日はここまで。根を詰めるのは、まだ危険。でもほんの少しでも編み針に触れられたのは、とっても嬉しい。テレビと読書以外の、時間の使い道ができました。天気予報を見ていたら、最高気温16度だったんですって。でも明日は26度くらいになるって。なんと、10度も上がる!!!これでは体調不良になる人も出ますよね。お互い気を付けましょう!!!
2025年10月12日
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2025年10月10日(金)8日に作り始めたおでん、大根・こんにゃく・厚揚げ・卵は煮込んでありましたが、今朝はちくわや練り物を入れました。味も付け直して少し煮込み、シャトルシェフの外鍋に入れておきます。こうしておけば、練り物も夕食までに味が沁みます。本当は8月に受けるはずだった健康診断、背骨の圧迫骨折のために一度キャンセル。再度申し込んで、今日の受診となりました。インフルエンザの予防接種も、お願いしてあります。病院について、トイレでコルセットを外してリュックの中に。身長・体重・腹囲の計測。血液検査に心電図・胸のレントゲン。血管が細くって浮き上がってこないのでいつも血液検査で手間取るのですが、今日の看護師さんはお上手。一度で血液が必要な分とれました。医師の問診。順調に進んで、約30分。インフルエンザの予防接種もしていただきました。結果は1週間後です。もう一度トイレに入って、コルセットをきっちり着けて。ほぼこれで、今年の健診は終了しました。できなかったのは胃のバリウム検査だけですが、これは致し方ない。たったこれだけの検査なのにとっても疲れたので、帰宅したら布団にどぶん。背骨も痛い。本人はずいぶん良くなっているつもりなんだけれど、まだまだかもね。しばし布団に横になって体を休めたら、おでんをもう一度煮込んで。3日間煮込んだおでん、お味はいかがかな?久しぶりの日本酒で、いただきます。大根もこんにゃくも、芯の芯まで味が沁みこんでいた!!卵、黄身の中心迄沁みてた!!厚揚げが、すごくおいしくなっている!!う~~~ん、満足!!!!
2025年10月11日
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2025年10月9日(木)先日来、天気予報では台風22号の接近を伝えています。どうやら太平洋上を北進するらしく、当初の予報円では東京23区・多摩地方も入っていました。そのうち予報円が絞られ、どうやら伊豆諸島や八丈島を直撃するらしいとのこと。しかも最大瞬間風速70mだって!!!!想像もつかない風速です。これも海が30度という温かさなので、台風が育つからなんですって。地球温暖かって、恐ろしいですよね。5時ごろからニュースの台風中継を見ていました。八丈島のホテルの室内からアナウンサーが中継しているのですが、その窓から見える木々の揺れ方が半端ない!!ものすごい雨が窓をうちつけて滝になり、長い髪の女性が首を真横に寝かせたかのように、風で葉が真横になってしまって揺れまくっています。といよりは、木の枝が暴れまくっている様子。夫と二人でニュースを見ながら、枝が飛んできてホテルの窓が割れちゃうんではないかと心配しちゃいました。我々の住む多摩地区は、東京といっても相当の内陸部。雨も風もありません。6時ごろのニュースでは、そのホテルの窓が割れてベニヤなどで応急措置をしてある様子が写りました。ああ、やっぱり割れたんだ。中継している時だったら、アナウンサーも怪我をしたかもしれない。その後もどんどん激しくなる台風の様子。最大瞬間風速は、54mを観測したとのこと。木造建築なら、屋根や壁を吹き飛ばされる風の強さ。電柱も倒れ、ほぼ全島が停電になったという八丈島。午後には台風が行き過ぎ、被害の様子が少しずつ伝えられるようになりました。道にはたくさんの倒木。ひっくり返った車。屋根や壁を飛ばされた家。崩れ落ちたものも。まだ、怪我や人的被害は伝えられてはいませんが、甚大な被害であったことは間違いありません。台風に慣れている八丈島の人も、こんなに強い風は初めての体験だと言っていらっしゃいました。怖いのは台風23号が発生し、また伊豆諸島を直撃しそうだという予報。屋根や壁を修復する暇もない、次の台風襲来の予報。どうか逸れてくれますように。これ以上、八丈島に被害が及びませんようにと祈らずにはいられません。
2025年10月10日
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2025年10月8日(水)週に一度の、整形外科へ通院の日。いつものように、骨を強くする注射をしていただいて、あっという間に終了。食品スーパーへ。レタス・里芋・大根・練り物などを買ったら、リュックが重い。でも今日は大丈夫。夫が歯医者さんへの帰りに、合流する予定。バス停に居ますと、夫がやってきた。リュックは、夫が背負ってくれました。帰宅すると、すぐおでんの下ごしらへ。大きい鍋に水を入れ、昆布を入れて数時間。それから、ごくとろ火にかけてじっくり昆布だしをとります。その間に、大根を太めの輪切りにして、飾り包丁を細かく入れて味の沁みが良くなるようにして、鍋であく抜き。こんにゃくも、同じように飾り包丁をして、あく抜き。夫の好物は、厚揚げ。厚揚げは、湯通し。そしてゆで卵。ここまでしたら、一休み。布団に横になって、文字通りの骨休め。ふううぅぅぅぅぅ・・・・。15時、起きだして再びおでんの下ごしらえ。大分色がついてきた出しを、シャトルシェフの一番大きな鍋に入れて味付け。まずは、ごくごく薄味に。そこに、大根・こんにゃく・厚揚げ・茹で卵を入れて少し火を入れます。火からおろして、外鍋に。明日・明後日とゆっくり火を入れ、味を少しずつ付け直し、ちくわやさつま揚げなどの練り物を入れて食卓に上るのは、明後日の夕食頃。これで一杯が、お楽しみです。
2025年10月09日
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2025年10月7日(月)映画「国宝」のシナリオを読み終えました。演劇が好きなので舞台の台本は読む機会があっても、シナリオを読む機会は今までありませんでした。驚いたのは、実に細かい場面転換と、少々の説明書きと短いセリフ。あまりにもあっさりと、というか簡潔なものに驚きました。原作は、吉田修一さん。監督は、李相日さん。シナリオは、奥寺佐渡子さん。映画というものは、美術・音楽・衣装などの多岐にわたる裏方さん方、それに監督やプロデューサー・俳優陣の切磋琢磨した総合芸術だと、シナリオを読んで改めて思うのです。シナリオを読んでいると立ち上がってくる映画の場面・場面・場面。バックに流れる効果音と音楽。もう一度映画館で観てみたい!!!!テレビで「未解決事件」の新しいシリーズが始まりました。その前に過去の放送、「下山事件」や「帝銀事件」が再放送されました。いずれもアメリカ占領下に起きた、不可思議な事件でした。特に帝銀事件は、果たして逮捕された「平山貞道」が真犯人なのかと、松本清張氏が膨大な捜査資料と、当時の証言を聞いた人々や現場に足を運び、文芸春秋社「田川博一」編集長と共に、軍の深い闇・GHQの影に踏み込もうとする姿が描かれていました。ノンフィクションとして発表したかった松本尾清張氏に対し、田川編集長はあくまでも「小説」として発表することを主張します。それは軍とGHQから、作家を守るための方策でした。しかしその後、松本清張氏は「日本の黒い霧」として「もく星号遭難事件」や「白鳥事件」・「松川事件」などの未解決事件をノンフィクションで取り上げました。「小説帝銀事件」、この本は本棚にあるはずだと探しましたら、有りました。さっそく読み始めました。帝銀事件は、帝国銀行椎名町支店で起きた毒殺事件です。帝銀といっても終戦直後のことであり、前は質屋だった建物が銀行となっていたもので、しもたやです。そこに東京都防疫班の白腕章を着用した中年男性が厚生省技官の名刺を差し出して、「近くの家で集団赤痢が発生した。GHQが行内を消毒する前に予防薬を飲んでもらいたい」と、16名の行員とその家族(子供を含む)に青酸性の毒を飲ませたものです。結果12名が死亡・生存者4名という悲惨な事件となりました。で、ここで疑問。私の持っている文庫本「小説帝銀事件」の発行は角川文庫。あれ?文芸春秋社じゃないの???さて、松本清張氏の作品にはまると、なかなか抜け出せないかもしれません。しばらくは、その沼にどっぷりつかることにいたしましょう。
2025年10月08日
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2025年10月6日(月)ブロ友の閑人さん、京町家のお宅を夏仕様から秋仕様にされたことを書いていらっしゃいました。京町家では、簾戸(すど)と御簾(みす)で夏の日差しを避け風通しを良くしていました。それを、障子に建具替えをされたんですって。素敵な町家の様子は、こちらから。今年も又 建具替えを・・・ | 悠遊自手記@kyoto - 楽天ブログ東京の我が家は、こんな風情のある季節替えはできませんが、居間の敷物替えで季節を替えます。過去のブログを見ますと、おおよそ10月5日前後にしていますので、例年通りですね。散歩に出かける前に、ホットカーペットを屋根裏収納庫からおろしてくれた夫です。いつもなら、まず物干しにかけて日光消毒をするのですが、お天気がすっきりしません。今回は省略です。昨日屋根裏収納庫に上がって衣類の整理をしたのですが、さいわいその後背骨の痛みもなく体調はいい。ということで、夫が散歩に出かけた後は居間の季節替えをします。まず、座椅子や座卓など花茣蓙の上に置いてあるものを移動させ、次に花茣蓙の裏表に掃除機をかけてからはがしました。そのあと畳にも掃除機をかけ、ホットカーペットを敷いてまたまた掃除機をかけて。部屋の中が、一気に秋冬仕様になりました。電源を入れなくっても、ホットカーペットのカバーがあったかい。その上にゴロンと横になって、猫の気分でしばし休憩。夕方の天気予報では、明日から天気が崩れて気温がぐっと下がるんですって。良かった、今日秋冬仕様にしておいて。
2025年10月07日
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2025年10月5日(日)涼しくなったら屋根裏収納庫を整理しようと、思っていました。ところが背骨の圧迫骨折で、思うようにできないでいました。今日はすごく涼しいし、背骨の感じも悪くない。少しずつ始めようと思い、大きなごみ袋を持って屋根裏収納庫にあがりました。まず、衣装ケースに入れてあるセーター類、これを処分しましょう。一つ目の衣装ケースの蓋を開け、中からもう着そうにない物を取り出してどんどんゴミ袋に詰めちゃいます。二つ目のケース、こちらはほとんどもう着たいと思う物がなく、ほぼ全てごみ袋へ。三つ目は・・・。今日はここまで。一度にすると、体に負担がかかりそうなので衣装ケーズ二つで今日は終了。続きは、体調を見ながら少しずつすることにします。そうそう、そろそろホットカーペットも出したいなあ。これは夫に手伝ってもらおう。この間まで汗をかく日々だったのに、もうホットカーペットが恋しくなってきました。
2025年10月06日
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2025年10月4日(土)amazonで、リュックサックを購入しました。今まで使っていたものは肩紐の縫い目がほどけ、それを麻糸で縫って使っていたのですが、もう限界だと思って処分しました。それで普段の買い物用の新しいリュックをと探していましたら、なんとたった500gのを見つけました。背骨を傷めてから手で下げるのは辛くって、さらに重いリュックは負担がかかるので、大容量の軽量リュクはないものかと。で、見つけたのがこちらです。値段は、税込み2780円という激安。プライム会員なので送料無料。朝ポチっとしたら、夜には置き配で配達されました。お値段がお値段なのでそれほど商品に期待はしておりませんでしたが、とりあえず軽量・大容量・防水という条件にあったので購入しました。届いた商品を見てびっくり。思った以上に生地も縫製も良くって、たくさんの外ポケットと内側にはノートパソコンを入れても安全なポケットがありました。これは学生さんの通学用に最適!!一つ問題があるとすれば、ファスナー。ファスナーそのものは開閉がスムーズで問題がないのですが、すべて片開きなのです。普通一番大きな本体部分は両開きのファスナーが付いているものですが、これは片開き。なるほど、こういうところでお値段を落としているのだなって思いました。ところがこれは考えようによっては、かなりな安全対策になります。両開きですと、混んだ乗り物の中でこっそり中を開けられても気づきにくい。ファスナーのスライダーが頂点にくるので、後ろに立った人に開けられやすい。(あ、私は乗り物に乗る時、他の人の迷惑にならないようリュックは前側に移動させますが・・・)ところが片開きですと、ファスナーを閉めるとスライダーがリュックの底部分になって、どこにスライダーがあるかわかりにくく、盗難に遭いにくい。といことで、使い勝手に問題はないので良しとしました。初めてこのリュックを背負ってお買い物。まず、背負った時に肩紐がすごく楽。太い肩紐が、しっかり肩に添いました。それに荷物を入れていない時は、厚みが消えてかなり薄くなります。これもいいですね。食品スーパーで、野菜やお肉などをたくさん買って詰めましたが、全部収まりました。長さのある牛蒡も、幅のある野菜もすっぽり収まりました。そして担いだ時の背骨への負担が、だいぶ楽です。外側のポケットには「シナリオ9月号」を入れても、余裕。バスの待ち時間に読書もできました。軽量リュック、買って良かった!!
