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電車で隣の席になった、1歳半くらいの男の子がニコニコしながら「チョーチャ!」と私を呼んだ。チョーチャって、たしかおばさんって意味じゃ…返す笑顔が引きつるのがわかる。家に帰ってから三省堂コンサイス露和辞典を引いてみると「チョーチャ=おばさん 個人名をつけて中年婦人をさす」あああ私、もう中年呼ばわり…力なくくず折れそうになるも、まだ続きが。「小児語では婦人一般」小児だよね、小児だよね、さっきの子!女性だからチョーチャって呼んだだけだよね!!まだ私オバサンって年じゃないよね、ほれほれ!!自分を正当化する私。ロシア語でもこれだけうろたえるのだから、日本語でオバサンと呼ばれた日には、気絶しちゃうかも。…でも遠くないのかも。
2006/01/26
ロシアの通貨は「ルーブリ」といいます。これまで大抵、「1ルーブリ=4円」くらいなので街で買い物をするときは「値札×4」と考える癖がついています。が、しかし。昨日、街中のATMでお金をおろして、後からインターネットで自分の口座を確認して驚いた。いまってレートが、1ルーブリ=4.3円もする!昨年末の円安ドル高ユーロ高は多少収まったのに、私の留守中も、ルーブリの価値は上がり続けていたのです。ちなみにこちらでのお金のおろし方ですが、日本の銀行でカードを国際用に変えてくれば、こちらのATMで、普通に自分の口座から、現地通貨で引き出すことができます。おそらく欧米のどこにいってもそうではないかと思います。日本からドルを持参して、いちいち両替所で換金するか、みちのく銀行でちょっと煩雑な送金作業をしてもらうか、セキュリティの穴に脅えつつシティバンクを利用するかしかなかったのは、もう一昔前のお話。ロシアも便利になりました。文明的になりました。だからって、そんなにルーブリ強くならないで。これ以上は上がらないで~!
2006/01/24
「エコノミークラス機内食を改善します」そんなタイトルのニュースがアエロフロートの日本語ページに。曰く、 「アエロフロート・ロシア航空は、 本日(2006年1月16日)よりエコノミークラスの 機内食提供システムを変更致します。」ほほう、どういうふうに? 「エコノミークラスをご利用のお客様には、 ワイン、ビール、コニャック、シャンパン等の 多様なアルコール類を 有料にて 提供致します。」ちょっと待て!それって「改善」なのか!? 「今回の機内食提供システムの変更は、 外部調査機関による調査 および乗客の皆さまの声 を基に決定されました。」え~~~なんだか責任転嫁じゃありません??「外部」ってあたりがまた。 「なお、同様の有料サービスは SAS、オーストリア航空、スイスエアー、 デルタ航空、マレブ航空等の 航空会社で実施されています。」ボクだけじゃないよ、と。アリバイ作りのようですね。原油高で航空各社はどこも苦しいらしいですから仕方ないのかもしれませんが。(でもロシアって産油国…)しかしこれを「改善」と言い切るあたりは、やはり独特の社風というか、お国柄を感じずにはいられませんね。(出典HPはこちら →http://www.aeroflot-japan.com/jp/news_story.asp?story_no=1)
2006/01/19

