『ポスターでみる映画史Part3 SF・怪獣映画の世界』という展示をやっていました。
その関連イベントとして、三池敏夫さんのトークイベントがありました。
トークのテーマは『特撮映画の美術ー井上泰幸の時代』。
これまで三池さんは、ちょうど1年前の井上泰幸展をはじめ、
井上さんの功績を一般の我々に詳しく教えてくださる講演をされておられますが、
今回もきっとそのような感じだろうと期待して行きました。
そしたら!予想をはるかに超えていました…!
空の大怪獣ラドンを皮切りに、84ゴジラまで、
井上さんが担当した数々の映画の特撮を、映画の概要とともに説明してくださったのですが、
一作品あたりの説明が濃い!
モニターを使用して、たくさん写真や図面も見ながらお話してくださり、大変わかりやすかったです。
また、今回は娯楽映画としての特撮だけでなく、戦争映画にも触れられ、
戦争映画は怪獣の特撮映画と密接な関係があるということで、何本も戦争映画を取り上げられてました。
私は戦争映画はあまり見たことがないので、映画そのものの細かい内容は知らないのですが、
それでも図面や撮影風景の写真、映画本編の実際のシーンとの比較など、おもしろくて、
今までの三池さんの講演では戦争映画は取り上げてなかったと思いますので、興味深かったです。
もともと、講演開始時間に、「今日は何時に終わるかわからない」と主催の方がおっしゃっていて、
いつもはこういうトークイベントは1時間くらいらしいのですが、
始まる前から「多分1時間では終わらない」と予告されていました。
結果…2時間弱ありました(笑)。濃かったな~。
フィルムセンターの方曰く、このトークの観覧者数も過去最高レベルだったらしいです。
確かに、トークが始まってからも、椅子やモニターを追加していました。
さらには、ポスターで見る映画史という企画自体が、
今回はPart3ですが、Part1・Part2という過去2回を上回る入場者数を
このPart3が記録したとおっしゃっていて、それを聞いて会場から自然と拍手が湧きおこりました。
やはりSF・怪獣映画の世界は、人々を魅了する分野なのですね。
三池さんのトーク、2時間弱やってるのに、終わる頃もまだ聞いていたいと思いました。
時間制限さえなければいつまでも話してられるくらいのネタと熱意を三池さんがお持ちなのが、
十分こちら聞き手側にも伝わってきました。
いつかトークだけでオールナイトできそうな勢い(笑)。
このイベントが無料で参加できたというのが、神イベント過ぎでした。
行けてよかったです。大満足です。
そして、この日に初めて知ったのですが、フィルムセンターは4月から、
独立行政法人国立美術館の映画専門機関「国立映画アーカイブ」として新たな位置づけになるそうです。
なので、フィルムセンターという名前でのイベントはこれが最後。
最後の企画展で、ポスターで見る映画史シリーズ最高の入場者数を記録し、
関連イベントであるトークの密度も、お客さんの密集具合も(笑)濃く、
締めくくりとしてふさわしいイベントになったなあと感慨深く思いました。
あらためまして、開催してくださったフィルムセンターと、
実際お話をしてくださった三池さんに心より感謝いたします。
ありがとうございました。
新しく誕生する「国立映画アーカイブ」にも期待です。
またこのようなイベントがある日を楽しみにしております。
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