2025年10月05日
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2025年10月3日(金)先月23日、胃のレントゲン検査を受けようと会場まで出かけたのに、まだ背骨の圧迫骨折が良くなっていない状態では受けない方が良いと問診で言われ、検査を受けられませんでした。その日は肺のレントゲン検査だけで、帰ってきたんです。今回は市立病院で、婦人科のがん検診2種。申し込んだのは胃のがん検診と同時で、もう何か月も前でした。その時自分が背骨の圧迫骨折になるだなんて、夢にも思っていませんでした。でも胃のレントゲン検査と違って、身体をあちこち激しく動かすような検査ではないので大丈夫であろうと出かけました。まず、乳がん検診。これはマンもグラフィ検査。立っていればよいので、無事終了。次に子宮がん検診。医師に背骨用のコルセットをしていることを告げましたが問題なく、こちらもあっという間に終了。久しぶりに行った市立病院、とても合理的なシステムになっていて、待ち時間もほとんどありませんでした。会計もアッという間に計算ができ、自分の番号が液晶パネルに表示されます。自動精算機で、精算。領収書や診療明細書、薬の出ている方は処方箋が印刷され出てきます。公的な病院はどこも待ち時間が長いと思っていましたが、実にほぼ待ち時間なし。病院内は各診療科目ごとの待合室のほかに、クッションの良いソファーが広く配置された日当たりの良い待合室が1階・2階それぞれに。幼い子供が安全に遊べるコーナーも広くとってあって、快適そう。さらに1階にはコンビニも入っていて、来院する方・入院していらっしゃる方が気楽に買い物ができちゃいます。以前は古くて暗かった市立病院が、すっかり様変わりして快適になっていました。乳がん検査は、今月末に別の検査を受けます。マンモの結果が悪かったからではなく、もともと2回に分けて受けるシステムになっているから。次回は、再診受付の機械に診察券を通せばいいんですって。これも簡単。ということで、無事婦人科のがん検診は受けることができました。やれやれです。
2025年10月04日
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2025年10月2日(木)9月25日から、いよいよ読み始めた「国宝 上・下巻」読み終えました。すごい長編小説で、上巻407ページ・下巻412ページにも及びます。それが一気に読めてしまう、吉田修一氏の筆。私が今まで読んだ吉田修一氏の作品は、「悪人」と「パレード」どちらも引き込まれる作品ながら、いずれも犯罪がテーマ。「国宝」とは、まったくテーマも切り口も語り口も異なり、同一作家の書いたものとは思えないほどの違いがあります。その語り口について、「瀧 春巳」氏の解説を読んで、共感した一節がありましたので記します。「第一章 料亭花丸の場」において、ヤクザ同士の抗争シーンが描かれ、主人公の「喜久雄」の父が雪の積もる庭で血に染まって死んでいくシーンについて、「仮名手本忠臣蔵」の十一段目の仇討ちシーンと見事に響きあっている、ということを書かれた後に続く文章です。吉田修一が『国宝』のために編み出した文体が、それを可能にしている。目の前の情景をテンポよく活写してみせる語り物のような文体は、実に歌舞伎的だ。まさに全編、そこに語り手がいて、その語り手の言葉の描く世界がまるで歌舞伎の演目そのもののように読者の前に情景となって現れる、という手法です。ある意味、小説のほうが映画よりビジュアルが立ち上がってくるという、不思議な錯覚に陥ります。でもそれだからといって、映画が小説に負けているかといえば絶対にそんなことはなく、より鮮やかに音曲も伴って吉田修一氏の語りが映像となって圧倒的に表現されています。小説も映画も、どちらも素晴らしいのです。小説の中には、映画で描かれなかった登場人物が何人もあり、それそれが大きなストーリーを持ち、その存在が喜久雄という人物をより浮かび上がらせます。特に小説の中では多くのページを割き描かれる、盃を交わした義兄弟「徳次」の存在。ただひたすらに喜久雄を支え続ける男の存在が、映画では描かれていません。また、小説と映画では異なる演目も数々あります。俊介が糖尿病になり足を切断しなければならなくなって、最後に喜久雄と舞台で演じるのは、映画では「曽根崎心中」、小説では「隅田川」喜久雄が人間国宝となる舞台で演じられるのは、小説では「阿古屋」・映画では「鷺娘」小説を読めばそこに描かれた演目が立ち上がって目の前に現れ、映画を観ればもうこのシーンはこの演目しか考えられないと思うほどはまっているのです。特に終幕。これが映画と小説では全く違う終わり方。ここだけを取り出せば、明らかに小説のほうが映像となって読者に伝わるのです。だからといって映画の終わり方が良くないのではなく、それはそれで一つの大きな大円団となって、まさに「国宝」というテーマそのものになっているのです。読み終えたそのあとに、BSテレ東の「あの本、読みました」が「2025年上半期文庫本大賞」のランキングを放送していて、それを観ました。その1位が「国宝」の上巻、2位が下巻でした。「国宝」の朝日文庫の編集者へのインタヴューでは、映画のヒットが原作本の人気に大きくつながったということを語られ、さらに映画と原作本の違いがまた魅力となって口コミが広まり、多くの人を惹き付けたということが語られました。さらに映画は、公開された3時間を大きく上回って5時間に及ぶ上映時間分を撮影したんだそうです。しかし、5時間では長すぎて上映できない。だからバッサリバッサリいろんなところをカットして、ようやく3時間数分に編集したんですって。良き原作に出会うと、映画でがっかりすることがあります。反対に良き映画を観て原作を読むと、これまたがっかりさせられることがあります。ところがこの「国宝」に関していえば、映画を観てから原作を読んでも、原作を読んでから映画を観ても、より大きな感動があるんです。なんともすごい作品に出会えて、なんという幸せでしょう。これから「シナリオ 9月号」を読んで、映画のシナリオがどう書かれているかを検証したいと思います。また感動を新たにできるのではないかと、ワクワクしております。
2025年10月03日
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2025年10月1日(水)今日から10月。その初めの日は、夜半からの雨。かなりの降りなので、整形外科への通院が気が重い。と、思っていたら9時少し前に雨がほぼ上がりました。傘をさすことなくバス停に。今日は骨を強くする注射だけなので、あまり待つことなく名前を呼ばれて診察室へ。看護師さんに領収書をその場でいただいて、会計を待たずに終了。「デジスマ診療」というシステムで、会計は登録してあるカードからの引き落としになるので、会計を待たず領収書をいただけます。食品スーパーへ。トマト・キュウリ・白菜1/4・長葱・ミカンなどを購入。レジを済ませて外に出ると、ものすごい土砂降り。長い傘をさしていても、濡れそう。バスの時間まで、別のスーパーで時間をつぶして。こういう時はお値段のチェック。それぞれのスーパー、得意分野が違うので値段も違います。それを日ごろ確認しておくと、なるべくお安く買えます。バスの時間が近づいてバス停まで行く頃には、雨も小降りになって。帰宅してテレビをつけると、北海道はものすごい雨で道が川のようになっている映像が。なんで最近の雨は加減を知らないんでしょう。降らない時は全然降らないのに、降るとなったら災害級の雨。今までは雨の風情を楽しむ余裕がありましたが、今は降りだすと災害を心配しなければならない。困ったものです。帰宅すると、トマトときゅうりは水洗いして乾かし、冷蔵庫へ。冷蔵庫に入れる前に洗える野菜は洗って、トマトはヘタを外しておきます。以前に見た料理番組で、なるべく雑菌を冷蔵庫に入れない工夫と、ヘタを外すことによって冷蔵庫内での熟成を遅らせる効果があると教えていただきました。効果があるのかないのかわかりませんが、なんとなく続けています。
2025年10月02日
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2025年9月30日(火)背骨の圧迫骨折になって、たくさんのことを諦めなければなりませんでした。立っていること・歩くこと・椅子に座ることなどなどの日常行為がむつかしくなったからです。まず一番に残念だったこと。東京国立博物館にて開催された特別展「江戸☆大奥」。7月19日から9月21日までの展示でしたが、まさに私が圧迫骨折をして一番辛かった時期。大奥と言う閉ざされた世界の中で、大勢の女性たちが育んだ文化。それを見てみたかった。その次に開催されている、特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」、こちらは9月9日から11月30日まで。ホームページには、奈良・興福寺の北円堂(ほくえんどう)は、本尊の国宝 弥勒如来坐像(みろくにょらいざぞう)と両脇に控える国宝 無著(むじゃく) ・世親菩薩立像(せしんぼさつりゅうぞう)が、鎌倉時代を代表する仏師・運慶晩年の傑作として広く知られています。運慶の仏像が安置される空間をそのまま伝える貴重な例である北円堂は通常非公開ですが、修理完成を記念して弥勒如来坐像の約 60 年ぶりの寺外公開が決定いたしました。本展は、弥勒如来坐像、無著・世親菩薩立像に加えて、かつて北円堂に安置されていた可能性の高い四天王立像を合わせた7軀の国宝仏を一堂に展示し、鎌倉復興当時の北円堂内陣の再現を試みる奇跡的な企画です。国宝7軀のみで構成された至高の空間をご堪能ください。と、有ります。運慶の仏像は、今までもたくさん鑑賞させていただいたのですが、今回は北円堂内陣の再現とありますので、是非見学したい!!!まだ期間があるので、もしかしたら行けるかもしれないとかすかな望みは持っているのですが・・・。二番目は、映画。映画「国宝」は2度観ましたが、もう一度観たかった。それと「宝島」、これを絶対に観たかった。戦後の沖縄を描いたこの映画。「あさイチ」に出演していた妻夫木聡さんが、映画の紹介の間慟哭し嗚咽していらした姿が忘れられません。もう一本。映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』オダギリジョーさんが監督し、警察犬オリバーを演じている奇妙な映画。実はその昔NHKでドラマだった時、すごく面白くって欠かさず観ていました。笑いのポイントが妙にずれていて、おやじ臭いシェパードの警察犬オリバーの、とても犬とは思えない言動の数々にはまったんです。「映画館で観なければ100%伝わり切らない」 と、オダギリジョーさんが舞台挨拶で。その心意気を、是非映画館で観てみたい。ということで、今は残念な思いがいっぱいな私ですが、いつか必ず東京国立博物館や映画館へ行ける日が来ると信じて、養生します。
2025年10月01日
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2025年9月29日(月)最近の読書、もっぱら布団に横になって右を向いたり左を向いたりと、非常に不自然な姿勢でしています。もし子供がそんな姿勢で本を読んでいるのを見つけたら、「目によくないからやめなさい」と言いたくなるような読書姿勢です。これも背骨の圧迫骨折をしてしまった身をかばってのスタイルなので、今しばらくは致し方ないと自分に許しています。相変わらず、入浴以外は鎧のようなコルセットを身につけていますので、行動にも制限があります。でもそうは言いながら、確実に快方に向かっているのは間違いなく、横になっていれば痛みを感じることも少なくなってきました。今日は、試しに座椅子に座ってみました。座椅子の上に座布団を重ね、背にはクッションを置き、そっと座ってみました。何とか座れましたので、そのまま読書。約30分、座っていられました。座って読書できれば、その方が良いに決まっています。無理をせず、少しずつ座椅子に座れる時間を増やせて行けたら、読書にも集中できそう。楽しみが増えました。
2025年09月30日
