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July 11, 2006

信じるもの

(28)

テーマ：心のままに独り言(8866)

カテゴリ：好きな人へ

前の日記で、

「それで日本にいるより、海外の大好きな海が見えるところの方が身体はとても楽で、長期静養のため海外へ行かれたの。」

その人の病気は、癌だった。
大腸に数ヶ所と胆石と初期のガンがあるのと
あとは胆のうポリープ。
あと、すい臓に結石、だった。

4年前からかなり体調は悪かったと思う。
身体が体調悪いのは感じていて、私に、「医者に行けば悪い病気と診断され、即入院となるのが怖いから病院へいけないんだ」とは言っていたからね。
だからこの事実はなかりショックだっと思うの。

それから、入院、オペして命の危険はなくなった、と言っていたけれど、かなり悪かったのだろうと。
5ヶ月早めて再検査して、またポリープが見つかり、除去、退院して、即、海外へ行っちゃった。
怪我の治療も残っていたのに。
行った海外先は、自分の余生をそこで過ごすために一生懸命働いている、と私に話してくれたところだったから。

でも、そんなとき私に話してくれた言葉を思い出したの。3年前話してくれたことだから、気持ちは変わっているかもしれないけれど。

りかの考えと違う道を自分が選んでも
それには深い意味があることをくみ取って欲しい。
何故なら、二人にとって、つかの間の触れ合いなんかよりは
持ち駒さえ放棄しなければならなくなる「ゲームセット」を避ける
ことのほうがはるかに大切だから！

と、言った言葉だった。
人から聞いたら無責任な言葉に聞こえ、自分の都合のいいことばかり言う人に感じるかも知れない。

海外へ行くときも、私には何も語らず行ってしまった。きっと、「俺の背中を今まで見れば分かるだろう」と言いたかったのだろうと。
私はその人が生きてきたイキザマを知っているから、この言葉に嘘はないと感じ、この言葉を信じたいと思った。

だから、今、お元気であれば、例え、100％会える確立はないとしても、生きて居てくれることが分かれば、1％の望みはあると感じたの。

海外へ何もかも放り出して行ったのは、長生きするための手段、と考えようと思ったの。

でも、そこまで信じられる人と出会えたことは私は幸せだと感じています。
かなりの夢ばかり見ていると見えるかもしれないけれどね。(笑)

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