知的漫遊紀行

知的漫遊紀行

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

Ryu-chan6708

Ryu-chan6708

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Freepage List

2009.01.01
XML
カテゴリ: 心の健康



かけがえのないもの

:今日は、さわやかな晴天で、横浜は遠くに 富士山 も見えた。
  今年もよろしく。
  ところで、この本は年末に、新聞広告で知って、買った。
  奥付は 平成21年1月1日 とある。
  新年トップを切って読むにふさわしい人生論の本だね。

A氏: 書き下ろしかね。

:いや、 平成16年8月に白日社より刊行 されたものの文庫版だね。
養老氏 がいろいろなところで講演したものを集めたものだという。
  9章に分かれているが、同じ話がダブっていることがあるね。

養老氏 の現代における「 脳化 」「 都市化 」の問題点の指摘は一貫しているので、内容的にダブルのに不思議はないね。
   それは養老氏も最後の「あとがき」でふれている。

  要するに、ものには「 自然物 」と「 人工物 」があるが、人工物は 「脳にあったものの現実化」の産物 で、それが 徹底化したのが都市 だというわけだね。
  その結果、 自然を忘れたり、軽視するという問題 を起している。
自然 は、「 予測不可能性 」「 多様性 」が本質だから、「 人工物」と対峙 するね。

A氏 :そういえば、君の「 養老孟司知的街道 」は長いね。
マンガをもっと読みなさい 」、「 生の科学、死の哲学:養老孟司対談集 」、「 超バカの壁」「無思想の発見 」、 養老孟司氏・スマナサーラ氏対談「希望のしくみ 」、 逆立ち日本論」養老孟司・内田樹対談1 「ほんとうの環境問題」池田清彦・養老孟司共著 「本質を見抜く力・・環境・食糧・エネルギー」養老孟司・竹村公太郎著1 「文系・理系の壁とは何か?・理系教育、文理融合型教育の未来を考える」1 「虫捕る子だけが生き残る・『脳化社会』の子どもたちに未来はあるのか」養老・池田・奥本著 と続いてきたね。

:今度の文庫本化で、 芥川賞作家で臨済宗の僧侶である 玄侑宋久 氏が解説を書いているのが知的興味を引いたね。
  最初、「 かけがえのない 」という言葉の解説から入っているね。
  これはこの本で 養老氏 が「 かけがいのない自然 」というのは、おかしいとしていることに関連している説明しているようだ。
  養老氏は、 変化し、多様な自然は、本質的に「かけがえがない」からだ。

玄侑宋久 氏は
   「『 かけがいのない 』あなたなどと褒めたてながら、一方では『 掛け替え自由 』な 派遣会社が繁盛 し、 個人を掛け替えてもまったく困らない制度 がどんどん作られている。
一国の首相もすぐに掛け替えになるご時世 である」
  と皮肉っているね。

A氏 :養老氏は、「 都市化 」が人に与える影響を重視しているね。

:現在は、 自然と都市の共生 であるとしているね。
玄侑宋久 氏は、養老氏の説明にあった 都市化思想の代表としての儒学 に対して 老荘思想を対比 しているね。
孔子 仁義を 説けば、 老子 はそれを 人為 と批判し、 無為 を唱える。
荘子 はそれを「 自然 」とも「 渾沌 」とも呼んで援護した。

A氏 :養老氏は、時には 過去 現在 未来 があるが、 未来は不確定 としているね。
  それは「 自然 」だからだね。

私:人間は「 脳化 」で、その未来を予測して対応しようとしているね。
養老氏 は、 未来に向かっての計画は、現在を規制するとして現在と同じだ としているね。
  子どもは「 未来 」の固まりだが、その未来を親が決めて、現在の教育をする。
  それは「 自然」 の軽視だね。

A氏 :子どもには「 未来の不安定の恐ろしさ 」「 自然の恐ろしさ 」を教えるべきだね。
  それは「 危機管理マニュアル 」でコントロールはできないね。
  その「 自然に対する不安 」がないね。
  「 脳化 」出来ると思っている。

:養老氏は、1日に1回、15分でいいから、「 人間が意識してつくったものでない」自然 をみてほしいという。
  これらを観察し、 みずからの解答 を探し出すようにしてもらいたいという。
  そこから「 ゆとり 」が生まれる。
意識の中に閉じこもることをやめれば、時間的な余裕 も出来てくる。
   そこから、「 かけがえのない」未来 がひらけていくという。

  近くの自然公園にウオーキングで行くと、一連の中高年の男性が、1日中、林に向かってカメラを据えていることが多いね。
  これなど、いい趣味のように思うね。

  今年は、大いに「 自然 」に接しようよ。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.01.01 23:06:32
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: