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A氏
2月3日の朝日新聞
の「 耕論
」欄を読んだ?
東京・杉並区和田中学の夜間塾「夜スペ」の問題
を扱っているね。
私
:俺も読んだよ。
この日曜のコラムは、 基本的に3人の立場の違った人が登場
するね。
俺はこの「 夜スペ
」問題は 子供の教育問題の知的街道
から興味を持って読んだよ。
それに加えて、「 大学の先生の思考パターン
」と「 現場で実際に活躍する人の思考パターン
」の違いが くっきり
出ていて大きな知的興味をひかれたね。
A氏
:大学の先生というのは 国際基督教大学の 藤田教授
。
現場で活躍する人というのは、 和田中学校長の 藤原校長
。
それに、 塾の経営者で小学校の数学を学校と連携して教えている 菅原
氏
だね。
私
: 藤田教授
は、 中学校の高校受験については学校の授業と家庭学習だけで対応できないことはないはず
だといっているね。
「 先生が忙しければ増やせばいい
」と言い、藤原校長のやり方を批判している。
A氏
: 先生の増員は国の予算
がからむ。
文科省
も 赤字財政
を抱えている 財務省
といろいろ交渉してようやくある程度の増員にこぎつけた。
どうも 藤田教授の意見
は、 理想論
だけの評論家的意見だね。
私
: 藤田教授
は、 米国の教育者カミングスが70年代の日本の教育の平等さを評価していることを引用
しているが、なんでこのような 古い評価と外国人の評価
を出してくるのかね。
問題なのは、「 日本の
」中学校で勉強している「 今の
」中学生の 現実問題
なのにね。
A氏
: 藤原校長
は、現場で起きているできる生徒の「 ふきこぼれ
」
現象
、
すなわち、
優秀な生徒の放置
を問題視して、その解決で行動しているんだね。
「 落ちこぼれ
」対策は熱心だが、「 ふきこぼれ
」対策は放置されている。
「 夜スペ
」はそれに対する 藤原校長の挑戦
だね。
私
: 同校長
は、この問題のインタビューの最後で
「批判するなら 具体的な対案
を出してほしい。
僕らは現場で 実践と挑戦を重ねている
。
観念論や理想論だけで教育を語っても子供のためにならない
」
と言っているね。
A :理屈だけ言う人に対する痛烈な皮肉だね。
私
:やってみると、 できる自信をつけた子が自然に仲間を教えるようになった
という。
英語が苦手な子
も変わり、 杉並区の学力テストの順位
が跳ね上がった。
上位の一部が伸びたのでなく、生徒全体が上がった結果
だという。
A氏
:理想的な方法ができないと言って、手をこまねいているのでなく、 次善の策でも実践
していくと、先が開けてくる。
「 案ずるよりも産むが安し
」ということか。
これが 現場の行動的な実践者の思考パターン
だね。
理想論を言って最初からブレーキをかけても仕方がないね。
私
: 菅原氏
も現場で活動しているので、 習熟度別教育は教師の人数を増やさないと難しいと言っている
ね。
そして 菅原氏
は 現場に入ってみて「教師の忙しさ」に驚いた
という。
これは俺のブログでも「 先生ヘトヘト
」としてとりあげたね。
勉強を教える以外のことが多すぎる
という。
「 教育現場は限界にきている
」のではないかとすら感じるという。
中教審
では 、 「ゆとり教育」見直しで、授業時間を増加
するという。
ますます、 先生は多忙
になる。
A氏
:教師が一生懸命授業をしても、 入試までに学習内容が終わらないというのが現実
。
だらか、学校の授業だけでは入試に対応できないから 塾に行かざるを得ない
という。
私 :学校と塾が対立するのでなく、分業しながら、子どものために協力していくことが重要だね。
A氏 : 和田中学校 はさらに 地域社会との連携 があるね。
私
:俺は 地方の格差問題
で「 基本ケースで学ぶ地域経済学
」という本をボツボツ読み出したんだが、 フィンランドの地域経済の活性化
はものすごいね。
教育だけではないね。
フィンランド
の「 オウル・モデル
」というのがあり、 地域活性化のモデル
になっている。
オウル市
というのは 首都ヘルシンキ
からかなり離れた 地方都市で大阪みたいな地理的な位置にあるね
。
A氏
: フィンランド
では 大阪が元気
なわけだ。
私:
そして フィンランド
は「 オウル・モデル
」をヒントに、 人口520万人の小国に22もの各々の地域に根ざした
サイエンス・パーク
を作っているという。
そういう 地域活性化の国家戦略のバック
があって、 フィンランドの教育
がある。
日本は 地方が疲弊
する中で、 困難な教育再建に挑戦
を続けなくてはならないね。