日本を発つにあたってルフトハンザを使ったので、(だって向こうの旅行社でチケット買ったとき、 アエロフロートと大して値段が変わらなかった。 ありえない。あのサービスで。アエロフロートが。)ドイツ気分に浸ってみようと、機中でタキトゥス『ゲルマーニア』を読みました。これは紀元1世紀末、ローマの高官にして文人であるタキトゥスが、ローマ帝国の辺境に接する異民族ゲルマーニーへ、帝国内の警戒心を喚起すべく彼らの習俗の詳細をレポートすると同時に、そのシンプルで力強い生活に爛熟、退廃した文明下のローマ人としていささかの憧憬をもあらわした書物です。世界史で「ローマの文化」あたりに出てきたのを覚えている方もいるかもしれません。今の我々の「ヨーロッパ」の固定観念が成立するはるかに以前、その源流となった版図で頭が翻弄されるのが心地よかったですし、ゲルマン諸族の古代的な風習の数々もとてもおもしろかったです。しかしいちばんすごいと思ったのは、翻訳。なんだかスラスラと読めるんですけど、これ、ほんとに古代ローマの作品?だってラテン語の難渋な表現に直面して、現代とはかけ離れた社会環境を限られた情報から類推しながら、練れた日本語訳を選んでいくって、並大抵のことではありません。古典古代の書物と古代諸語への通暁。西洋古典学の泰斗というのは、たとえばタキトゥスがいま生き返っても書斎で肩を並べて心ゆくまで語り合えるのでしょうね。昨今、大学ちゅうところは業績主義で、ちゃかちゃか論文書くことが求められていて、自分もわりとちゃかちゃか書きかねないタイプではあるのですが、こういう仕事はじっくり勉強できる風土からしか生まれないだろうなぁ。…まじめに勉強しよう。日本を長く離れるときに持っていく日本語の本というのは、選択に悩みます。エッセイとか新書とか、買いこみたい本はたくさんあるけどすぐ読み終わるし、読み返すことはあまりないだろうし。その点、古典というのはよろしいんじゃないか、そしたらやっぱり岩波文庫でしょう、とセレクトしたうちの一冊が『ゲルマーニア』で、なかなか成功であったわい、と思っている次第です。この後、『イリアス』も控えています。岩波書店は、海外長期滞在者向けにアピールしてみたら、けっこうニーズがあるかもしれんよ!?タキトゥス『ゲルマーニア』ブローデル『地中海』の翻訳もこれくらい読みやすかったらいいのに…
2006/01/16
外地に飛び立つ前に、日本の食材を買い込もうと「業務用スーパー」にいきました。ここは主に飲食店など、食品・飲料品を大量に必要とする人が買いに来るお店で、いろいろなものがお得なお値段です。しかし卸売では容易に想像がつくことではありますが、個々の商品がデカい。こくまろカレーのパッケージが縦横厚さとも微妙に大きく、「あれ、なんだか目がおかしい?」と思うのは序の口。ひじきをここで買おうものならたぶん一般家庭には一年分。それからタバスコが太い。瓶の口のところは普通の細さなのだけど、胴から先は、これ、ドラム缶?ほっそりしてないタバスコってけっこうカルチャーショック。ガムや飴は、箱単位で売っていました。コンビニで棚に並べてある、商品ロゴが印字されている小箱です。フェリックス(あのスマートで二足歩行する黒猫。懐かしいなぁ。)のガムの箱を手にとってみたら、底には、一箱に60個入りで、うち5個が「あたり」であるとの但し書き。確率って決まってるのね。それから「小売店さまへのお願い。 “あたり”が出たら、ご面倒ですが、 もう一つあげてください。」ああ、景品の指令って、本社から「おめでとうございます!」と麗々しく来るのではなく、箱の裏に小さくこう書いてあるだけなのね…しかも小売店は「さま」なのに、客には「あげて」で、そのうえ「面倒」なのかい。卸売っておもしろいですね。ロシアにも一般客が買える問屋さんってあるのかな?…あ、市場に行けばいいのか。
2006/01/13
日本にいるうちにインフルエンザの予防注射をしました。なぜかって、お正月に伯父に電話したら「おまえインフルエンザ、注射しとけよ。」「え?別にいいんじゃない? そんなつもりはなかったんだけど。」「絶対しとけ。 日本じゃそろそろ大流行なんだから。」「ロシアでも流行るかねぇ?」「おまえ、今年のインフルエンザが何型か知ってるのか? A香港型と Aソ連型だぞ! ロシアから来てんだ。」そういうわけで病院に行ったのでした。インフルエンザの名前って国名に合わせて改称されたりしないんですかね?
