りんママの家族日記♪

2005年10月10日
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カテゴリ: 軽度発達障害





気合を入れて、中学校学習指導要領の教科目標を暗記したり、自分の目標とする教育について考えたりしました。


φ((. . ))カリカリ …(゚ロ ゚ * )ウーン…φ((. . ))カリカリ


りん君と夫は、私が集中して勉強が出来るようにと、バッティングセンターに遊びに行ってくれました。


夫「( ̄▽ ̄=)ゆっくり遊んでくるから、お前は頑張って勉強しててくれ。」


りん君「ママ、頑張ってね!ヾ( ´▽` )」


私「うん、ありがとうね。出来るだけやってみるね(*´∇`)」


…ひとりで勉強をしていると、ふと、りん君に発達障害があると診断を受けた頃のことを思い出しました。


りん君は、小学2年生の時、児童相談所で検査を受けました。


田中ビネー知能検査とWISC-知能検査(ウィスクスリー)を受けて、IQがボーダーライン、知能年齢(精神年齢)が生活年齢(実際年齢)よりも4年の遅れがあると診断されました。


当時のりん君は8歳でしたが、総合発達年齢は4歳ということでした…


私は、この先どうすればよいのか、りん君をどうやって育てていけばよいのか、途方に暮れました…。


私「(;´◯`)ノこの子に、言語指導や、社会性を学ばせたいのですが…」 声が震えてました。


医師「就学前でしたらね、でも、りん君はもう小学2年生ですし、□□荘で小・中学生対象の教室がありますが、


この子は、比較的言語獲得が良好で、集団生活に十分なじめるだけの身辺自立が出来ていているのでね。今は、入園は1年以上待たなくてはいけませんし、療育を急ぐお子さんが優先されますからね。」



それでも、納得した療育が受けれるシステムがほしかったのですが…


地域によって違いがあると思いますが、私の地域では、当時、まったく受け入れ体勢が整っていませんでした。


医師「他の子供の行動を観察して、それに合わせた行動が出来る子ですから、健常の子どもと触れ合う刺激で伸びるタイプの子ですね。」 と言われました。


そして、4年後の6年生になってから、進路のこともあるので、再検査をするようにと言われました。


その日から、夜中に何回も泣きながら目を覚ましました。


夫「( ̄ロ ̄)仕方ないんだ。可愛がってやろう。障害のあるところに目を向けるのではなく、りん君の気持ちを考えよう。りん君にも、俺達と同じように感情があることを忘れないようにしよう。」


私「(P□`q。)…全然分からないの。将来はどうしたらいいか分からないの。普通学級でいいのかどうかも分からないの…」


夫「どんな小さいことでも、りん君に気持ちを尋ねてくれ。りん君の気持ちを大切にしてくれ。りん君の人生なんだ。りん君が選ぶべきだろう。」


それから、私も少しずつ、変わっていきました。


私「(*´∇`ノノ゛りん君、どっちの色が好き?何して遊ぶ?どの絵本を読む?」 と言えるようになりました。


少しずつ、りん君は自分の気持ちを表現できるようになりました。


りん君「今のままの普通学級がいい。おれ、頑張れるから。みんなと同じようにしたい。」 と泣きながら言うりん君を抱きしめて


私「うん。うん。りん君がそうしたいのなら、ママ達も、応援するからね。」 と一緒に泣いたこともありました。


小学3年生の時の担任の先生が、りん君をとても理解してくれ、野球などのスポーツの楽しさとりん君の素晴らしさを教えてくれました。


その頃から、N君、K君といった、6年生の今に至るまで、ずっと親友でいてくれるクラスメート達と出会い、仲良くなって、


少しずつ、少しずつ、りん君は成長していきました。


6年生の4月に、再度、児童相談所で検査を受けました。


田中ビネー知能検査とWISC-知能検査(ウィスクスリー)を受けて、結果、両方ともIQが100以上でした。


4年前は、検査の評価点にばらつきがありましたが、今回は、言語性IQと動作性IQに差がなく、言語理解、知覚統合、注意記憶、処理速度にも、でこぼこがなくなってました。