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2025年9月28日(日)録画してありました、Eテレの「芸能きわみ堂」を観ました。この番組、日本の古典芸能をわかりやすく取り上げるというもの。司会は、高橋英樹さんと大久保佳代子さん。今回取り上げたのは、映画「国宝」の歌舞伎指導と監修をされた中村鴈治郎さん。自身も出演されています。まず、吉沢亮さんと横浜流星さんという若い俳優さんをどう指導したかということ。わずか1年半ぐらいの間に、まったく歌舞伎の門外漢に歩き方からしぐさ・発声まで教えた二人のことについては、「あの二人の頭の中はどうなっているのか信じられない」と、その習得ぶりを称えました。次に原作者の吉田修一さんとの出会いについて。歌舞伎のことを書きたいという小説家がいると引き合わせられ、書きたいのなら楽屋にいらっしゃいと誘ったら(コロナ前だから誘えたとの鴈治郎さんのお話)やってきて、どこまでも鴈治郎さんの後を付いて回るので他の裏方さんに怪しまれたこと。怪しまれないように、吉田修一さんに黒子の衣装を作ってあげたこと。その黒子の衣装を着た吉田修一さんは、裏方を3年間もされたことなどを語られました。「曽根崎心中」は、近松門左衛門が人形浄瑠璃のために書いた本。内本町平野屋の手代「徳兵衛」が堂島新地天満屋の遊女「お初」と恋仲となり、その同意のもとにお初を殺害し、徳兵衛もその場で自殺したという実際に起きた事件をもとにしたものです。後に歌舞伎の演目にもなりますが、その上演が評判となり心中が増えたりしたので、幕府がその上演を禁止してしまいました。それを1953年(昭和28年)、二代目中村鴈治郎が「徳兵衛」・四代目坂田藤十郎(当時は中村扇雀)が「お初」を演じ大評判になりました。ちなみに今回映画の指導をされた鴈治郎さんの祖父にあたるのが二代目鴈治郎、父にあたるのが四代目坂田藤十郎さんだそうです。そのお二人の演じる曽根崎心中を、映画「国宝」で演じられるものと比較できるように長い時間をとって放送してくださったんです。なにより坂田藤十郎さんの「お初」の美しさと死への覚悟のすごさが、胸を打ちました。その坂田藤十郎さんの所作・発声が映画の中の若い二人にきちんと受け継がれていて、決して付け焼刃の演技ではないことがよくわかりました。吉沢亮さん・横浜流星さんという歌舞伎界には全く縁のなかったお二人が、ここまで見事に歌舞伎を演じられたのだと、改めて感動いたしました。最後に吉沢亮さんが、「歌舞伎の女形の方々は皆さん肩がすとんと落ちていらして、どうすればそのように肩を落とすことができるかがとってもむつかしかった」と話されました。「藤娘」・「娘道成寺」と、若い二人が踊る美しい映像が映画には何度も出てきますが、お二人の肩がすとんと落ちて女形そのものになっていることに改めて感動いたしました。映画「国宝」関連の番組が増え、それがまた私の楽しみになっています。
2025年09月29日
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2025年9月27日(土)今日は思い切って、遠方のシマムラまで出かけました。コルセットを付けていても着られるような、たっぷりした長袖Tシャツを探しに。残念ながら時すでに遅しといいますか、売り場に並ぶのはニットが主流になっていまして買えませんでした。もう少し早い時期に探すべきでした。夜ドラ「いつか、無重力の宙で」を録画してありましたので、第1話を見ました。そのしょっぱな、主人公の女性がつぶやくように歌う曲にびっくり。「たま」というグループの「さよなら人類」を口ずさんでいるではありませんか。 「さよなら人類」 二酸化炭素をはきだして あの子が呼吸をしているよ どん天もようの空の下 つぼみのままでゆれながら 野良犬は僕の骨くわえ 野性の力をためしてる 路地裏に月がおっこちて 犬の目玉は四角だよ 今日人類がはじめて 木星についたよ ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ アラビアの笛の音ひびく 街のはずれの夢のあと つばさをなくしたペガサスが 夜空にはしごをかけている 武器をかついだ兵隊さん 南にゆこうとしてるけど サーベルの音はちゃらちゃらと 町の空気を汚してる「さよなら人類」 二酸化炭素をはきだして あの子が呼吸をしているよ どん天もようの空の下 つぼみのままでゆれながら 野良犬は僕の骨くわえ 野性の力をためしてる 路地裏に月がおっこちて 犬の目玉は四角だよ 今日人類がはじめて 木星についたよ ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ アラビアの笛の音ひびく 街のはずれの夢のあと つばさをなくしたペガサスが 今日人類がはじめて 木星についたよ ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ「たま」は、『三宅裕司のいかすバンド天国』、通称「イカ天」という深夜番組で5週勝ち抜いたアマチュアバンドです。ボーカルの知久 寿焼(ちく としあき ) さんのいでたちときたら、まるで座敷童。そのなんとも言いあらわしがたい歌声が、不思議な魅力です。ヒガシマルのCMソングで、その声が聴けます。 きつね たぬき てんぷら つきみ おにく ヒガシマル うどんうどん うどんスープ うう!うう!うう!未だ録画機能のなかった我が家、深夜のその時間はしっかり起きてこの番組を楽しんでいました。大好きだったのは、「氏神一番」率いる「カブキロックス」沢田研二さんの大ヒット曲、「TOKIO」の歌詞を「O-EDO(お江戸)」と変えて、まるで歌舞伎役者のような衣装とメークで歌うグループ。 空を飛ぶ 街が飛ぶ 雲を突き抜け 星になる 火を噴いて 闇を裂き スーパーシティが舞い踊る O-EDO OEDOが二人を抱いたまま O-EDO OEDOが空を飛ぶ渋谷のライブハウスまで幼い娘たちを連れて行ったものです、カブキロックスのLIVEに参加するために。若者ばかりのライブハウスに、幼い女の子が二人ノリノリで踊ってライブを楽しむのですから、周りからものすごくかわいがられちゃって。その番組で忘れられないのが、「BIGIN」石垣島出身の同級生バンド。初めて彼らが番組で歌い始めたとき、布団から飛び起きて正座して聴きましたよ。ボーカルの比嘉栄昇さんのまっすぐな歌声に、思わず正座しちゃいました。 「恋しくて」 恋しくて泣き出した 日々などもう 忘れたの 今さらは 戻れない キズつけあった日々がながすぎたの 戻る気は ないなんて ウソをついて 笑ってても 信じてた もう一度 もう一度 あの頃の 夢の中 かわす言葉 ゆきづまりのウソ 好きなら好きと Say again 言えばよかった I Remember Do You Remember わけもなくて笑った頃 I Remember Wow Wow かわす言葉 ゆきづまりのウソ 好きなら好きと Say again 言えばよかった せつなくて 悲しくて 恋しくて 泣きたくなる そんな夜は OH ブルース OH ブルースまだメジャーデヴュー前のこの三つのバンドのCD、買いましたよ。今でも活動を続けているのは、「BIGIN」だけ。「BIGIN」作曲で「森山良子さん」作詞の「涙そうそう」が、「夏川りみさん」の歌唱で大ヒットしましたね。何気なく見たドラマから、「イカ天」に思いをはせちゃいました。とっても好きだったんです、あの番組。
2025年09月28日
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2025年9月26日(金)暑い夏がもうすぐ終わりそうです。半袖のTシャツで過ごした日々ですが、そろそろ長袖が欲しい。屋根裏収納庫に上って衣装ケースを見てみましたが、コルセットの上から着られるようなTシャツは見当たりません。では、ユニクロへ。広い売り場を右往左往しましたが、少しゆったりしたデザインの長袖Tシャツは見つけられず。デパートや専門店のお店を覗いても、これというものがなく・・・。なにも購入できませんでした。食品スーパーへ移動。今年は、ありがたいことに好物のミカンがお安い。ミカンんと里芋と、あと少々の物を買って帰路につきました。今夜は里芋の煮物にしよう。家の近くの空き地を通ったら、真っ白な小さな花がいっぱい咲いていてきれい!!ニラの花です。小さなお花も、群生しているとなかなかの迫力。「すてきだよ、君たち」って、話しかけてみました。
2025年09月27日
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2025年9月25日(木)すっかり涼しくなってしまって・・・。毛布・敷き毛布に続いて、掛け布団も冬物にしました。タオルケットと夏掛け布団は、洗濯して片付けちゃいました。背骨の圧迫骨折、痛みはほぼなくなったのですが、未だできないのは椅子に長時間座ること。読書はもっぱら布団に寝て、横むき読書です。この姿勢の辛いところは、長い時間本を持っていられないことと、眠くなっちゃうこと。読書に疲れたら、録画したドラマや映画を観て過ごすよりほかはありません。今日観たのは、「侍タイムスリッパー」で話題になった安田淳一監督が初めて劇場用に撮った映画、「拳銃と目玉焼き」です。機材はわずか8万円のカメラと750円のライトのみという、今時学生の作る映画でももう少しいい機材を使っているのにと思うような撮影だったんですって。BSの日本映画専門チャンネルで放送があったのですが、その放送の前に監督と主演の女優さん(沙倉ゆうのさん)と主演の男優さん(小野孝弘さん)のトークがありまして、その中で機材のことが語られました。さらに、撮影4日前にできてきた脚本があまり出来が良くなくって、毎日撮影する分を監督が書いて俳優さんたちに演じてもらったんですって。脚本がきちんとできてなくって撮り直しがたくさんあって、俳優さんたちは大変困ったみたいです。大阪の喫茶店「ノエル」に毎日通う男たちは、店員のユキちゃん(沙倉ゆうのさん)がお目当て。明るく愛らしいユキちゃんの作る目玉焼きを、毎朝食べるのが日課の四郎(小野孝弘さん)は新聞配達員。サブ(戸田都康さん)は、タクシー運転手。ユキちゃんは、哲也(矢口恭平さん)という元劇団員仲間と同棲中。ユキちゃんのもう一つの顔は、デルヘル嬢。実は二人は闇金から多額の借金をしていて、ユキちゃんはデルヘル嬢をして稼いでいるのですが、毎月の返済はぎりぎりで、時に遅れてヤクザに脅かされることも。今月の返済が滞り、哲也は振り込め詐欺集団に売られてしまう。サブがある日ホテルに呼んだマリアと名乗るデルヘル嬢が、ユキちゃんだった。ユキちゃんは「ノエル」に努めづらくなり、辞めてしまいます。そのころ「ノエル」の近くでは、女性が暗闇で暴漢に襲われる事件が多発。四郎はユキちゃんのことが心配で、シャッターの降りた夜の商店街を見回っている時に、おやじ狩りにあっている玩具工場の社長「坂本(田中弘史さん)」を助けに入るが、逆に若者たちにぼこぼこにされてしまう。その時パトカーのサイレンの音がして、おやじ狩りのメンバーは逃げ去り四郎はかろうじて助かった。そこから、戦隊ヒーローよろしく四郎の変身が始まり、坂本の作ったおもちゃの銃で武装する。振り込め詐欺グループから逃げ出そうとした哲也は、拉致され暴行を受ける。ユキちゃんのところにも、その仲間が襲ってきた。ユキちゃんは、喫茶「ノエル」に助けを求める。四郎は、戦隊ヒーロー姿で哲也を救出に向かうが・・・。なあんて、ざっとこんな感じのストーリーですが、なにせ関西の役者さんばかりなので皆さん芸達者でユーモラス。安田監督の目線が、すごく温かくってカットカットが凝っていて、おもしろいんです。人情の厚い大阪の下町を舞台に、二人の若者を助けようとするノエルのママ(紅萬子さん)と坂本のキャラクターも良く描けていてなんだか笑えます。「ごはん」「侍タイムスリッパー」と安田監督の作品は続き、ついには日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した、その始まりの作品です。例によって、監督・脚本・撮影・照明・編集・コスチュームデザイン などなど、 安田淳一監督が一人何役もこなして作り上げた映画。「見よハリウッド。これが日本のヒーロー映画だ!」が、キャッチフレーズ。なかなかの秀作です。
2025年09月26日
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2025年9月24日(水)朝、ブログを書いてブロ友の皆様のところを訪問。するとね、いつもいろいろなことを教えてくださるころりんさんが、映画「国宝」のシナリオが発表されていることを教えてくださったんです。映画雑誌「シナリオ9月号」に、「国宝」のシナリオが掲載されているんですって!!即、amazonでポチ。さあ、慌てたのは私です。実は吉田修一著「国宝 上・下」は購入してあったのですが、大切に読もうと思って読むのを後回しにしていたのです。一番おいしいものを最後にとっておく子供みたいに。実は同じ著者の「パレード」を読み終えたところだったので、いよいよ「国宝」を読むことにしようか、なんて考えていた矢先のことです。これは「シナリオ9月号」が届く前に、原作を読み終えなくっちゃ。ということで、慌てて読み始めました。毎週水曜日は、整形外科通院の日。整形外科で待つ間も読書。バスを待つ間も読書。帰宅してからも読書。「パレード」でもそうでしたが、その時代背景をすごくわかりやすい事例を挙げて描いているのが吉田修一さん。「国宝」では、長崎のヤクザ抗争を描く背景に「前川清とクールファイブ」がキャバレー歌手からメジャーデヴューしたことが書かれています。そう、「長崎は今日も雨だった」っていうあの歌でです。一つ一つの情景の描写が丁寧で、その場面が立ち上がってくるような原作。あまりに速読するのはもったいない。もう少しペースを落として、一言一句を味わって読みましょう。夕刻、amazonから「シナリオ9月号」が届きました。表紙は、映画「国宝」のポスター。もうこの表紙を見ただけで、感動がよみがえってきます。映画は2度観たのですが、3度目も観たかったなあ。背骨の圧迫骨折をしてしまった身には、かなわないことですが。かくなる上は、DVDの発売をまとう。シナリオの次はDVDと、「国宝」の沼にどっぷり浸かってしまった私です。
2025年09月25日
