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メギ科ナンテン属。開花が梅雨と重なり、花粉が雨に流されると
実が成らない為、雨をよけて軒先に植えます。
赤い小さな実がいくつも枝について穂のように垂れ下がる姿を、
木枯らし吹くなかにも、雪降り積もるなかにも目にできたとき、
寒さにこわばっていた顔がふっと、ほころびます。
「おもひつめては 南天の実」種田山頭火(たねだ さんとうか)

南天という名前の音の響きは、難を転じるにも通じることから、
厄除けの縁起のいい木とされています。家の鬼門に植えるほか、
正月飾りに用いたり、おせちの二の重を彩ったり、
また、赤飯の下に南天の葉を敷くならわしがありますが、
縁起物だからだけでなく、南天の葉に解毒作用があるためです。
昔は南天の実をせき止めの薬に用いたそうですが、
煎じてお茶にしていたとか、ただ、少量の毒を含んでいるので、
摂り過ぎてはいけません。雪やこんこんと遊びまわっているうちに
体を冷やして咳でも出てきたら、赤い木の実を煎じてお茶に。
雪の降る日に小兎が食べたいという実は、冬に元気で外遊びする、
子供のためにも沢山、真っ赤に実ってほしいものですね。

・旬の野菜。 「みずな」
京都では水と土だけで育てたことから、
水菜と書いて「みずな」といいます。
他の地方では京菜とも呼ばれます。旬は十二月~三月。
ピリリときいた辛みが特徴で、カロテン、ビタミンB、C、E、などが
たっぷり。豚肉とみずなのハリハリ鍋は、関西の冬の醍醐味です。
また、サラダなどでシャッキリした食感を楽しみつつ
栄養をしっかり摂るのもおすすめですね。