2003年05月01日
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平成11年5月1日午前2時過ぎに、74歳の父は天国へと旅立ちま

した。

胃がんを手術した時主治医の先生は取れるだけ取ってくださいまし

たが、全部は不可能でした。術後2月に具合が悪くなった時、私は

父はもうこの家に戻る事はないんだって考えると、そのことがかわ

いそうでした。夫の好意で、せっかく私の近くに住居をかまえたの

に、1年も新しい家に住めなかったから。

正直、歯を食いしばりながらも、だんだん弱っていく父を見るのは

忍びなかったです。頑張り屋の頼もしい父だったから。この病魔の



でくれました。治らないと分かっていたから、せめて父が苦しまな

いようにと。痛み止めの点滴が最初10mlが(単位をちょっと忘れ

ましたが)いつ増えるのか怖かった。でも増えずに父は頑張った。

主は、入院生活3ヶ月足らずで父を迎えに来てくれました。思いも

寄らないMRSAでした。最初は驚いたけれど、すべてが有難かっ

た。病院の先生方、看護婦さんたち、患者さんなどなど。苦しさの

中にも穏やかな顔で感謝しながら、父は神さまの元へと帰ってい

き、やっと自由になれました。

亡くなる前に、父が挿し木で増やしてくれた庭の八重のつつじ7本

が、今年初めて全部の木に見事な花を咲かせています。






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最終更新日  2003年06月30日 16時24分02秒
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