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2025年9月23日(火)彼岸過ぎてからの、いきなりの秋の気配。パジャマを冬物に替え毛布も取り出したのですが、どうも布団の中がひんやりします。冬用のボアシーツを取り出して陽に干し、敷いてみました。すると体がホカホカと温かく、いい気分ではありませんか。ついこの間まで、暑い暑いとタオルケットを蹴とばしていたのが嘘のよう。明日は、上掛け布団も干そうかなあ。先日、新潮社の本には紐栞が付いていることを書きました。この紐栞が、やっぱり使いやすいこと間違いないのです。ブロ友のころりんさんは、自分で作ったブックカバーに紐栞を付けているということを書いていらして、読書好きの人だなあと共感しました。で、恥ずかしいながら以前作った文庫判サイズのブックカバーを、お見せしたいと思います。もうずいぶん使い込んであるので、少し汚れていますが・・・。表側。開いたところ。紐栞の先端には、レースで編んだ小花が取り付けてあって、本を開くときに使いやすいんです。これをたくさん作って、句会の仲間やお友達に差し上げました。今は亡き句会の主催者には、確かB6判であったと思うのですが、俳句の本を持ち歩きたいので作ってほしいと依頼されブックカバーを作ったこともありました。もう句会もなくなってしまい、コロナでお仲間と会うこともなくなってしまいましたが、懐かしい思い出です。
2025年09月24日
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2025年9月22日(月)日曜日と祝日の狭間の日です。今日は肺のレントゲンと胃のバリウム検査を申し込んであったので、会場まで出かけました。朝食抜きです。受付を済ませて、問診のコーナーへ。「7月に背骨の圧迫骨折をしましたが、だいぶ様態が良くなりましたので検査を受けに来ました」と告げたところ、問診の医師の顔色が変わりました。「今年の7月ですか?それでは固い診察台でバリウム検査を受けるのはとっても危険です」って。「寝返りもできるようになりましたので、大丈夫だと思うのですが」と私が言うと、「とんでもない。回転したり頭を下にしたりしなければいけないので、骨折を悪化させてしまう恐れがあります。今回は見送ってください。できれば1年は我慢してください」って。ということで、胃のレントゲン検査はできませんでした。レントゲン車に入ると看護士さんがすぐ私の衣類のふくらみに気が付かれて、「これは何ですか?」って聞かれました。「コルセットです」と答えると、「ゆっくりでいいですよ」と優しい言葉。肺のレントゲン検査はあっという間に終わり、いざコルセットを身につけるときになると、さりげなく看護士さんが手伝ってくださいました。レントゲン車を降りるときも、カーテンを持ち上げ足元を明るくして下さって、「急がないで確実に足を置いて降りてくださいね」って。ということで、医師や看護師さんにたいそう見守られながらの検査になっちゃいました。この検査に申し込んだのは、もう何か月も前。その時はこのよう身体の状態になるとは、夢にも思っていませんでした。せっかく朝食を抜いていったのに、ちょっと残念。でも医師の言われることはごもっともなので、致し方ありませんね。帰り道に見た曼殊沙華。
2025年09月23日
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2025年9月21日(日)図書館へ、読み終えた「木挽町のあだ討ち」を返却に参りました。本当ならゆっくり図書館の本を眺めたり、ソファー(学習室のほかに、ソファーも用意してあります)で雑誌などを読みたいのですが、座っていると背骨が痛むのでかなわず、とんぼ返りでバスに乗って帰宅しました。しばし布団に横になり、手元にある本を読んでいましたがそれも飽きて、録画してあった映画を観ました。先日、やはり録画しておいた「侍タイムスリッパー」を観たのですが、自主映画で作った時代劇が評判を呼びついに全国公開となり、第67回ブルーリボン賞作品賞、第48回日本アカデミー賞最優秀作品賞などなどたくさんの賞を受賞してしまったという文句なしの面白い映画でした。監督は、安田淳一さん。ものすごい低予算で作った映画が、日本アカデミー賞をとっちゃうなんてすごくないですか?その関連で、安田監督が過去に撮った映画「ごはん」をBSで放送していました。監督・脚本・撮影・編集などをはじめとして、低予算で作られた映画なので「衣装」なんてところまで「安田淳一」の名が並びます。安田監督とあと数人だけで作られた映画だということが、よくわかるスタッフ蘭。なんとたった400万円で作られた、映画です。東京で派遣OLとして働いていた「ヒカリ」に、父の訃報が届きます。母を亡くした時から父を避けてきたヒカリでしたが、葬儀のためにふるさと京都の農村に1週間ほどのつもりで帰ります。そこで見たのは、頼まれると嫌と言えず次々と耕作放棄地を耕していった亡き父の姿です。5町歩もの点在する広大な畑を一人で耕し、稲を育てえていた父。その父の畑を手伝っていたのは、3日間何も食べられずにいて迷い込んだ「源ちゃん」という男性。ただ、源ちゃんは足を骨折して入院中。ちょうど田植えを終えたばかりの田。このままでは苗が死んでしまう。源ちゃんの足が治るまでの間、ヒカリは田仕事を源ちゃんに教わりながらすることになります。あちこちに点在する田を自転車で回りながら、水を張ったり草をむしったり肥料を撒いたり・・・。初めての田仕事で失敗しながらも、ヒカリは一人田に通い続ける。派遣の仕事は、首になってしまった。やがて源ちゃんが退院して、二人で稲を育てていく。美しい京都の田園風景をバックに、日本の農業の問題点が次々に描かれます。父に反発しながら、農業に疑問を抱きながら、源ちゃんと一緒に稲を育てるヒカリ。しかしあと少しで収穫というときに大雨が降り、稲はすっかり倒れてしまう。今までの努力が全部無駄になってしまったと、落ち込むヒカリ。けれども数日経つと、稲は見事に起き上がってきた。大型コンバインでの収穫。そのコンバインの故障。手作業での稲刈り。この映画には、日本の農業の持つ問題点がさらりと描かれていて、米不足・米高騰の折の今こそ知らなければならない話題がいっぱい詰まっています。ヒカリを演じているのは、安田淳一監督の作品にとってなくてはならない「沙倉ゆうの」さん。侍タイムスリッパーでは、助監督を演じていました。演じていただけではなく、本当に助監督もされていたんですって。登場人物の「西山老人」は、今は亡き「福本清三」さん。「5万回切られた男」として、時代劇映画のなくてはならない切られ役の俳優さん。「侍タイムスリッパー」は、福本さんの存在があってこそ作られた映画であったのでしょう。遺族の方のお話が映画の前に少し紹介されましたが、時代劇ではいつも切られ役で、怖い顔をして主演者に立ち向かいすごい形相で切られる福本さんなのですが、この映画では温厚で優しい農家の老人の役で、素顔の福本さんそのものだそうです。日々何気なく食べているお米、それがどれほどの手間を経て作られ、自然との闘いであるのか。そして何より高価な機械を使わないと植えることから収穫・乾燥・玄米までの工程ができない現実。その高価なたくさんの機械の支払いが農家を圧迫し、利益を産めないこと。高齢化で広がる、耕作放棄地。いま日本の抱える農業の問題を、実に静かに描く映画でした。なにより京都の広大な農地の美しさ!!この美しい田園風景をあたりまえに思っていましたが、今にこれが荒れ果ててしまうかもしれないと恐ろしくも思ったり。安田監督の目線が温かくて優しくて、この監督の人間性が作った映画だと思ったのでした。
2025年09月22日
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2025年9月20日(土)昨日、「木挽町のあだ討ち」を読み終えたことを書きましたら、ころりんさんからいろんな情報を教えていただきました。まずうかつにも知らなかったのが、この作品が直木賞受賞作品であること。さらに、今年の4月市川染五郎さん主演で歌舞伎となって上演されていたこと。わお!!歌舞伎、観たかった!!!!今日は、朝から雨。気温はひんやり。真夏から、いきなりの秋。気温差に体が付いていけません。私の今の悩みは、美容院に行けないこと。まだ体力的にも、長時間椅子に座っていることにも不安があって、施術を受けることがむつかしい。最後にヘアダイをしていただいたのは、7月2日。もう2ケ月半も前。おかげで頭頂部は真っ白!!これが全部白くなってくれるのならそれはそれで良いのですが、残念ながら根元から4cmほど白いだけの中途半端さ。いたって醜い。よくよく体と相談して、自分で髪を染めてみようとようやく決意。9時ごろから、買い置きの白髪染めや汚れを防ぐケープ・耳キャップなどなどを取りそろえ、上半身は前開きの脱ぎやすい物に着替え、いよいよ染め始めました。自分で染めるのは超久しぶり。実に不器用な手つきで、何とか全部薬品を塗って。20分そのまま待つということなので、風呂を沸かしながら待ちました。時間が来たらお風呂で薬液を流して、シャンプー。その後ドライヤーで乾かして、背骨が悲鳴を上げる前に何とか無事終了。久しぶりに黒髪になりましたよ。いくつになっても多少の見た目は気になるものですよね、女性は。これでしばし気分よく過ごせます。
2025年09月21日
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2025年9月19日(金) 永井紗耶子著「木挽町のあだ討ち」を読み終えました。まずこの本の装丁が素敵なので、見てくださいね。裏表紙。睦月晦日の戌の刻、雪の降る夕暮れ時。木挽町芝居小屋の裏手にて博徒が赤い振袖を被いた女に声を掛けた。しかしそれは傘をさした若衆。被いた振袖を投げつけると、白装束。「我こそは伊能清左衛門が一子、菊之助。その方作兵衛こそわが父の仇、いざ尋常に勝負」と名乗りを上げ決闘となる。堂々たる真剣勝負の決闘の末、菊之助が作兵衛に一太刀を浴びせ、返り血で白装束を真っ赤に染め、ついに菊之助は作兵衛の首級(しるし)を上げる。これを巷間にて「木挽町の仇討」と呼ぶようになった。ここからが話のはじまりです。菊之助の縁につながるものが、当時の目撃者達に仇討の様子を聞いて回る筋立てで、お話は第一幕から第五幕まで続きます。その中で、実は作兵衛は菊之助の父にとりただ一人心を許した部下であり、菊之助にとっても子供のころから自分を大切に育ててくれた兄のような存在と明かされます。父清左衛門の殺害のいきさつも、城から帰ってきた父がいきなり菊之助に向かって刀を向け殺そうとしたところを丸腰の作兵衛が助けに入ったが、何の行き違いか死んだのは清左衛門であったというもの。間の悪いことにその時叔父が家にいて、作兵衛は主殺しの悪人ということになってしまい、菊之助は否応もなく仇討ちをしなければならないことになる。当時の仇討は藩に申し出て許可をもらい、一度仇討ちの旅に出ればそれを成し遂げるまで国に帰れないという決まり。一人残した国もとの母のところにも、戻れない。作兵衛を討ちたくはない、でも討たないと武士の面目が保てない。菊之助は作兵衛を追い江戸に出て、芝居小屋で働きながら作兵衛を探しつつ悩み続ける。その菊之助の前に、博徒となった作兵衛が現れる。そして、あだ討ちは行われた。終幕で、作兵衛の父殺し、あだ討ちの真実が明かされる。ざっと超簡単に書けばこんなあらすじなんですが、菊之助を取り巻くあだ討ちの目撃者達(ほぼ芝居小屋の関係者)の証言が、まるで曽我兄弟や忠臣蔵の仇討の芝居を見ているように語られます。その場面の証言が舞台のように美しく映像的に語られていて、小説を読んでいるのを忘れさせます。そしてその証言の中にあった人と人のつながりが、見事に終幕に結ばれていくのです。この筋立ては、作者に「お見事!」と声を掛けたくなるほどです。「仇討ち」という内容なのに、なんだか楽しく読めちゃいました。ところで本の題名は「あだ討ち」、対して小説のなかでは、「仇討ち」との表記。この表記の違いが、この小説のポイントだということは「終幕」で明かされます。永井紗耶子さんの小説、初めて読みました。江戸言葉で語られる物語、その言葉の響きは歌舞伎や文楽の世界。すごくその響きに魅せられました。
2025年09月20日
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2025年9月18日(木)銀行に行く用事があって、聖蹟桜ヶ丘駅に。久しぶりなので、食品スーパーにも寄ってみました。朝から大勢のお客さん。このお店は、取り扱い商品も多くってお安いので大人気。他のお店ではお高い果物、ここでなら手が届きます。梨とミカンを買いました。バスターミナルでバスを待っていると、久しぶりのご近所さんにばったり。「どうしたの!顔が二回りぐらい小さくなっているよ!!」って驚かれました。自分では少しも痩せたという気はないのですが、確かに体重は4キロ近く減りました。最初は、痛み、次いでコルセットが胃を圧迫するので食べられなかったということもありますが、減量したほうが背骨への負担も軽くなるだろうからと、無理に食べなかった結果です。もともと適正体重を大きく超えたおデブでしたので、減量は体のためにも良かったのかもしれません。食べられない分、高蛋白の物・カルシウム分の摂れるものを選んだりして、栄養状態には気を遣っていました。あと500g落とせれば、ベスト体重です。そうしたら太って着られなくなっていたお気に入りの服も、着られるようになるかな?今は、ちょっとそれが楽しみです。
2025年09月19日
