美味しいワインと出会う旅

タルデュ・ローラン　［2000］　ヴァケラスVV　750ml

ヴァケラスの方がヌフよりもスケール感があるのは、  レ・グラン・バスティード は比較的若い木から作られたワインで、このVVは70年クラスの古木から作られているからです。

価格的にもこのワインの方が前出のヌフより高いです。

正直ってヴァケラスでこれだけ良いワインは、ドメーヌ物を探しても滅多にありません。11年経っていますが、まだまだ若々しくエネルギーを持っています。

多少無駄なタンニンも落ちているので飲み頃になっていますが、まだまだですね。10年後も20年後も楽しめるワインだと思います。

タルデュ独特の樽香由来のバニラ香やチョコレート香もありますが、プラムや黒系完熟果実の香りもあって、媚薬的な香りも出てきています。

まあ安っぽいラングドック系のグルナッシュの香りは全くありません。流石ですね。

皆さんの感想です。
１回目
Burnt smell. Vanilla, again vacteria. Coffee, Berry, Menthol, pepper. Unbalanced acidity+tannin. Too young.

鉄、血、うれたあんず、舌にぺったりはりつくオリ。青い草の香り（苦手）、ヨードチンキ。

色：濃いビロード　香：ハーブ、濃い渋み、甘いコーヒー　味：甘みのあるタンニン、酸味、余韻長い。

洗練された感じ。

２回目
甘くはちみつの様な香り。タンニンの味が心地よい感じ。

前のもいいけど、ヴァケラス１段～３段上にいる感じ＝格上。２杯目下の方はこげた感じ（良い意味で）

色は濃いガーネット。香りは優しくかつ力強い黒果実。味わいはアタックは優しめ、熟した黒果実の力強さが元気。

ヌフよりも濃い。うまみが強い。生肉の香り。いろいろな要素がまとまってきている。

果実味と甘みを強烈に感じる。南ローヌのワイン。