2006/01/11
いまどき、海外にいてもインターネットで日本の大抵のニュースは読めます。でも、お笑い芸人の実動作は見られなかった。だから「レイザーラモン」とか「ハードゲイ」とか「フォー」とか文字で読んで「なんじゃそりゃ?」と思っていました。帰国して初めて動いているところを見たわけです。ちなみに波田陽区はついに見ることも聞くこともなかった。私の出国後ブレイクして、帰国前にブーム終息してしまったから・・・まぁいいんですけれども。
2006/01/09

地元の友人たちと、新江ノ島水族館に行きました。なぜ「新」と付くかというと、この水族館は2003年にリニューアルオープンしたから。古い水族館には、2つ3つの頃から何度も行きましたが改装後はこれが初めてです。入館するとまず「相模湾大水槽」。湘南が面する相模湾を再現しているそうで、ピカピカした真鰺や鰯が泳いでいます。それを見た子供連れのおじさま方は口々に、「うまそうだなー。見ろよあの鰺、 刺身にしたらうまいぞー。」そして大水槽前で始まった館員の解説は「皆さん、トラフグのお刺身を 食べたことはありますか?」で口火を切り、トラフグの身の切り方にまで及ぶ。そうか、水族館で食欲を感じてしまってもいいんだ。たしかにここで展示されているお魚、どれもピチピチしておいしそうだもんね!そう思って友人に話したら、エノスイの年間パスポートを持ちここには常連の彼女によれば「今は水族館コーディーネーターっていう人がいて、 水族館の展示は、 食べるところから 興味を抱かせるようにするらしいよ。」つまり私はすっかりその戦略に乗せられたことになります。その後、イルカプールへ。友人が連れてきた小さな娘がイルカショー好きで、2本続けて見ました。4頭がジャンプやら背泳ぎやらをする中、まだ3歳のイルカが、ときどき指示を忘れるのか水から浮かんでこずに行方不明になるのが可愛くておもしろかったです。イルカプールの隣には、ゴマフアザラシの住まいがあります。ここは、以前は「みなぞう」プールでした。みなぞう…新江ノ島水族館オープン以来のマスコットだった、ミナミゾウアザラシのことです。館内のおみやげものショップで、みなぞうくんのDVDを見た私はその姿にすっかりに釘付け。クリスマスのみなぞうくん得意技1:あっかんべー得意技2:だいすき得意技3:のりまき可愛いからなのだろうか?いや、ただ可愛いと思っただけではないような気がする。ともあれ私はすっかり惹きつけられてしまって、テレビの前から動けなくなってしまいました。残念ながら、みなぞうくんは昨年の10月に急死してしまったそうです。実際に会えなかったのも悲しいけれど、こんな存在がもうこの世にいないのがもっと悲しく思われました。(写真は水族館等のHPより転載)そういえば私が小学生の頃は、江ノ島水族館にラッコが来る、ということでイベントがあり、図工の授業でラッコの絵を描いて出展した覚えがあります。でもそのラッコの姿は、この日、水族館にはありませんでした。イルカショーで必ず見かけたシャチももういないようでした。たまにしか来ないから鈍感になってしまいそうだけど、水族館は絶えず生き死にが繰り返されているところなんですね。(もっとも他館への譲渡という可能性もありますが。)江ノ島水族館の入館料は2000円ですが、年間パスポートは4000円で済むそうです。完全に帰国したら、そういうのを買ってもう少し足繁く通ってもいいなぁ、と思いました。会いたかったな。
2006/01/06
大学時代のサークルの先輩、友人と会いました。二人とも実家から新幹線で戻ってくるため、待ち合わせは東京駅。でも東京駅の周りって、初詣できるようなところってないよなぁ。それではいっそのこと、一般参賀に行ってしまえ。一般参賀=皇居詣。皇族の方々が高いところから手を振るアレです。いいんだろうか、そんなところ行って。一線を越えないだろうか私たち。3人で一瞬躊躇する間(があった気がする。)…まぁいいのだ、ネタ作りを怠ってはならない。だって私たち、劇団やってたんだから…東京駅を丸の内側に向かって出ると、駅前広場には、のんびりした健康的な音楽。子供たちが楽しくお遊戯を始められそうな曲です。なんだろうこれ?と思って見回すと、丸ビルの前に止まった黒塗りのうよっきーな街宣車が音源。…あんな黒い箱みたいな車がそういうのんびりした音楽をかけることもあるんですね。発見。そんなBGMに送られて、皇居へ向けて一筋の人の流れ。