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私
:今、 アメリカ
は 金融問題
で大変だね。
ところで、この本の 原書
は、サブプライムローン問題が発生する以前の 2004年の発行
だから、今回のような金融危機を扱ってはいないが、 アメリカ崩壊
を予告
しているようだね。
原書の題名は、 Dark Age Ahead
だから、直訳すると「 先に迫っている暗黒時代
」とか、「 お先真っ暗の時代
」とか訳せるかね。
日本訳の題名はその意味で意訳だが、本の内容をうまく言いあらわしているようだね。
著者は、ジャーナリストで ベトナム戦争に反対
し、 息子が徴兵年齢に達したとき、30年間暮らしたニューヨークから、カナダのトロントに移住
したという。
2006年に90歳でなくなる。
この本の原書は2004年発行で 遺作
となったが、カナダで賞をもらっているらしい。
A氏 :アメリカの暗黒と言うと、「 人種差別や著しい環境破壊 」「 犯罪 」「 政治家に対する有権者の不信 」「 それによる投票率の低さ 」「 中産階級の激減にともなう貧富の格差拡大」 かね。
私 :著者は、それを正面からとりあげず、その原因として、次の 5つの柱 がアメリカで崩壊しつつあると言う。
1.コミュニティと家族の崩壊
2.高等教育のベルトコンベヤー化
3.科学的精神の喪失によるテクノロジーの効果的な実践の崩壊
4.税と政府の力、中央集権に固執し、地方分権を拒否する政府のための地方の崩壊
5.自己規制を忘れた知的プロフェッショナルの堕落
A氏
:日本も似ているね。
日本では 自民党の崩壊
が象徴的かね。
私
:著者は、この本の最後の方で、歴史的に「 日本とアイルランドは暗黒時代に陥らなかった
」と高い評価をしているね。
日本は、 戦争に負けても日本の伝統を守っていると高い評価
を
している。
A氏 :しかし、その評価に反して、日本も「 お先真っ暗の時代 」を迎えつつあるようだね。
私
:この本が出た後、 アメリカ
は サブプライムローン問題
に突入するね。
一方、 アメリカ史上、最初の黒人大統領候補が登場
した。
時代は加速度的に変化
しているね。
アメリカも日本も「 お先
」でなく、「 現在」になった「真っ暗の時代
」を解決できるだろうか。
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