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2025年9月17日(水)毎週水曜日は、整形外科に通院の日。そして今日は、月に一度の診察の日です。待合室はとても混んでいて、空いている椅子をようやく見つけて座りました。予約の時間より30分ほど遅れて名前を呼ばれ、レントゲン室に。レントゲンを撮っていただいたら、また待合室でしばし待って診察室へ。まず、毎週していただいている骨を強くする注射。次に、レントゲンの結果を見ながら医師の診察。かなり骨がきれいになってきたとのことでした。服用しているお薬の影響で便通が滞りがちなので、少し強めのお薬をお願いしました。医師はその薬を服用するとどういう状態になるかを丁寧に説明してくださって、処方箋を出してくださいました。次の予約表をいただいき、薬局へ。ここも激混み。20分ほど待って、1か月分のお薬をいただきました。読書しながらの待ち時間でしたが、長時間椅子に座っていると背骨が痛みます。もうぐったり。帰宅して服を着替えたら、布団に倒れこみました。起き上がりや寝返りに不自由はなくなりましたが、まだまだ立って歩いたり座ったりはきつい。それでも、確実に回復に向かっているのは間違いない。あとどのくらいかかるのかわかりませんが、ゆるゆると付き合ってまいりましょう。
2025年09月18日
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2025年9月16日(火)昨日は次女が来てくれたので、つい私もはしゃいじゃいました。今日はおとなしくしていましょう。まだ椅子に長い時間座ることができないのと仰向けになることがむつかしいので、布団に横向きになって読書しています。眼には良くない読書の仕方だとはわかっているけれど、致し方ない。14日に図書館から借りてきた本は、永井紗耶子著「木挽町(こびきちょう)のあだ討ち」。この本を読もうと思ったのは、BSテレ東で放送の「あの本読みました?」の会話の中に出てきたから。どんな内容かも知らず、図書館に予約しちゃいました。そうそう、予約と言えば最近の図書館、ネットで読みたい本が予約できちゃうのご存じでした?23区などではずっと以前からそういうシステムになっているようなのですが、わが市はごく最近そういうシステムになりました。わが市には図書館が5館あります。我が家近くの図書館は、その中でも一番小さな図書館。ほかの広い図書館に比べれば、蔵書もそれほど多くはないと思います。それを補完してくれるのが、新しいシステム。ネットに登録しておけば作者検索・作品検索ができて、我が家近くの図書館にはなくても他の図書館から取り寄せてもらえます。本が最寄りの図書館に届けば、「myライブラリ」にお知らせが来ます。すごく便利!!昨日次女との会話の中に図書館の話題が出たのですが、もちろん都心の方がシステム導入はずっと早くって、次女たちもすっかりこのシステムを便利に利用しているようでした。今回取り寄せた本、サイズは四六判(横12.7cm 縦18.8cm)に近い感じ。実際に計ってみますと、横13.5cm、縦19.6cm、幅1.8cmでした。これは何判というのかしら?出版元は、新潮社。だから栞紐(スピンというらしい)が付いていて、読みかけの場所をマークしておくのが簡単。短冊状の栞に比べれば落ちる心配もなく、読みかけのページを開くのも楽。昔は文庫本などに紐栞が付いているのが当たり前だったような気がするんですが、いまや付いているのは新潮社発行の本だけ。本好きにとって、この紐栞がどれだけありがたいかしれない。新潮社さん、大好き!!!内容は・・・・。いままで読んだことのない文体で、めちゃ面白い。文体というよりは、口語体。講談を聞いているようでもあり、落語家が耳元で話してくれているようでもあり。場面場面がくっきりと浮き上がり、まるで役者さんが演じているように見えてくるんです。まだ読み始めたばかりで物語の展開はさっぱりわかりませんが、楽しめそうです。
2025年09月17日
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2025年9月15日(月・祝)三連休最後の日、次女がやってきました。「旅行に行ったからその土産を届ける」というのは口実で、圧迫骨折をした私と夫との生活に支障を抱えていないかを、見に来たのでしょう。10時、次女着。もう40代になるのに、おしゃれなニットのワンピースを着ています。「良く似合っているよ」って言うと、「若者向きのお店だったんだけど、試着したら悪くなかったから買っちゃった」って笑顔。到着そうそう、何か手伝うことはないかとあたりを見回していますが、幸い夫と二人、日常生活に不便はなく暮らしていますので、次女に依頼する用もなく・・・・。まず座らせて、おしゃべり。そこは母と娘、話すことは山のようにあっていろいろ情報交換。特に長女宅のことが気になっていたので、受験生のテルテル君の様子などを聞きました。こういう時、同じマンションに暮らしていると互いの生活が良く見えているので、なにかと都合がいいのです。長女は、今回次女と一緒に我が家に来たかったらしいんのですが、どうしてもの用があってかなわず、すごく残念がっていたとのこと。多分その用というのは、テルテル君の進学先にかかわることなのでしょう。最近長女夫妻がそのために心を砕いて、学校見学などに出かけていることを知っています。学校見学と言えば、長女の時も次女の時も、たくさんの高校を見て回りましたよ。志望していた学校なのに見学すると雰囲気が娘と合わない、なんてことありました。もっともあの頃は学区制で、その学区の中からしか選べなかったので見学も数校でしたが。今はその学区制が廃止になり、東京都の高校だけではなく日本全国の公立校から選べるのだそうです。だから学校見学も地方都市までおよび、見学も一仕事らしいのです。昼食は、簡単に焼きそばを用意しました。夫と特に趣味の合う次女。食事をしながら、夫と会話が弾みました。食後は次女の持ってきたお菓子と、アイスコーヒーでお茶の時間。私と夫の暮らしぶりを見て、安心してくれました。次女は、新しい名刺をくれました。大学を卒業してからずっとお勤めしている飛行機関係の会社、社名が変更になったんですって。前の方がかっこいい名前だったのに、って少し残念そうな次女。おや、階級が上がっている!!少しだけ出世したのね。かなりむつかしそうな部署の、トップの次になる位置。大変なのだろうなあ、会社人生。今週は、徹夜の仕事も入っているとのこと。身体に気を付けて、ガンバレ次女。次女の子供達、ほっぺちゃんは中学2年生・ヒカルくんは小学6年生。ほっぺちゃんはそこそこの成績らしいのですが、ヒカル君はかなりひどい成績らしいのです。でも次女は案じておらす、「大切なのは、考え方を構築する力」だと思っているんですって。何をどう考えればよいか、それができれば人生の目標が見つかった時そこにつき進めると次女は言います。私も賛成。学校の成績が良い人が必ずしも使い物になるとは限らないということは、会社人生の長かった私の経験したところ。社会人になった時大切なのは、物事をどう捉えどう考えるかという力。試験勉強で培った力は、あまり役に立ちません。明日から仕事なので、13時半帰路についた次女。ありがとう、心配してくれて。婿殿のブッキー君も、いつも次女の応援ありがとう。久しぶりにたっぷりおしゃべりできて、楽しい時間でした。
2025年09月16日
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2025年9月14日(日)昨日は、ほぼ一日中雨が降っていました。今朝もまだその残りなのか、時折雨。おかげでだいぶ涼しくはなりましたが、蒸し暑くって少し動くと汗の滝。確か、9月5日あたりから少しずつと読み始めた雫井脩介著「火の粉」を読み終えました。565頁もある、かなりの長編ミステリーです。第1章の「判決」に始まり、24章の「判決」に終わるストーリー展開。東京地裁八王子支部第205号法廷で、的場夫妻と6歳の子供が惨殺された事件の裁判が結審する場面から、物語は始まります。被告人は、現場でただ一人生き残った「武内真伍」。裁判長は、「梶間勲」。検察は武内の有罪に自信を持っていた。しかし武内の背中には、バットで傷つけられたかなりの傷があった。それが犯行を隠すための自傷行為とは思えないほどの傷であったのが決め手となって、竹内は被害者であって犯人ではないと無罪になる。梶間は間もなく法曹界から身を引き、大学の教授となった。そのころ長らく空き家になっていた梶間家の隣宅に越してきたのは、「勲」が無罪を言い渡した武内だった。武内は紳士的に、控えめに、梶間家へ近づいてくる。梶間家は、祖母・「勲」とその妻「尋恵」・司法試験を目指す息子の「俊郎」・その妻「雪見」・3歳の「まどか」の4世帯6人で構成されている。寝たきりの姑の介護の日々を送る、「尋恵」。しかし姑からは感謝の言葉もない。それでも実の母を看取れなかったという思いから、下の世話もいとわず介護する「尋恵」。「雪見」は育児に悩んでいる。「まどか」の寝つきが悪く、突然の泣き叫ぶ姿にだんだんノイローゼ気味になり、ついには手をあげるようになってしまう。しかし、夫は司法試験の受験勉強中なの相談できず、一人悩む日々。高級住宅街の5LDKの一軒家に住み、それなりに裕福な梶間家にもそれぞれの悩みや辛さがあるのです。そこに武内がするりと入り込んでくる。「尋恵」の気持ちに寄り添い、趣味の大工作業で作った植木鉢を置く花段などをプレゼントしてくれたりする。寝たきり状態だった祖母の死。俊郎と雪見の間に起きる不協和音。雪見はまどかを残して、家を出る。そんな時雪見の前に現れたのは、一家を惨殺された「的場久美子」の兄「池本亨」とその妻。池本夫妻は武内には気を付けるよう、雪見に語りかける。あれは冤罪ではない、武内以外に犯人は考えられないと訴える。最初は被害者遺族の見当違いの恨みの言葉と思っていた「雪見」も、武内に対して持っていた不審な思いもあって、池本の話を半ば信じかけます。しかし姑の「尋恵」と夫の「俊郎」は、冤罪事件で苦しんだ武内に同情的で信用してしまっている。まして「尋恵」には夫であり、「俊郎」には父である「勲」が無罪にした男だ。武内は冤罪被害者であり、同情すべき存在にほかならない。やがて、武内を無罪にしてくれたかっての弁護士が殺される。「勲」は、武内に疑問を持ち調べ始める。そんな時「池本亨」が行方不明になり、梶間家にとんでもない事件が降りかかってくる。ミステリーなのでこれ以上は書けませんが、冤罪事件にかかわった善意の人々に降りかかる「火の粉」、恐ろしい!!後味は、最悪です。でも世の中こういう人もいるんだろうなあ、と思えるだけの説得力もありました。さて、口直しには何の本を読みましょうか?図書館に予約しておいた本が届いたと連絡がありましたので、それを受け取りに行きます。今度は時代小説。さて、どんなお話なのでしょう。
2025年09月15日
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2025年9月13日(土)Eテレの、「謎解き、ヒミツの至宝さん」という番組を録画して観ました。今回の至宝は、「空也上人立像」2022年5月2日、東京国立博物館で開催された「空也上人と六波羅蜜寺」という特別展で「空也上人立像(くうやしょうにんりゅうぞう)」に出会ってから、私はこの仏像にぞっこんになってしまいました。特別展のパンフレットから。それからは京都に行く度に、六波羅蜜寺へこの像に会いに行っています。空也上人は、平安時代中期の僧。その頃の仏教は貴族や武士たち特権階級のもので、一般庶民が信仰できるものではありませんでした。空也上人の生きた時代は、飢饉・戦乱・火事・今でいう流行性の病気などによる、死と隣り合わせのパンデミックの時代だったそうです。一説によれば醍醐天皇のご落胤ともいわれる空也上人は、この像のように手には鹿の角の杖を持ち、擦り切れた草鞋を履き、ボロボロの着物をまとい庶民の間をひたすら歩き、「南無阿弥陀仏」と唱えれば極楽に行けると教えたと言います。「ひとたびも 南無阿弥陀仏といふ人の 蓮(はちす)の上にのぼらぬはなし」と、空也上人は教えました。「どんな罪深い人でも、一度南無阿弥陀仏と唱えれば、極楽浄土にいけるんですよ」という意味でしょうか。現世では食べることもできない苦しい日々の庶民たちに、「南無阿弥陀仏」と唱えることによって極楽への希望をつなげたのです。と言いますのも、当時は地獄絵図がたくさん描かれて、地獄に落ちる恐ろしさは今では考えられないほどの恐怖でした。行脚の途中では、水のないところでは井戸を掘り、荒れた道を直し、川に橋を掛けたりと、庶民のために働かれました。この像は、空也上人が死して250年も経ってから作られた物。最近作者の名前が像の中に書かれているのが、発見されたそうです。それが驚いたことに、「運慶」の子「康勝」の名だったというのです。京都東寺には、康勝作「弘法大師座像」という有名な像がありますが、その康勝が六波羅蜜寺のために彫った作品が「空也上人立像」だったのです。運慶もその頃の仏師としては珍しく筋肉などを写実的に彫る人でしたが、息子の康勝作のこの空也上人立像は実に生きている人そのもの。手には血管が浮き、諸国行脚をしたたくましい足にはひらめ筋がくっきり彫られていて、前かがみの姿勢は今にも動き出すのではないかと思わせるほどリアルです。最大の特徴は、口から飛び出した六体の仏像。これは「南無阿弥陀仏」の六文字を表しているのだそうです。この番組の案内がパフュームの3人というのがちょっと違和感なんですが、それでもお久しぶりに空也上人立像に会うことができて、幸せな時間でした。ああ、また六波羅蜜寺に行きたい!!!空也上人に、お会いしたい!!!