皆、一般参賀を目指しているのです。その波に入り込んで私たちも歩いていると、和田倉門の橋を渡ったところで緑の帽子の人に日の丸の小旗を渡される。この人たちもうよっきー?と、一瞬動きが止まりましたが、帽子をよく見ると「奉仕会」との文字。友人によれば、国体等に皇族方が臨席されるときも緑の帽子の人たちが旗を配っているそう。宮内庁管轄下のボランティア団体でしょうか?さらに進んで砂利の広場を抜けると、ボディーチェックのための白テント。しかしそこには、数多の警官と金属探知棒はあるものの、金属探知用のゲートは一つも設置されていません。空港はおろか、劇場やショッピングモールですら金属探知ゲートをくぐらなければいけないロシア生活に慣れてしまったのでビックリして、「え、皇居なのにいいんですかね?」すると先輩が冷静に、「電源がないんだろ、ここには。」たしかに広大な皇居前広場には、美しい松林が広がるばかり…そこを過ぎると門があり、参道の周囲にはおまわりさんがびっしり。でももっとこわいのは、同じくらいの数のトレンチコートの男性たち。私服刑事なんでしょうか。何気ない風を装って、眼光鋭く不審者を見極めているのでしょうか。電光石火で、武道の技を使えちゃったりするんでしょうか。とか思いながらドキドキしていたのですが、よく見ると私服の人は皆、緑の腕章。そしてそこには「宮内庁」の文字。あ、お役所の人だったのね…(でも皇宮警察だったりするのか?)坂を上ると(皇居ってとても高い場所だった)大きな広場と長い宮殿がありました。着いたらすぐお出まし、というタイミング。でもまだ前に進む余地は充分あり。雨が強かった時間帯で、比較的人が少なかったのでしょうか。「あいにくの雨で、ずいぶん濡れたのではないかと 案じています」とのお言葉が入ったのは、この回。こういうときのお言葉でもアドリブ(?)入るんだ、と、私たちはなんだかビックリ。参集者はとりたててうよっきーということもなく、ごく穏やかに、普通の雰囲気でした。ということで我々の初・一般参賀(最初で最後かもしれんが)は無事終了。珍しい経験をしたお正月、こうして日記に書くネタもできた1月2日だったのでした。
2006/01/03
アレクサンドル3世が出てきた。あっぱれ職業魂?
2006/01/02
逆風であろうともNHK好きなので、昨夜は紅白歌合戦を見ていました。ドリカム好きなので、吉田美和のステージがいちばん心に残りました。芝居好きなので、グループ魂のステージがクドカンはさておき、ああ阿部サダヲが、そして三宅弘城が全国中継に出ている、と嬉しかったりしました。それから、山本耕史が前川清を「山川…」と言い間違えたときにドキドキしました。前川清自身が歌い終わったときに「どうも、山川でした」とネタにしてたし、会場も盛り上がっていたし、おもしろかったのですが、「紅白のジョウシキ」「芸能界のオキテ」的な戒律から楽屋裏でベテラン歌手たちから山本耕史クン吊るし上げられてるんじゃ、と人ごとながら心配に…仲間由紀恵はとってもよかったですね。でも司会って4人もいらなかったんじゃ…山根アナウンサーの声、もっと聞きたかったけど喋る暇ほとんどなかったし。紅白ってお正月気分を何より醸し出してくれるけど、巨大空母のようで、少してんぱりすぎなのかな。その後のさだまさしの生番組くらいまったりしているのもよかったです。(つまりうちは「ゆく年くる年」も越えて ずっとNHKだった。我が家には格闘技は存在しなかった。)
2006/01/01
いよいよ新しい年ですね。ロシア生活も、新しい年に入りました。(ブログのタイトルも改めました。)今年もよろしくお願いいたします。今年の目標:大らかに楽しむあんたのブログ浮かれっぱなしじゃねぇか、という突っ込みも聞こえてきそうですが、これまでのロシア生活、ストレスやコンプレクスも多かった。いやほんと。でも少し視点を変えて気楽になってみたらもっと楽しめたことがたくさんあったのではないかという気がしています。そういうわけで、残りのロシア生活、なるべくくよくよせず、前向きに過ごしていかれたらいいなぁと思っています。しかしロシア滞在は夏くらいまでを予定しているのでまだけっこう長いな。しかもこれから厳冬期なんだよな。トホホ。(あれ?前向きじゃない?)
2006/01/01
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