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私:
この小説は2004年から1年くらいの間、「サンディー毎日」に連載した小説だ。
演劇界をテーマにした小説だね。
500頁という長編だ。
A氏 :どういう知的興味から読んだの?
私
:それがよく分からないんだね。
2、3ヶ月前に、何か、書評を見て読んでみたいと思って、図書館に予約申し込みをしたんだが、すでに百人以上の申し込みがあったので待ちとなったんだね。
先週、図書館から俺の番が来たというEメールが来たけれど、 時間たっているので、申し込んだ動機を忘れてしまったんだね。
まぁ、最近、硬い本ばかり読んでいたから、息抜きに読み出した。
A氏 :俺もあまり小説は読まないほうだが、 恩田陸 氏は現代小説の若手男性作家なんかね。
私
:俺も知らなかったね。
ウィキペディアによると、今、 40才台で、女性作家
だね。
「陸」は男名だが、本名は 熊谷奈苗
(くまがい ななえ)だという。
一昨年、 吉川英治新人賞
を受賞しているね。
A氏 :話は別だが、 最近の男の子供の名前で一番多いのは、「陸」だというね。
私
:俺の孫も陸だよ。
とにかく、恩田陸氏のファンもいるようで、有名らしいね。
この小説は 舞台演劇界
を扱っているせいか、この業界の動きが分かるね。
こういう世界もあるのかと思って面白かったね。
A氏 :読書は思いがけない世界を知るという面白さがあるね。
私
:興味あることに、 現代小説なのに、この小説にはIT機器が出てこないことだね。
主人公の脚本家も、道具は原稿用紙、鉛筆、消しゴムだね。
せいぜい、携帯電話だね。
会話が多く、生き生きしている。
EメールなどのIT機器を介したコミュニケーションでなく、まさに フエース・ツー・フエースの密度の高い人間関係
が描かれているね。
話の展開がうまく一挙に読んでしまったね。
A氏 :ミステリィーものではないんだろう。
私
:そうではないが、ややSF的な雰囲気があるね。
とにかく、この本は俺の後、まだ、図書館で数十人の待ちがあるので早く返さないとね。
まぁ、この知的街道は、「 八月の路上に捨てる 」、「 フルタイムライフ 」、「 泣かない女はいない 」、「 薬指の標本 」の現代若手小説家街道の一つだね。
こないだ芥川賞を受賞した 青山七恵
氏は、20才台の若い女性らしいね。
受賞作品の「 ひとり日和
(びより)」のテーマも ニート生活
らしいから、現代の若者の考えを読んでみたいね。
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