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私
:この本は「 インドと中国・世界経済を激変させる超大国
」からの 知的街道
だね。
ギョウザ問題
で中国を身近に感じたが、インドも実は我々の生活に直結している。
2、3年前に日本で パナソニックのレッツノート
という 小型のノートパソコン
が人気があったが、あれは インドの「頭脳集団」の開発
だね。
この本の内容は NHKスペシャル
で3回に分けて放映されたが、この本は放送されなかった部分を含め、 詳細な取材報告
だね。この本を読んで俺も 新しい衝撃
を受けたね。
まさに 「衝撃」的なインドの急激な変化
を描いているね。
取材がサスペンス的なんで、 引き込まれるように読んだよ。
A氏
:俺もTVの放映はきちんと見ていないんだ。
インドは 第2次世界大戦後、イギリスから独立
し、 社会主義的な政策を実行し、多くの企業は国有
だった。
イギリスに 植民地搾取
をされたインドには、設備も、資金も、天然資源もない。
植民地として残された遺産は英語
だね。
私
:貧乏な国として 初代首相
の ネルー
は、疲弊したインドで唯一の資源、「 頭脳
」に注目し「 頭脳立国
」を目指す。
その 最高峰の学校がインド工科大学(ITT)
だね。
現在、毎年、 定員5千人に対して、受験者は30万人
にものぼるという。
A氏
: 世界最難関の大学
だね。
さぞかし、 詰め込み教育を徹底
して行うのではないの?
私
:それが逆だね。
考える教育を徹底している。
これは フィンランド教育
と同じだね。
インド
では 二桁の掛け算まで暗記
するというが、取材で事実は 「算数は楽しい」というイメージを生徒たちに小さいときから植え付けるためだ
というが、これが成功しているようだね。
A氏
:君のブログでふれている、 学習コーチアカデミー主任研究員佐々木宏氏が言うところの教師の「承認力」と「質問力」による教育
だね。
「 考える教育
」だね。
日本の「 ゆとり教育
」を目指したものは間違っていなかったのではないのかね。
やり方の問題ではないの?
私
:ところで、 ネルー首相
はかってイギリス植民地時代に政治犯を収容していたカルカッタに近い 刑務所を最初のITTにした。
インド独立のために犠牲になった人が収容されていた、この地こそ、 新生インドの発展を担う人材を生み出す地
としてふさわしいとしたわけだね。
しかし、 社会主義経済の失敗で経済は悪化
していたので、卒業してもインドに職がなく、アメリカに行く。
そして、 優れた業績をアメリカで上げる。
A氏 :でも最近はインドに帰っているというではないかね。
私
: 1991年
頃から、政府は 経済改革
を実施。
この頃、 アメリカではITブームとなり、アメリカに行った多くのインド人が活躍
する。
さらに 2000年
問題で、 ソフトの点検の仕事が増加
する。
英語ができ、人件費が安いインドのエンジニア
が 経済のグローバル化
でにわかに世界の脚光をあびる。
こうして、 インドに大きなIT企業が育つようになる。
その象徴が インフォシス
だね。
単にソフトの下請でなく、 創造的なソフト活動まで拡大。
ソフトというのは システムの頭脳部分
だね。
それに関係していると、 あらゆる業種の頭脳部分がインドの「頭脳集団」に集まる
ことになるね。
インフォシス
は世界のトップ企業を支える技術を次から次へと開発している。
A氏 :半世紀たって ネルー首相の夢が実現 したわけだね。
私 :インドの「頭脳集団」はパーセントでいうとまだ、インド人口では少数だが、分母が10億だから、 絶対数は膨大 だ。
A氏 :インド人は本当に賢いのかね。
私
:著者は明確な理由は分からないとしているが、インド工科大学(ITT)を目指す貧乏な学生が、 トタン屋根の予備校で何時間も集中している勉強している姿
を取材している。
ITTに入学できれば、グローバル化で高収入が待っているから、必死に学ぶ。
カースト
は無関係だね。
著者は、 インドの頭脳の良さは「貧困」と「グローバル化」の掛け算
だとしているね。
明日は、 インド人
の 消費の変化の「衝撃」
にふれよう。
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