ラム酒 インプレ【今日もラムを飲んでます】

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2021.07.30
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カテゴリ: スペイン系(Ron)
​【ロン・キューベイ 10年 レゼルバ エスペシアル】​


キューバのラムは久しぶりです。


​​​​​​​
キューバにおいて、ラムは伝統的な独自の製法で作られています。

風味豊かで度数の低い「アグアルディエンテ」と称される蒸留原酒を最低2年間熟成させ、それと度数が高くてクリアなコラムスティル原酒をブレンドして、規定に準じた方法で濾過し、それからオーク樽で熟成カテゴリーごとに定めれた年数以上熟成させる、という工程を経るらしく、そうじゃないと「ラムじゃない」とされているのだそうです。

キューバはラムを重要な輸出品として位置づけていて、ラムの製造は国の管理下にあり、規定がかなり細かく定められているそうです。

驚くべきは、熟成期間中、熟成庫の気温が15度以下になった場合はその期間中は熟成年数にカウントされない、とか、発酵に使用する酵母が決められている、さらに熟成に使われる樽は、その過程ごとに定められている、などかなり厳格な規定が存在するということです。

気合の入れ方が違いますね。

そして我々が手にする(口にする)ラムのボトルには、必ず緑色の「キューバ政府お墨付き」表示があります。



さて、ロン・キューベイ10年。
色はごく薄めのアンバーカラー。

香りはキューバのラムらしいライトな感じで、クリアなキャラメルとチョコレート、バニラ、それにプラムも感じられます。
軽めだけど内容的には複雑な香りです。

飲んでみると、口当たりはやはり軽めですが、味は香り同様に複雑で、プラム的なフルーティーさを伴ったチョコレート、明るいキャラメル、バニラ、程よいオークの風味などが感じられます。

そして後味は意外なほど長く、ブランデー的なクリアな果実感が印象的。

軽い=物足らないというわけではない、ということを改めて感じさせられます。



口当たりが軽く、複雑なだけではなくて風味のバランスがいいので、どんどん飲めてしまうタイプのラムです。

これまでキューバのラムで一番美味しいと思っていた​ ハバナクラブ・セレクシオン・デ・マエストロス ​に匹敵するほど美味しいと思います。
むしろ飲みやすさではこちらが上。

比較的マイナーなラムだと思いますが、これは当たりでした。

熟成年数や味わいの満足感からすると値段も高くないので、総合的にとてもいいラムだと思います。

​​​【僕の評価】5段階中の 5 ​​​​
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最終更新日  2021.07.30 20:20:05
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