徒然趣味日記

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runnernobu

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June 17, 2011
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テーマ: お勧めの本(7896)
カテゴリ: 好きな本

【送料無料】ロ-マ人の物語(18)

「心に流れる文章」にて 所感 を書いています。


~本文より抜粋~
p52
自らは貴族精神をもつことと他者の能力を重視して活用することはまったく矛盾しない。
話す相手によって話し方を変えるのと、同じようなものである。
つまり、登用した人材は自分の「手足」として活用するために登用したのであって、
その人のことを親身に考えたからではない。
言い換えれば、自分の考えを実現するために抜擢し登用したのであって、

 このように考える人にとっては、「手足」として使うために抜擢した人物が
「頭脳」になり変わろうとでもしようものなら、絶対に許さない。
降りていって、対等に振舞うことはしても、相手が自分のところにまで
登ってくるようなことは絶対に許さないのである。
 セイアヌスを十五年もの間手許に置き続けたのは、彼が有能で忠実な「手足」であったからで、
彼を後継者にするようなどとは、ティベリウスは一瞬たりとも考えなかったからにちがいない。
セイアヌスは、そのようなティベリウスの胸のうちまでは理解していなかったのであろう。





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Last updated  June 18, 2011 11:26:31 PM
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bondgirl2007@ Re:『使える!『徒然草』』齋藤孝(06/16) だいぶ前に「博士の愛した数式」でトラッ…
くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
えのく@ 誤りがありました と理由で、皇宮内の人間関係がうまくいか…
えのく@ Re:『ロ-マ人の物語(19) 悪名高き皇帝たち 3』塩野七生(06/14) ネロやカリグラは若くて帝位につきすぎて…
runnernobu @ Re:初めまして(10/26) 覇弥さん 書き込み有難う御座います。 …

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