医師「総合の発達年齢が、実年齢に追いついたのですね。りん君よく努力しましたね。喜んでいいことなのですよ。たくさん褒めてあげてくださいね。」


医師の優しい言葉に、涙が溢れてきました。


数値だけでなく、実際にりん君を見てきて、コミュニケーションが上達したこと、友達と感情を共有できるようになったこと、


家でお手伝いをたくさんしてくれること、何より優しい気持ちを持っていること、たくさんいいところを知っていたのですが、


やはり、専門家の先生からの言葉は、心に響きました。


りん君を通して、いろいろな人たちに暖かい言葉をもらい、違う見方を教えてもらい、自分の気付かないことを教えてもらいました。


私「あ、ありがとうございます。゚(゚´□`゚)゚。」


曲がりくねって、先の見えない道であっても、手を取り、共に歩いて行こうとすることが、愛情です。


心を研ぎ澄まして、注意深く見てみると、当たり前だと思っていたことが、奇跡のように思えてくることがあります。


そうして、たくさんの奇跡を見つけて、感動できる澄んだ心を持ちたいと思います。



夫「ただいま~( ̄▽ ̄)」


りん君「ママ、お昼ごはん食べた?肉まん買ってきたよ(´▽`)ノ」


私「(*´▽`*)ありがとう。おかげで勉強だいぶ進んだのよ。あのね、パパとちょっとお話があるから、りん君2階の部屋へ少し行っててくれる?」


りん君「うん、…ケンカしないでね…(゚ o ゚ *)」 心配そうに、部屋を出ていくりん君。


夫「 ( ̄ロ ̄;)なんだよ?もしかして、先日の洋子さんのことか?」


私「…パパの携帯電話を偶然見たの。メール受信で、その洋子さんからたくさんメールが来てるね。メール送信でも、パパから洋子さんへたくさん送信してたね。私には、滅多にメールくれないのにね。メールの内容は読んでないよ。」


夫「( ̄ロ ̄lll)会社の部下の新人の子だよ。仕事のことでメールしてるだけだよ。俺のいる課では、名前で呼び合うのが普通だから、そうしてるだけ。お前本当に嫉妬深いな。」


私「ヽ(*゜□゜*)ノ ア・ヤ・シ・イ~~~~!!」


夫は、込み上げる笑いをかみ殺しながら、携帯電話を私に渡して言いました。


夫「ほら、俺の携帯、見ていいよ。頼むからもっと信用してくれよ。俺は、お前やりん君を悲しませるようなことは、絶対にしないつもりだ。」


私「ピコピコ…(・・*)。。oO 本当に、仕事のことだけね…」


夫「( ̄▽ ̄=)安心した?明日は採用面接だろ、今日は早めに寝て、頑張ってこいよ。教師はお前の夢なんだろう。」


私「うん。パパ、疑ってごめんね(´〇⊂グスン」


りん君「(*´▽`)ノよかった!パパとママ、仲直りしたんだね。心配したよ。」


夫「( ̄o ̄;)りん君、壁に隠れて、こっそり聞いてたのか。まぁ、ママの勘違いだ。」


私「…(*´ー`)…本当にごめんね。」


りん君とパパは、私の宝物だから、気になって、勉強に集中出来ずにいました。


心にひっかっかていた、棘がとれて、安心しました。


もう一度、気合を入れて、学習指導要領の内容を見直ししたり、教育目標について考えなくては…。


 φ((. . ))カリカリ …(゚ロ ゚ * )ウーン…φ((. . ))カリカリ


明日、頑張れるといいな…:
*:'゜☆.:*:'゜♪.ヽ(´▽`)ノ:*:'゜☆.:*:'゜♪.


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Last updated  2005年10月10日 21時01分43秒
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