2003年04月23日
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 ちょうど同じ日のことであった。二人の弟子がエルサレムから60

スタディオン離れたエマオという村に向かって歩いて行きながら、

これらいっさいの出来事について話し合っていた。二人がともに話

し合ったり、論じ合ったりしていると、イエスご自身が近づいて来

て、いっしょに歩き始められた。しかし、二人の目はさえぎられて

いて、このかたがイエスであるとは気づかなかった。すると、イエ

スは二人に、「あなたがたが歩きながら語り合っているその話はな

んの事ですか」と仰せになった。そこで、二人は暗い顔をして立ち

どまった。そして、その一人、クレオパという者が答えて、「エル



けがご存じないのですか」と言った。イエスが、「それはどんな事

ですか」とお尋ねになると、二人は言った。「ナザレのイエスのこ

とです。このかたは神とすべての民の前で、行ないにも、言葉にも

力のある預言者でした。それなのに、われわれの大祭司や議員たち

が、このかたを死刑にするために引き渡し、そして十字架につけて

しまったのです。わたしたちは、イスラエルをあがなってくださる

のは、このかただと望みをかけていました。しかも、その事があっ

てから、きょうでもう三日目です。ところが、仲間の数人の婦人

が、わたしたちを驚かせました。というのは、彼女たちが朝早く墓

に行きましたが、イエスの体は見当たりませんでした。そして、帰

って来て、み使いたちの幻が彼女たちに現われて、、『イエスは生



仲間が墓に行ってみますと、婦人たちが言ったとおり、そのかたは

見当たりませんでした」。

 そこで、イエスは仰せになった。「ものわかりの悪い者、預言者

たちが語ったすべての事を信じるには心の鈍い者たち、メシアは、

必ずこのような苦しみを受けて後、その栄光に入るはずではなかっ



について聖書全体にわたって書いている事を、二人に説明された。

 やがて、彼らは目指す村に近づいたが、イエスはなおも先へ行き

そうなご様子だった。それで二人は、「いっしょにお泊りくださ

い。もう、そろそろ夕刻になりますし、日もはや傾いています」と

言って、無理に引き止めた。そこでイエスは彼らとともに泊まるた

めに、家にお入りになった。いっしょに食卓につかれたとき、イエ

スはパンを取り、賛美をささげて、手で分け、二人にお渡しになっ

た。すると、二人の目が開けて、イエスだと気づいたが、そのと

き、その姿は見えなくなった。二人は、「あのかたが道々わたした

ちに話しかけ、また、聖書を説き明かされたとき、わたしたちの心

は内で燃えていたではないか」と互いに語り合った。そして、時を

移さず出発して、エルサレムに引き返してみると、十一使徒とその

仲間とが集まっていて、「主はほんとうに復活して、シモンにお現

われになった」と話していた。そこでこの二人も旅の途中で起こっ

た事や、パンを手で分けたとき、イエスだと気づいた次第を物語っ

た。





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最終更新日  2003年05月05日 06時58分02秒
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