2025年09月14日
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2025年9月12日(金)朝は曇り空ながら雨が落ちてくることもなく、夫は散歩に出かけました。私は台所に立ってレンコンの煮物をシャトルシェフに仕込んで、ついでに気になっていたところのお掃除。大したことはできないのですが、少しずつね。そうそう、昨日蛇の死骸が駐車場にあったことを書きましたら、「ヘビさん、もしかしたら猫ちゃんからのお届け物かもしれませんね~♪」とキティさんからコメントが。私もそう思います。先日は大きなネズミの死骸。そして昨日は蛇の死骸。駐車場のわざわざ目に付くところに置いておくのは、猫ちゃんです。「捕ったわよ。やるでしょ私!」みたいに、猫は成果を人間に見せに来るものなので。でもこの習性はありがたいのです。縁の下などの気が付きにくいところや手の届かないところに置かれたら、それこそ不衛生。目につくところにおいてくれるから、簡単に処理ができます。猫ちゃんえらい!!またお願いね。ニュースでは、品川区・世田谷区・目黒区などの大雨被害を伝えていて、たくさんの被害が出ているようです。泥水が家に入ってきたらと想像するだけで、ぞっとします。夫と、浸水しそうになったら何を2階に運ぶかを打ち合わせました。重い物は無理なので、手にもてるもので大切なもの数点のみ。それ以外は老体なのであきらめて、無理をしないことにします。夕方になって、又激しい雨脚。気温がぐっと下がってきました。一応念のために、毛布を足元においで眠ります。インフルエンザが流行していて、学級閉鎖のうわさも。今風邪を引くわけにはいきません。とりあえず、毛布の準備だけはしました。
2025年09月13日
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2025年9月11日(木)朝6時ごろ、玄関の外に出ましたら空に大きな虹がかかっているのに気が付きました。よく見ると、もう一つうっすらと虹が。二重の虹、すごくきれいでした。ちょうど外に出ていらしたご近所さんたちに声をかけ、みんなで虹を鑑賞。そしてね、我が家の駐車場に目をやると、置いた覚えのない長い紐がある。ん?って思って近づいたら、何と蛇!!!棒の席で突っついたら、もう固くなって死んでいます。夫が片付けてくれましたが、首のあたりに噛まれた傷があるということで、ああ、お隣の外猫ちゃんの仕業かなあって思いました。猫が蛇に果敢に向かっていく姿、岐阜の実家で何度も見ていました。自分の体の何倍もある大きな蛇にだって、猫は攻撃を加えやっつけます。猫にとっては、自分のテリトリーに入ってくるものは攻撃の対象なのです。それが大きな犬だって、容赦はしません。その背中に飛び乗り威嚇するので、犬は尻尾を撒いて逃げていきます。午後になり、雷と大雨。記録的短時間大雨情報が、15時過ぎ発表されました。大田区・品川区などは、1時間に120mmを超える大雨ですって。孫たちの帰宅時間にあたるので、心配でLINEしました。小学校では、帰宅時間を遅らせる学校での待機を決めたようです。次女、いつもなら15分も乗らない山手線に40分以上乗っているとのこと。でも孫たちは無事に帰宅したようで、一安心。夜のニュースでは、品川駅のホームに入っているJR山手線、滝のように電車の車体を流れる雨にドアをを開けることもできない様子が写っていました。その品川区を流れる立会川・世田谷区の谷沢川などでは、氾濫発生情報も出され越水のあったところもあったようです。高層住宅が建ち並ぶおしゃれタウン武蔵小杉も、いたるところが浸水。大きな傘も役に立たない雨で、タクシー乗り場は長蛇の列。皆さん帰宅にはご苦労をされましたね。このところの異常な天気、さて明日はどうなるのかなあ。
2025年09月12日
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2025年9月10日(水)毎週水曜日は、整形外科で骨を強くする注射を打ってもらっています。今日も出かけて、スムーズに注射を受けられました。最近、「100分de名著」のある回がBSで再放送(再々放送?再々々放送??)されました。「100分de名著」は、「新古今和歌集」や「有吉佐和子スペシャル」など気になる回は録画して観ていたのですが、今回ばかりは絶対にテキストが欲しいと思いました。ところが本家のNHK出版を確認すると、「売り切れ」の文字。ほかで購入できないか検索すると、やっぱりというべきかamazonにありました。本家で購入するより少しお高くなってしまうのですが、これはぜひ欲しい。ということで発注。14日に届くとのことで、指折り数えて楽しみにしています。早く届かないかなあ・・・・。
2025年09月11日
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2025年9月9日(火)3時に起きて、台所に。昨日は体調が良かったので、今日は里芋の煮物を作ろうと思います。このところ、長い時間立っているのが辛かったので、煮物も簡単なものばかりでした。里芋、形もいいし土の乾き具合もいい。きっとおいしいお芋だと思います冷凍庫にイカがありましたので、解凍しながらの皮むきです。10個ほどの皮を剥き一口大に切り、イカと一緒に煮込みました。鍋は、いつものようにシャトルシェフ。少し煮たら火からおろし、外鍋に内鍋を納めて放っておきます。ゆっくりと内鍋が冷めていくとき、里芋に味が滲みこんでいきます。居間に掃除機をかけ、2階に上げてあった座椅子を下ろしました。背骨を傷めてから座椅子を辞めて、高さのある高齢者用の座椅子を使っていましたが、そろそろ元に戻せる気がしてきました。たくさんクッションを重ね少し座を高くして、背当てにもクッションを置き、身体の姿勢が無理のないように工夫しました。いろいろできたので、少し達成感。さてここで問題発生。ダイソンの掃除機、ときおり勝手に止まってしまうようになりました。充電は充分のはずなのに・・・・。家計簿を見ると、2013年11月購入。もう12年も経っています。これは寿命ですね。2階で使っているダイソンがあるので(こちらは、2024年12月購入の物)、これを1階におろして、2階用にはキャスター型の掃除機を購入しようかな。もう少し体調がよくなったら、八王子のヨドバシカメラへ下調べに行こう。バスに乗って、眼科へ。半年に一度の眼科検診です。2013年10月、白内障の手術を受けました。今年の1月には、右目のレザー治療も。今日の検査の結果は・・・・。右目は1.2・左目は0.9。まずますです。医師にしっかり診察していただきましたが、その他の異常はありませんでした。また半年後、診察していただきます。安心して少々の買い物をし帰宅すると、もうぐったり。今日はちょっと調子に乗りすぎました。ちょっと、背骨に痛みあり。お風呂に入って汗を流したら、しばし布団に横になって休憩。いつの間にか、お昼寝になっちゃいました。夕食は、里芋の煮っころがしと天ぷら。それにトマトときゅうりの酢の物。美味しくいただきました。特に里芋。芯の芯まで味が滲みて、とっても柔らかくおいしかった。満足の出来栄えでした。シャトルシェフ、いつもありがとう。
2025年09月10日
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2025年9月8日(月)圧迫骨折になった当初は、立っていることも椅子に座っていることもできず、仰向けで寝ることも寝返りも難儀でした。どんな動作をしても激しい痛みがあり、ぐっと我慢していると頭にびっしりの汗。痛みで汗をかくと、初めて知りました。それが、骨を強くする注射を打っていただくようになり、少しずつ少しずつ痛みが和らぎ、寝返りも打てるようになりました。それでも日々、声は出さねど「痛い!」と思わない日がなかったのですが、ふと気が付くと今日は痛みをあまり感じていない。「ああ、確実に回復に向かっている」と実感いたしました。今まではノロノロゆうっくりの動きでしたが、少しだけ早くなってきました。台所に立っていられる時間も、長くなりました。そうだ、明日は里芋を煮よう!!今までは、立って皮を剥くのが思っただけで恐ろしかったけれど、もうきっと大丈夫。美味しい里芋の煮っころがしを、久しぶりに作ってみよう。
2025年09月09日
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2025年9月7日(日)朝の水やりの時、ムラサキシキブに花が咲いているのに気が付きました。小さいけれど、愛らしいお花です。小さなプランターで成長しているのですが、これは私が植えたものではありません。いつの間にかはえてきて、毎年花を咲かせてくれます。どうやら小鳥さんの仕業らしい。小鳥さんの仕業と言えばもう一つ。以前スイレンを育てていた鉢にいつの間にか伸びたのが、こちら。以前にも紹介したことがありますが、ガマです。背がぐんぐん伸びて私の身長を抜き、穂が太く大きくなっています。ネットには、ガマの穂は「触ると爆発してフワフワの毛が飛び散る」とありますので、触らないで見守っています。この後どうなるのか、ちょっと楽しみです。毎朝ヨーグルトに蜂蜜をかけて食べているのですが、在庫がなくなってきました。夫に買い物の手伝いをお願いしました。バスに乗って大きな食品スーパーまで。今日は日曜日で、買い物客が押し寄せています。皆さんカートの上下にお店の籠を乗せ、たくさんのお買い物。まず、肉のコーナー。牛肉の小間切れ500g、豚肉の細切れ1kgを籠に。野菜は、里芋・さつまいも・ニンニクなど。蜂蜜は、720g入りの大びんを3本。そのほかいろいろ購入してお会計したら、8000円を超えていました。荷物は二人で手分けしました。重い物は夫担当で。帰宅したら、肉は100gずつ小分けして冷凍します。こうしておけば、いつでも料理にすぐ使えますものね。帰路、リュックを背負った夫が「重い!!」って文句を言っておりましたが、考えてみたら私今までは一人でほぼこの重さを背負っていたのよね。だから圧迫骨折しちゃったのかなあ。今度からは買い物の回数を増やし、1回当たりの重量を減らさなくっちゃ。と、反省したのでした。
2025年09月08日
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2025年9月6日(土)本当だったら、今頃新幹線に乗って秋田に向かっていたのに。。。。と、ちょっと残念な思いのする日です。でもまだ旅行ができるほど回復していませんので、致し方なかったと諦めます。ドラッグストアーでいただいた15%割引の券、有効期限が7日まで。これを使わせていただこうと、出かけました。詰め替え用のシャンプーとコンディショナーが、無くなっちゃいました。同じ詰め替え用を、購入します。もともとお高い物ではないので、15%オフと言っても大した金額ではありませんが、少しだけお得な気分で買い物ができました。まだまだ日中は暑いのですが、さすがに日が暮れると涼風が吹くようになってきました。台風のおかげでしょうか、風がひんやり。そして秋の虫たちのコーラス!!宅地開発はものすごく進みましたけれど、まだまだあちこちにある田や畑や空き地。そういう所には、たくさんの鳥や虫が生息している我が家近辺です。私たちが世田谷のアパートから多摩地区に越してきたのは、もう40年近く前になります。その頃はまだ田や畑がいっぱい周りにありまして、田んぼに水をはる頃になるとカエルの大合唱が始まりました。それがとんでもなく大きな声でずっと続くので、当時保育園生だった次女が「うるさ~~い!!!」と叫ぶんです。するとその瞬間ぴたりとなき止むんですよ。ほんの一瞬ね。でも再び始まる大合唱。で、次女がまた「うるさ~~い!!!」と叫ぶと、あたりは「し~~ん」そんな繰り返しだった初夏の夜を、懐かしみました。カエルの大合唱に比べたら、虫のコーラスは耳障りがいい。秋が確実に近づいていることを感じながら、夕食。寝るときは、ガラス戸を全部閉めました。入ってくる風がひんやりしすぎて、パジャマを着ていても肌寒く感じます。ついこの間まではエアコンがないと眠れなかったのですから、一気に季節が進みました。肌掛け布団とタオルケットだけでは、もう寒いかもしれません。明日は毛布を干しましょう。夏から秋へ、そろそろ準備しないとね。
2025年09月07日
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2025年9月5日(金)深夜から、テレビは台風情報を伝えていました。ネットニュースから。台風15号は5日午前1時ごろ、高知県宿毛市付近に上陸し、さらに午前9時ごろには和歌山県北部に再上陸した。東日本の太平洋側を東に進み、静岡県や神奈川県で線状降水帯が発生し、広範囲で大雨となり、5日午後9時日本の東で温帯低気圧に変わった。今回の台風、たくさんの線状降水帯を産み水被害があちこちで起きました。皆様のところ、被害はありませんでしたでしょうか?台風は主に太平洋沿いを通過したので、内陸部にある多摩地区は雨も恐れるほどには降らず、風もあまりなく、夫と二人のんびりと録画したものを観たりして時を過ごしました。16時ごろにはその雨も上がって、青空が広がりました。それなりにたくさんの雨が降ったので大地が潤い、空気もひんやり。久しぶりに心地よい気温となり、エアコンどころか扇風機も必要ないぐらいでした。ところがテレビのニュースをみますと、愛知県岡崎市や静岡県などでは深刻な冠水被害や竜巻による住宅への被害が報告されています。中には、コンクリートの電柱がことごとく倒れてしまったところも。当然停電となり、怖い思いをされた方も多くいらっしゃったことと思います。お見舞い申し上げます。東海道新幹線が大雨で運行できなくなって、停まってしまったとのニュースも入ってきました。思い出すのは、2023年6月2日のこと。夫と二人、6泊7日の京都旅行を楽しんだその最終日、新幹線は京都発15時30分の指定席予約。その時京都は台風の影響は全くなく、これなら何事もなく東京に帰れると思っていたのですが、静岡方面で線状降水帯が発生したとかで上りは全面運休となってしまいました。そのうち回復するだろうと、京都駅の待合室でのんびり過ごしておりました。一応、お弁当や飲み物なども購入して長期戦の体制も整えて。京都6泊7日の旅はこれで5回目だったので、お土産を含めて荷物はホテルから自宅宛てに発送しておきましたので、小さなリュックとショルダーバッグだけという身軽さ。待合室にいても気楽です。このまま待合室で夜明かしをするのかなと思っていたら、名古屋まで1本だけ臨時便を運行するとのこと。それが11時5分発。すかさずその新幹線に乗り込みました。名古屋まではノンストップで順調に運行。ただしその先の便はなく、ここで足止め。駅のホームには2台の新幹線が待機していて、どうやらこれが今夜のホテルになるようです。幸い席も確保でき、お弁当を食べたりしてのんびり。ホームを降りれば清潔なトイレもあり、構内は広くって散歩もできちゃいます。思いのほか快適で、夫と二人でこの状況を楽しんでおりました。ところが翌朝になっても、新幹線は動く気配がありません。なんと箱根あたりが大雨だそうで、雨が通り過ぎても線路の安全確認が必要ということでいつ動くのかという見通しも立たないようでした。9時過ぎになってようやく、12時6分のぞみが最初の運行と発表されました。それがたまたま私たちがホテルにしていた新幹線だったのは、ラッキーでした。売店で朝食を買い、朝食も新幹線の中で。発車時間の1時間ほど前になって、急に混み始めてきました。大きなキャリーバッグを持った人が大勢、乗ってきたんです。通路はびっしりと乗客で埋まりました。私たちは立っている方が少しでも楽になるように、足を縮めてキャリーバッグを椅子の間に引き込んであげました。2時間ほどで東京に着いたのですが、ホームには新幹線に乗り込もうとする人の人だかりで、階段も降りるに降りられないようなありさま。幸い私たちは大きな荷物を持っていないので、何とか階段を降り中央線に乗り換えることができました。京都駅から東京駅に着くまで、なんと22時間もかかったのでした!!夫と二人でいたことが心強く、大きな荷物を持っていなかったことが幸運でした。あれからニュースで新幹線が停まって閉じ込められたというニュースを聞くたびに、この時のことを思い出します。安全な運行のために関係者が努力してくださっていることは、よくわかります。もう少し気象予報が正確になれば、最初から運休にするという選択もあると思います。駅間での長時間の停車は最悪ですものね。などと、この時のことを思い出しながら、テレビの前で夫と語らったのでした。
2025年09月06日
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2025年9月4日(木)台風15号が発生して、天候が不安定になってきました。昨日などは、「線状降水帯発生の恐れ」という恐ろしい警告がLINEで市から届きました。幸い我が家付近は免れたのですが、多摩地区でもあたりが真っ白になるほどの土砂降りの地点もあったようです。午前中は曇り空・午後からポチポチ雨が降り始め、夜には本格的に。明日は台風の影響でもっとひどくなるようです。九州・四国地方は、台風の接近で危険な状態になるとのこと。どうぞお気を付けいただきますように。9月初めから読み始めた、三浦しをん著「舟を編む」ほぼ読み終えました。「本編」は読了。「解説」も読みました。では何が残っているかと言うと、このお話の中心人物である「玄武書房」の辞書編集部主任「馬締 光也(まじめ みつや)」が、「林 香具矢(はやし かぐや)」さんにあてて書いた15ページにもおよぶ「恋文」を、まだ読めないでいるからです。なぜ読めないか?あまりにこの本が面白くって、一気に読むのがもったいなくって・・・。お楽しみに残してあるんです。本編のことは、いずれ書けるときに書くこととして、今日は本のカバーがあまりに可愛らしいので紹介します。折り返しの部分まで、全部開いて見ました。表側のカバーにあたるのは、写真左側部分。辞書作成にかかわる方々が、街角の会話・テレビで流れる言葉などなどから、日々新しい言葉を採集してメモするための用紙「用例採集カード」が、中心にあります。カードの下部には「玄武書房辞書編集部」って、書かれています。それを取り囲むように描かれているのは、鳥・魚・植物・キノコ・貝などなど。物や事象にかかわるあらゆるもの、ということでしょう。折り返し部分には、ラジオと「馬締 光也」の名刺。ラジオを聴きながら「用例採集」をしている図、のようです。裏表紙にあたるのが、写真右側部分。消しゴム・指サックや物差しという机上に置かれているものと、虫や筍。折り返しには茶虎の猫。これは小説の中に出てくる、半分野良猫の「とらちゃん」実に自由で、そして馬締と香具矢を結びつける重要な役割を持つ猫ちゃんです。カバーイラストは、「雲田 はるこ」さん。カバーデザインは、「大久保 伸子」さん。イラストとデザインの違いがどのようなものか私にはわかりませんが、このお二人がよくよくこの本を読みこまれて作られたのだと思いました。まさにこの本の内容に、ぴたりとフィットするものです。いつもブックカバーにも着目するのですが、ここまで心を奪われたのは初めて。小説本体をよく表していると、感動いたしました。さて、いつ読もうかな「恋文」
2025年09月05日
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2025年9月3日(水)整形外科へ。先週はお盆休みで休診でしたので、2週間ぶりです。待合室は、座る席がないほどの混雑。受付の人も忙しそう。休診日が明けた今週月曜日から、こんな状態が続いているのだそうです。予約は、9時半から10時の時間帯でしたが、10時ごろ名前を呼ばれて診察室に。今日は医師の診察ではなく、骨を強くする注射です。看護士さんに注射をしてもらっていると、医師が入ってきて「いかがですか?」と声をかけてくださいました。この整形外科医、超多忙。2つある診察室にそれぞれ患者を通し、片方の患者の診察を終えるともう片方の診察室に「お待たせしました」って速足で入って診察。その間に、空いた診察室には新しい患者を通して待ってもらうという、まことに回転の良い診察。患者はその分待ち時間が少なくなってありがたいのですが、1日中2つの診察室を早足で行ったり来たりは医師にとって相当負担になると思うのですが。お若いせいか疲れも見せずいつもにこやかに患者と接する姿、すごく信頼しています。その超多忙な医師が、診察でもないのに私の様子を診に来てくれたんです。「だいぶ楽になって、ありがたいです」と答えると、「それは良かった!」と一言。身をひるがえして患者の待つ診察室へ。ほんの数秒のことでしたが、私の回復具合を気にして診に来てくださったのかと思うと、感動です。その後リハビリをしてただいて、整形外科を出ました。洗濯洗剤がなくなりそうなので、ドラッグストアーへ。買い物を終えて帰宅すると、もう12時を回っていました。まずお風呂に飛び込んで汗を流し、湿布を取り替えます。ああ、疲れた!!!食欲はないけれど薬を服用しなければならないので、無理やり食事をして。その後は布団に横になったら、夕食の支度まで起き上がれませんでした。このところ散歩ができていないので、体力が低下しているみたい。もう少しよくなったら、少しずつ歩く時間を作っていこう。
2025年09月04日
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2025年9月2日(火)先日、バス待ちをしていた時見知らぬ方から話しかけられて、果物は高すぎて買えないと会話をしたばかりでした。果物どころか、トマトやキュウリもお高くって、買うのをためらってしまうことも。昨日、用があって業務スーパーに行った時、平たい箱に入ったリンゴが980円で売られているのを見かけました。「少々訳あり」と書いてあって、「サンフジ」という品種です。10個ぐらい入っていたと思います。今はリンゴも1個200円を超すお値段。B級品であっても破格にお安い、とは思ったですがほかに買い物をしてしまったので、リンゴまで持ち帰る余裕がありませんでした。背骨を圧迫骨折してからは、買い物も重くならないように気を付けているんです。でも帰宅してから気になって、もう1年以上もリンゴを食していないのでどうしても欲しくなりました。それで今日、我が家で一番軽いリュックサックを背負って、開店の9時を狙って業務スーパーに行ってみました。あまりにお安い値段だったので、もうお品が残っていない可能性もあるとは思っていたのですが、確認しないと後悔しそうだったので。開店と同時に店内に入ると、入口のところにリンゴの箱がたくさん並んでいました。昨日より多く、品出ししたみたいです。リンゴをよく観察しましたが、多少の傷があるものが混じっているけれど、鮮度はとても良いように感じました。このお値段なら、絶対買いです。買い物カートに載せて、レジへ。そして、箱から取り出したリンゴを小分けにして、リュックに。幸い、すぐバスが来たので無理なく帰宅。台所で、リンゴを全部洗いました。サイズ的に言えばLサイズとLLサイズが混じっている感じて、結構一つ一つが大きい。それが13個もあったんです。水切りしたリンゴは、野菜室へ。幸いこのところ買い物をあまりしていなかったので、悠々と野菜室に収まりました。そうそう、13個の内傷があったのは4個だけ。それも小さなものでした。夕食後のデザートは、もちろんリンゴ。大きいので、1個を夫と半分こ。傷のあったものを剥いたのですが、皮を剥けば実は無傷。綺麗なものでした。一口噛むと、ジュワッっと果汁があふれ甘みが口の中いっぱいに。すごくおいしい!!!鮮度は間違いなく抜群。久しぶりのリンゴの味に、感動です。思い切って買いに行って良かった!!!少々持ち帰るのに不安はあったけれど、ほぼバス移動でしたので何とかなりました。これも多分、だいぶ回復している証拠でしょうね。これからも無理をしないよう気を付けながら、少しずつ買い物をしたいと思いました。
2025年09月03日
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2025年9月1日(月)近所のスーパーまで、空いたペットボトルを持っていきました。このスーパー、ペットボトルのリサイクル機が置いてあって、1本機械に入れるごとにポイントが付きます。ポイントがたまると、そのポイントでスーパーで買い物ができるシステム。中をきれいに洗ってラベルをはがしたものを機械に投入すると、0.5ポイント50ポイントで、50円の買い物ができます。わずかなポイントではありますが、楽しみながらリサイクルできるのがいいですね。キャップは集めておいて、生協に寄付します。貧しい国の子供たちの、予防接種などに使われるとのこと。個人の力は小さくても、生協という大きな組織で集めることができれば、少しだけ子供たちの力になれますものね。まだ日本が貧しかったころの思い出が、有ります。私が小学生のころ、冷蔵庫と言えば氷を入れて冷やすものでした。その氷の冷蔵庫も、我が家にはありませんでした。台所は土間になっていて、まだ竈もあった時代です。母は、素焼きの大きな甕に水を張って、そこにトマトやスイカを入れて冷やしていました。我が家は小さな仕立て屋さん。オーダーメイドの洋服を作っていました。そのお手伝いをしてくれた近所のアパートに住むお姉さんがいて、スカートの裾上げやボタン付けなどを内職でしてくれていたんです。子どもだったのでそのお姉さんの正体のこと、まったくわかりませんでした。今から思えば、愛人生活を送っていた方だったのでしょうね。とてもきれいな方でした。そのお姉さん、当時としては貴重な電気冷蔵庫を持っていたんです。多分、お金持ちのパトロンが買い与えたものでしょう。製氷機のついている電気冷蔵庫、これは町内のお金持ちでも持っていない時代でした。で、私は夏の暑い日、母に言われて丼をもってお姉さんのところへお使いに。お姉さんは、にこにこしながら氷を丼に入れてくれるんです。今思えば、製氷機も小さくって1日にそんなに氷はできなかったと思うのですが、もらいに行くといつも優しい笑顔で氷をわけてくれたんです。梅酒を水で薄めたものにその氷を浮かべた冷たい飲み物が、我が家の夏のごちそうでした。そのお姉さんとは、ひと夏のおつきあいでした。パトロンと何かあって別れたのか、それともほかの事情があったのか、子供だった私にはわかりませんが引っ越してしまわれたのです。なぜか思い出すこともなかったことを、この暑さでふと思い出してしまいました。名前も思い出せないお姉さん、もうご存命ではないとは思いますが、あの優しい笑顔は今も私の中にあります。
2025年09月02日
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2025年8月31日(日)早い物で、1年の2/3が過ぎていきます。今年もあと4ケ月・・・。物価高のまま年末・年始に突入しそうです。この年末、お節はもう作らないことにします。毎年作っていたお煮しめや酢の物などなど、もうやめようと思います。夫婦2人ではそれほど食べられないし、作っても持てあますのが例年だし、材料代も高くなりそうだし。それより、食べたいものを食べられるだけ作ることにします。さて、7月中旬に背骨の圧迫骨折と診断されてより、椅子に長時間座るのを避けてきました。いろいろネットで調べてみると、とにかくコルセットをしっかり締めて体を横にしているのが良いとありました。確かに少し椅子に座っていると背骨が痛くなるし、立って長時間作業をするのも辛いんです。だから読書も諦めていましたが、このところ体を横に向けたまま本が読めるようになりました。以前だと寝返りも打てなかったのに、このところは右横向きで寝ていて疲れたら左横向きになる、だなんてことが少しずつできるようになりました。これも回復の兆しと、喜んでいます。腕を持たせかける腕枕のようなものをクッションで作って、そこに本を持つ手をあずけながら横向きに寝て本を読んでいます。残念なことに、まだ仰向けになることはできないのですが・・・。1ケ月半ぐらい読書ができなかったので活字に飢えていたようで、ものすごいスピードで本を読んでいます。雫井脩介著「虚貌」を読み終えました。上下巻で、800ページほどの長編です。岐阜で起きた一家惨殺事件。犯人3人と見張り役だった少年は、捕らえられ刑を受けた。しかし、十数年経ち犯人たちは刑を終え出所したころ、次々と殺される。その昔捜査員だった「滝中守年」は、間もなく定年を迎える。自身は癌をわずらい、もう定年まで勤められないかもしれない。自分の最後の事件として、連続殺人の犯人だと思われる人物を追うが、その人物はすでに殺されていた。滝中守年の、命を削るような捜査。果たして犯人は?ミステリーとしてはとても面白かったのですが、そのトリックが「それルール違反でしょう」って突っ込みたくなるようなもの。「それができれば、この世は完全犯罪だらけになるよ」ってつぶやきながら読み終えました。でも臨場感・迫力がすごくあって、手に汗握る場面にまるで役者が目の前で演じているのを見るようでした。そういう点では、筆者の筆の力はすごいと思いました。さて今読み始めたのは全く違って、三浦しをん著「舟を編む」辞書作りに生活のすべてを掛ける、編集者の物語。じつはこれ、2013年に公開された映画を観ています。そしてドラマ化されたのも。でも、活字で読むとまたもっと細かい世界が見えてきて、おもしろい。当分この本を楽しむことにします。
2025年09月01日
