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名護市長選の結果に米紙読者から 「いざとなって泣きつかないで」:
素晴らしい アメリカのマスコミ : これからも 日本の文化力は、アメリカに 及んでいたにことが 良く分かる。日本のマスコミの低落、レベルの低さを 見れば、日本はなお 敗戦を続けていると 言える。
自由、平等、博愛、そして 民主主義も 結局うわべだけしか、輸入できなかったということですね。 言論の自由など でたらめ ということではないでしょうか。
今週は名護市長選の結果を、アメリカの新聞がどう伝え、 アメリカの読者たちがどう反応しているかという話題です。 アメリカ人が「アメリカいい加減にしろ」 と書いている面白味もさることながら、「 いざとなって泣きつかないで」という、 日本人にはギクリとさせられる釘刺しもありました( gooニュース 加藤祐子)
○基地移設は市町村が決めることかどうか
日本の首長選挙をアメリカの二大紙がとりあげることは滅多にありませんが、 普天間移設問題の鍵となる名護市長選はもちろん例外です。
ワシントン・ポスト紙 のブレイン・ハーデン東京特派員は24日付記事で、日本の新政権がより対等な日米同盟を掲げたために、 普天間移設を決めた2006年の日米合意が「put on hold(一時保留)」となり、「オバマ政権が辟易とした(to the exasperation of the Obama administration)」 という背景を説明。その上で、基地移設反対を掲げた新人候補・ 稲嶺進氏が環境保護派や地元の民主党から支持されていたこと、 移設容認派の現職・島袋吉和氏が「 基地移設は市長や市民が決めることではないという立場から、 基地移設問題への言及を選挙戦では避けていた」ことを紹介。
基地移設は自治体が決めることではないという考えについて同紙は、「米海兵隊幹部も同じ意見だ。第三海兵機動展開部隊を訓練し、 同部隊の即応性ある機動力を維持するためには、 普天間飛行場は欠かせない要( linchpin )だと、 海兵隊幹部は考えている。同じような即応力をもつ米軍部隊は、 極東にはほかにいない。米太平洋海兵隊司令官のキース・J・ ストルダー中将は先週、取材に対して『国家安全保障政策を、 市町村が決めることは出来ない』と話している」 と米軍サイドの見方を示しています。
その上で記事は、飛行場移設が辺野古沖の生態系を壊す懸念があることや、 普天間基地の宜野湾市民がこれまで苦しめられてきたことも紹介し 、バランスのとれた内容になっています。
ニューヨーク・タイムズ のマーティン・ファクラー特派員は24日付記事で、 2006年日米合意が今後どうなるか、「 米国にとってアジアで最も近い同盟国・日本との外交関係は、 これをめぐりすでにぎくしゃくしている」と指摘した上で、 やはり状況を詳しく説明( 基地について安全面や環境問題の立場から反対・反感が強いこと、 日本国内の受け入れ先がないことなど)。
○アメリカ国内からはどう見える
さらに同紙はサイト上で、この問題について 読者のコメントを募集しています。 回答者たちは一様に≪ニューヨーク・タイムズのオンライン・ コメント欄に投稿する≫という属性を持つ人たちなので、 アメリカ国民の代表的な意見とは必ずしも言えない気もします。 しかしそれを含みおいた上でも、 コメントには一定の論調が見えて面白いです。名護市民の選択に、 アメリカの市民がどう反応しているか。特に、 アメリカ国内からの投稿(と書いてある)コメントは主に--、 「第二次世界大戦が終わってもう65年たつのに、なんで5万人もの米軍がまだ沖縄にいるんだ?」
「世界中に米軍展開するなど、もうとっくに止めるべきだ。そんなことをしても、アメリカは世界中から憎まれただけ。 もっと自国内の自国民を大事にしろ」
「私が日本人だったとしても、自分の国に米軍がいるのはいやだ。いったんやって来ると二度と出て行かないからだ。 アメリカ人として、日本人を全面的に支持する」
「ついに『同盟国』のひとつが我々アメリカの帝国主義に立ち上がって『出て行け』 と言おうとしているんだって?」
「日本は主権国家だ。その国の国民が、自分たちの国土に米軍はいらないと言っているなら、 アメリカが強制する権利は何もない。アメリカはいい加減、 よその国を『手下』ではなく対等な国として扱うべきだ」
「日本やヨーロッパでの米軍駐留は、税金のむだ遣いだ」
--という、「アメリカ帝国主義」に「いい加減にしろ」という意見が多い。しかも、 やはり経済がこれだけ苦しいのだから『 国内をもっとどうにかしろ』という意見が目立ちます。(日米の) いわゆる「識者」と呼ばれる人たちが言うような、「 2006年の日米合意を守れ、 約束破りは二国間の信頼関係を傷つける」とか「 日米安保体制にヒビが入る」とか、 そういう意見はほとんど見られません。
そしてさらに。少し目線の違った意見がカリフォルニア州のアレンさんから。「 世界第二位の経済大国となった日本はもう十分に、 北朝鮮のたぐいに対しても、自国防衛は自分で出来るはずだ。 米軍はあっさり日本から引き揚げられないのか?」と。 もう日本のことは日本に任せろと。
そして、ニューヨーク郊外ホワイトプレーンズのポールさんから。「米軍基地を撤収して、 日本の防衛は日本が全額負担するようにすればいい。ただし、 北朝鮮がそっちにミサイルをぶんぶん飛ばし始めても、 アメリカに泣きつかないでほしい(But don't come crying to the U.S.A. when North Korea starts lobbing missiles your way)」
つまりは、そこですね。「アメリカいい加減にしろ」も本音として(一部の)アメリカ国民の中にあるでしょうが、 むしろ「日本いい加減にしろ=自分のことは自分でやれ」 という方が、正直な本音なのではないでしょうか( 自分がアメリカ人だったら、同じようなことを考えると思います) 。
「米軍基地はいらないと言うなら自分の国は自分で守れ」というアメリカ一般市民の声に日本人としてギクリとする以上、 そして沖縄にこれ以上の基地負担を強いるのは(道義的にも、 公共財の均等負担という共同体の基本からしても) あり得ない以上、 対等な日米同盟における自衛隊の役割について真剣に考えなくては ならないところまで、この国は来ているのだと思います。
◇本日の言葉いろいろ
linchpin = 要、馬車の車軸に車輪を固定するための杭◇ goo辞書でも読める「ニュースな英語」はこちら
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◇筆者について... 加藤祐子 東京生まれ。シブがき隊と同い年。8歳からニューヨーク英語を話すも、「ビートルズ」と「 モンティ・パイソン」の洗礼を受け、イギリス英語も体得。 怪しい関西弁も少しできる。オックスフォード大学、 全国紙社会部と経済部、国際機関本部を経て、 CNN日本語版サイトで米大統領選の日本語報道を担当。 2006年2月よりgooニュース編集者。米大統領選コラム、 「 オバマのアメリカ」コラム 、 フィナンシャル・タイムズ翻訳 も担当 。英語屋のニュース屋。