読んだり飲んだり走ったり

読んだり飲んだり走ったり

2017年12月21日
XML
テーマ: 闘病日記(3857)
三度患者となってちょっとだけわかった「がん」のことを、ある程度順序立てて記してみようか。
そんな思いでこれまで書き綴ってきましたが、たぶんあと2回で一区切りとなります。

その前にちょっとだけ近況報告を。
カテーテルが抜かれました。どうも挿入口から感染症のおそれありとの診断が下されたようで、なので点滴そのものから解放されたわけではありません。今は、左腕にしっかり「点滴口」が装着されています。
カテーテルを抜いてもらうことを一つの指標にしていたので、ちょっと中途半端感は否めませんが、それでも一歩前進ではないかと思っています。

本題に入ります。

問:人の身体は何でできているか?
答:自分が食べたもの。

もちろん、今回の治療のように、外側から注入されるモノもありますが、基本的には自分が摂取したものによって身体は成り立っています。


そして「がん」はその中で生まれたものです。だから、改めて言うまでもありませんが、これは、自分の身体の一部です。

それにしても不可思議な存在ですね。肝心の、自分の宿主を襲うわけだから。自滅的破壊願望の塊とでもいいましょうか。

だからこそ、やっつけなくてはならない。闘わなければならない。やらなきゃ、やられるという関係を「がん」は一方的に押しつけてくるから。その関係を断ち切るべく、治療に専念する。これが今の段階ですね。
そして、自分の身体の一部だから、それをやっつけることは、同時に、自分の身体の一部を損傷することになります。しかもそれにとどまらない。
自分の身体の一部なのだから、一連の治療でそれをやっつけたとしても、また生まれる可能性がある。

ともすれば終わりの見えない闘いです。

だとしたら、それは「闘い」という名の「つきあい」をつづけることなのではないだろうか。

かくして、「当病」という言葉を得ました。
既に護摩を焚いての祈祷の一つに「当病平癒」があるようなので、目新しさには乏しいかもしれませんが、これは、今後も「がん」とのつきあいにおいて、いや、もしかしたら人間関係全般においても必要なものなのではないかと考えています。

この「当」は「当事者」のそれと同じ意味です。
事にしっかり向き合い、それと関わっていくこと。

一方的にねじ伏せたり、一方的にやっつけたりすることなく、そういうものとして受け入れていくこと。

そのために必要なのが、やはり、二日前に記した、​ 身体に対する考え方 ​のように思います。つまり、欲望を実現するための道具ではなく、一生つきあい続けるパートナーと考えること。

そのパートナーが、既にがんを発症させてしまう存在になっているのなら、そういうものとして丸ごと受け止め、その声に耳を傾け、対話し、できれば再びがんが発症しないよう、気を配り続けること。

「当病」にはそんな思いがこもっています。



マイケル・ダグラスとダイアン・キートンによる、還暦者の恋。若者のハラハラドキドキラブロマンスもいいけれど、こういうのも捨てがたい。すべてがうまくいきすぎるきらいはありますが、一つの夢物語でしょう。孫娘役の子が天使。マイケル・ダグラスの着こなしも見事。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017年12月21日 21時00分54秒
コメント(0) | コメントを書く
[がん短歌(三度がんになってわかったこと)] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

カレンダー

プロフィール

ryoanak

ryoanak

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

Nori@ Re:「当病記」一区切り(04/20) 拝読いたしました。 今後は徒然なるまま…
ryoanak @ Re:当病記5―生着(04/17) 荒木さま ご指摘ありがとうございました…
あらき@ Re:当病記5―生着(04/17) DAY10~19の内容が後半にダブっています。…
本が好き!運営担当@ 書評でつながる読書コミュニティサイト・本が好き!のご案内 突然のコメント、失礼いたします。はじめ…
あらき@ Re:退院から二ヶ月、経過は…(03/12) 不安、察します。三寒四温の寒のようなプ…

© Rakuten Group, Inc.

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: