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私
今、帰ったところだ。
寒かったが、白雪を5合目くらいまでかぶっていた 富士山
が実にきれいだったね。
A氏
:ところで、君の 知的街道
には、2年ほど前から 派遣労働の急激な増大
を知ってできた 膨大な量の 格差知的街道
があるね。
さらに、それを辿っていくうちに、 金融資本のグローバル化
が背景にあることを知り、 1年位前
から「 金融知的街道
」ができるね。
索引すると下記のようになる。
山下範久編 「 帝国論 」、「 新帝国主義論・この繁栄はいつまで続くか」武者陵司著1 、 2 、「 ドル帝国の黄昏が始まった」榊原英資氏 、「 サブプライム問題 」 サンディープロジェクト 、「 人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか 」 1 、 2 、「 グローバリゼーションの影 」、「 米国はどうして道を誤ったのか 」ジョン・C・ボーグ著 、「 壊れゆくアメリカ 」ジェイン・ジェイコブズ著 、 レーガノミックスの崩壊 、 米国流自由主義の落日 、 市場原理主義の終焉の始まり 、 秩序ある資本主義とは 、「 世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す 」ジョセフ・スティグリッツ著
これを見ると、 2007年4月発行
の「 新帝国主義論・この繁栄はいつまで続くか
」で 著者の武者陵司
氏は、 アメリカ経済はまだ、当分、繁栄するだろうと予測
していたね。
それが、 半年たたないうちに見事に外れたね。
私
:しかし、 上記の
「 米国はどうして道を誤ったのか
」 ジョン・C・ボーグ
著の原書は、 2005年の出版
だから、すでに、アメリカ国内では危機感はあったんだね。
「 壊れゆくアメリカ
」 ジェイン・ジェイコブズ
著も、原書は 2004年の出版
だね。
兆候
はあったんだね。
そして、 2007年にサブプライムローン問題
が 顕在化
してくる。
それとともに、一挙に、 アメリカ資本主義に対する批判
が始まるね。
A氏
: 去年の10月頃
、 テレビ朝日のサンディープロジェクト
に出たある 経済アナリスト
が「 今回はアメリカの金融業界の不況で、アメリカの実体経済はそんなに問題ではない
」と言っていたね。
それが1ヶ月もたたないうちに 、自動車のビッグスリーが破産状態
になるなど、 アメリカの実体経済
もひどいことになってきたね。
あの経済アナリストは、御呼びでなくなったね。
私
:当時は、 与謝野馨
内閣府特命担当大臣(経済財政政策)
も
「 日本の金融機関は絶対大丈夫だ。
日本経済は大きな心配はない
」
といっていたが、 11月からは、日本では「派遣切り」の嵐
となるね。
マルクスのいうような「 資本対労働
」の 対立
が鮮明になる。
日本では 「蟹工船
」が売れ、ドイツでは「 資本論
」が急に売れ出す。
日本共産党の入党者
や「 赤旗」購読者
が増えてきたという。
A氏
:朝日新聞の オピニオン欄
では「 資本主義はどこへ
」として、11日と12日の朝刊に関連記事が載っているね。
11日は 、 ケインズ
研究者の 伊東光晴
氏
と ドラッカー
研究の第一人者
である 上田敦生
氏のインタビューが載っているね。
私
:俺も読んだが、各国の 財政出動
で、 ケインズ復活
と言われているが、ケインズは誤解されているようだね。
伊東氏は、 ケインズが
生きていたら、 1980年代からの新自由主義的な経済体制とそれをバックした経済理論が現在の事態を生んだと言うだろう
、としているね。
A氏
: ドラッカー
は 日本経営
を評価していたから、 今の日本での「派遣切り」は、ドラッカーは夢にも思ってもいなかっただろうという。
ドラッカー
が強調するのは、 社会を壊すようなことをするな、重要なのは人であり、社会なのだからというね。
私
:「 米国はどうして道を誤ったのか
」ではなく、日本も「 経営者あるいは経団連はどうして道を誤ったのか
」だね。
あるいは、「 壊れゆくアメリカ
」でなく、「 壊れゆく日本
」だね。
製造業の派遣労働解禁
で、見事なまでにアメリカの後を追い、そして、今度の不況で、 日本の経営者の劣化を見事にクローズアップ
したね。
資本主義
もそうだが、「 日本はどこへいくか
」だね。
明日は、 12日 に掲載された「 資本主義はどこへいく 」についての 辻井喬 氏のオピニオン にふれよう。
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