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2025年8月30日(土)背骨の痛みで、買い物に行けない日が続いています。それでも生協の配達が週1回あるので、何とか食事はできているのですが・・・。野菜室の中、大根1/3・キャベツ半玉・かぼちゃ1/4と、だんだん心細くなってきました。仕方がない、少し買い足しましょう。夫と、食品スーパーで待ち合わせ。いつもなら、入り口前のワゴンの中に八王子産の野菜がたくさん置いてあるこのお店、今日はあまりお品がない。このコーナー、市場に出荷できないB級品の野菜がお安く並んでいて、よく利用していました。でも今日は、ナスが少々しか置いてありません。野菜農家からの出荷が少なかったのか、人気で売り切れてしまったのか・・・。とりあえず、ナスを買い物かごに入れて店内へ。トマトを探したら、小さなトマト2個で299円(税抜き)!!少し前なら、この大きさなら5個入って298円だったはず。倍以上の値上がり!!キュウリは、1本89円。しばらく考えて、トマトだけ購入。お安かったのは、小さなレンコンの袋詰め。煮物や天ぷらこちらは買いませんでした。その他、パンや魚類を買い物かごに入れてレジへ。ほんの少ししか買わなかったのに、4000円近くにもなっちゃいました。重い物はリュックに詰めて、夫が持ち帰ってくれました。私は軽い物を手提げの袋に入れて、バスの時刻までベンチで待ちます。すると、「お隣、いいですか?」と私と同じぐらいの年齢の婦人が声をかけてきました。もちろん大丈夫です。「どうぞどうぞ」と席を勧めました。「暑いですね、いつまでこの暑さは続くのでしょう」という当たり障りのない時候の挨拶から、会話が始まりました。「果物が高くって、買えませんでした」と、婦人。我が家もこのところ、果物に手が出なくってしばらく購入していません。まったく同感なので、大きくうなずきながら、「果物が高いからせめてトマトでもと思っても、そのトマトもビックリするほどお高くって」と言葉を返すと、「そうなのよ。今日はトマトもキュウリもあきらめました」ってその方が。とても身なりのきちんとした方で、生活にお困りの雰囲気ではなかったけれど、このところの野菜の高さに辟易しているというご様子。「野菜を食べましょうて言われて野菜を買いにこれば、お高くって買えないのよね」とも。野菜だけではない物価高。何もかも値上がりをしていて、必要なものを買うのもためらいます。やがてバスが来てそこで会話は終わりましたが、こうして年金生活者の多くが日々のやりくりや献立に頭を悩ましているのよね。この猛暑と物価高、何重にも苦しい思いをしている人が、我が家を含めていっぱいなのでしょうね。ため息が出るような、出来事でした。
2025年08月31日
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2025年8月29日(金)目には悪いとは思いながら、布団に横になったまま文庫本を読む、なんてことをしてしまいました。椅子に座っていられない生活が始まって、まもなく1カ月半。読書を我慢して、もっぱら録画した映画なんかを見てきたのですが、それにも飽き飽きしてしまって・・・。本当は、吉田修一著「国宝」を読みたいのですが、それは体調が良くなってからと椅子に座れる日までお預けにして、手元にあった雫井脩介著「虚貌」を読んでいます。舞台が珍しく我が故郷岐阜なので、知っている地名があちこち出てきてそれだけで興味がそそられるという感じです。さて昨日のブログ、映画「国宝」の衣装のことを書きました。それを読んで、コメント欄にkororin912 さんが「荘苑オンライン」の記事を紹介してくださったんです。映画「国宝」の衣装デザインをされた「小川久美子」さんのインタビュー記事です。「荘苑」というのは、文化服装学園の出版部が発行しているファッション雑誌です。小さな仕立て屋さんのような洋裁店だった我が家にも、毎月必ずこの雑誌が置いてあって、お客さんはそれを参考にしてデザインを選んでいました。だから子供時代から、実になじみ深いファッション誌です。今はそれが一部ネットで見ることができるだなんて、知りませんでした!!!そこで私の思い違いがあったことを発見。「二人道成寺」や「二人藤娘」などで、実にあでやかな歌舞伎衣装が使われているのですが、それも小川久美子さんのデザインだと思っていました。でも荘苑オンラインでは、「本物の歌舞伎衣装を借りてきた」とありました。テレビの番組で、田中泯さん演じる人間国宝「小野川万菊」が踊る「鷺娘」の衣装が、小川久美子さんのデザインとして紹介されていたので、てっきり他の歌舞伎衣装も小川さんのデザインだと早とちりをしてしまいました。ごめんなさい、「鷺娘」の白い衣装は小川久美子さんデザインのものですが、その他の舞台衣装は本物の歌舞伎衣装を借りられたとのこと、訂正させていただきます。詳しくは、荘苑オンラインをご覧ください。実に詳しく、映画衣装をいかに作ったかということが書かれていて、興味深いインタビュー記事です。荘苑オンラインhttps://soen.tokyo/costume/kokuhou250606/
2025年08月30日
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2025年8月28日(木)連日、映画「国宝」の観客動員数や興行収入などがネットにあがっていて、見ようと思わないでも目に入ってくるのです。8月10日の時点で、観客動員数782万人・興行収入110億円突破だそうです。そして今日、第98回米アカデミー賞の国際長編映画賞の対象となる日本代表作品に選ばれたとの発表もありました。この映画のすばらしさはあれこれありますが、その一つが衣装。特に歌舞伎の上演・舞踏の場面の衣装のすばらしさには、目を奪われます。実は私、若かりし頃ほんの一瞬ではありますが、映画や舞台の衣装デザインの道に進みたいと思ったことがあるんです。演劇好き・映画好き・読書大好きの20代のころ、文科服装学院系の洋裁学校に通って密かに目指していました。我が家は、洋裁店でした。決しておしゃれな店ではなく、町の仕立てやさんという雰囲気の小さなお店を、父と母が営んでおりました。子どものころから衣装には、強い関心があったんです。しかし洋裁学校に入ってすぐ、自分にはデザイナーとしての資質がないことに気づいて、すっかりあきらめちゃいました。同じクラスにいる男子たちの、奇想天外でも実に緻密に計算されたデザインを目の当たりにして、とても太刀打ちできないと知りました。それでも、映画や舞台を見るときは、今でも衣装には格別の関心を持って観ております。映画「国宝」の衣装デザイナーが取り上げられるということで、NHK「午後LIVEニュースーン3時台」を見ました。デザイナーは、「小川久美子さん」この映画の衣装でまず目を奪われるのが、喜久雄(吉沢亮さん)と俊介(横浜流星さん)の舞台上のシーン。あでやかな歌舞伎衣装・踊りの衣装の重厚さ・絢爛さ・見事さ!!てっきりこちらは本物の歌舞伎の衣装さんが担当しているものと思っていたのですが、これもなんと小川久美子さんがデザインされたものなんですって。さらには、数百人の観客一人一人の衣装もお弟子さんたちの力を借りデザインされたんですって。映画では胸のあたりまでしか映らない観客の、その衣装まで!!観客の席の配置まで、小川さんがこだわられたそうです映画ではほんの数分も映らない観客席、そこにもこだわりにこだわった配置があったんですって。当時の時代背景を知るために、「アサヒグラフ」などの写真雑誌をたくさん読み込み、その当時の日本人の着るものへの関心・流行を調べられたとか。さらに登場人物の一人一人の性格付けを、衣装でされたそうです。特に、喜久雄と俊介の性格や生まれ育ちの違いを、衣装に込められたとのこと。喜久雄は、地方の任侠の家に生まれやがて努力でのし上がる存在として、当時流行していたグループサウンズの中性的衣装を、紫を基調に。俊介は、関西歌舞伎の名門の御曹司なので、育ちの良さをアイビールックで表現されたんですって。番組はごく短い時間でしたので、掘り下げのない単なる紹介番組になっていたのが、残念。私とすれば、歌舞伎や踊りの衣装がどのようにデザインされ、反物はどのように制作され、それに刺繍を施したり縫い上げた方々の姿を見せてほしかった。是非、どちらかの番組でそういうことを細かくレポートしていただけないものかしらと、切に思いましたよ。番組としては大変物足りない物でしたが、デザイナーさんのこだわりの深さを知ることができ、細部に至るまでの配慮があることを知ることができました。映画の世界は深い。あらゆる分野のエキスパートが集まって熱意をもって作るのが映画だと、改めて思いました。ああ、早くDVDが発売されないかなあと、切に待ち望んでいる私です。
2025年08月29日
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2025年8月27日(水)夫は、毎朝7時前には散歩に出かけます。猛暑の日々長時間の散歩は心配なんですけれど、夫は「涼しい道を選んで歩いているから大丈夫」と、3時間余りの散歩を続けています。確かに我が家のある多摩地区は、川あり山ありの自然豊かで日陰もあるんですが・・・。夫が出かけた後、食器棚の整理をしました。今日も体に負担のかからないように、1時間だけと時間を決めて。我が家、高価な食器は何もありません。みんな安物の食器ばかりですが、それでも購入するときは好みに合ったものを選んだつもりです。以前は4人家族でしたので、食器も4人分、ものによっては6個組なんていうのもありましたから、一度処分をしたことがありました。それでも未練があって残した食器もあって、今回はそれらも思い切って処分してしまおうと思いました。数年使っていない皿・コーヒーカップ・いただき物のセット品・ラーメン丼などなど。市の指定の不燃ごみの袋、20ℓ2枚がパンパンになりました。シルバーパスが届きました。シルバーパスとは、高齢者の社会参加を助長し、高齢者の福祉の向上を図ることを目的として、70歳以上の住民税が非課税の人は年間1000円の発行手数料で、対象の交通機関が1年間無料利用できるものです。都内を走る都バスや数々ある民営バス(数えてみたら25社もありました)と、都営交通(都電・都営地下鉄・日暮里舎人ライナー)の都内を走る部分はほぼ無料になります。毎年更新で10月1日から9月30日まで利用できます。以前はバス会社の窓口や特設会場などでの更新でしたが、コロナになってからは郵送受付となりました。申込書が送られてきて、それに記入して返送すると振込用紙が届き、コンビニで支払いをすませるとシルバーパスが郵送されます。来年の9月30日までのパスが届きましたので、これで買い物も通院も交通費を気にせず出かけられます。年金生活者にとり、交通費の負担がないというのはまことにありがたいのです。18時ごろから、雷が鳴り始め風も強くなってきました。久しぶりに雨が降ってくれるかと期待したのですが、空振り。残念、ここいらでひと雨欲しいなあ。
2025年08月28日
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2025年8月26日(火)まだ背骨に負担のかかる姿勢はできないので、もっぱら布団に横になって録画したものを観ています。今日はなんと、1969年5月に公開された篠田正弘監督の「心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)」を観たんです。今から56年も前の映画!!!!実はこれ、岐阜の映画館で22歳のときに観た映画です。その頃は歌舞伎は好きでしたが文楽の世界は知らなくって、今見ると全編近松門左衛門の人形浄瑠璃の世界を、岩下志麻さん・中村吉右衛門さんが実写で演じているものすごい作品でした。紙屋の治兵衛(中村吉右衛門さん)は、妻子がありながら紀伊国屋の遊女小春(岩下志麻さん)と深い仲になり、仲を裂かれるなら共に死のうと心中の約束をしている治兵衛の妻おさん(岩下志麻さんの二役)は、治兵衛の思いを知って小春に手紙を書き二人の子のの父親を殺さないでほしいと訴える。小春とおさんの間には、女同士の堅い約束と意地が結ばれ、小春は治兵衛に心中をやめるよう、自分は死にたくないと告げる。治兵衛は、周囲の監視で小春のところに行けない日々が続く。そんな時、小春の身請け話が聞こえてくる。嫌いな男に身請けされるぐらいなら小春は死んでしまうのではないかと考えたおさんは、商売の支払い分や自分や子供の着物を質に入れてお金を作り、治兵衛に身請けしてくるように伝える。治兵衛を自分や子供の元に返してくれた小春に恩義を感じているおさんは、小春を死なせてはならないと、強く思うのです。しかし、治兵衛と小春を取り巻く周囲の思惑が絡みあって、二人は心中への道行きとなります。ざっと簡単に描いてしまうとこんなストーリーなのですが、場面の展開はまるで文楽を見ているかのように進みます。人形浄瑠璃の唸りや泣き、大勢の黒子達によって進められる一幕一幕、そして文楽独特のどんでん返し。どんでん返しは、今では話のストーリーがひっくり返ることを言いますが、その語源は文楽の舞台の右手に張り出した、大夫・三味線方の座る床(ゆか)という演奏台がくるりと回転して、一瞬の間をおかず別の大夫や三味線方が現れる仕組みのこと。この映画でも、金屏風が回転して別の場面になるというように使われていました。風景も橋や川などの実写場面と、浮世絵や墨文字が大きく描かれた舞台のような場面とが入り混じり、不思議な感覚を抱かせます。岩下志麻さんと中村吉右衛門さんの濡れ場が、これまた怪しくドキドキするほど艶っぽい。これを22歳の女子が一人で映画館で観ていたのかと思うと、顔が赤くなります。56年前の日本映画の意欲作。全編白黒の世界ですが、そこには鮮やかな色がありました。音楽は、武満徹さん。黒子や遊女を演じているのは、前衛演劇集団・天助桟敷の方々。古典と前衛の取り合わせの妙。篠田正弘という方は、大天才だったのですね。
2025年08月27日
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2025年8月25日(月)体調が少し良くなってきたら、俄然気になるところだらけの我が家の整理がしたくなってきました。とは言っても背骨の圧迫骨折で、まるで鎧のようなコルセットを付けている身なので思うようにはいきませんが。1時間だけ、と時間を決めて台所の一部を整理しました。我が家のキッチン、一応ダイニングキッチンと言えるものなのですが、とっても狭い。流し台の前にテーブル、テーブルをはさんで冷蔵庫。これらがキチキチに配置してあります。狭いのでテーブルの下にもビールのケースを置いたり、紙の資源ごみ入れなどが置いてあります。今は夫と二人だけなので、これでも不自由なく生活しているのですが、なにせ狭い。夫の席の後ろは、食器棚。夫が椅子に座っていると、食器棚との隙間が狭くって横にならないと通れない💦ということで、その隙間を少しでも広げるべくあれこれ工夫。とはいっても、もともとが狭いキッチンなのでできることには限りがありますが、とりあえず処分できるものは処分して、少しでも空間確保をしようと頑張りました。レジ袋が有料化となって、貧乏性の私は昔から溜め込んでいたレジ袋をますます後生大事に溜め込んでいました。これが結構なスペースをとっています。今回は必要最小限を残すのみとし、そのほとんどを処分しました。物の配置を変えたり工夫したりして、ほんの少々ではありますが空間の確保がかないました。まだまだ問題点は山ほどありますが、今日はここまで。残りはまた体調の良い日を選んで少しずつ整理することにします。
2025年08月26日
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