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A氏 : 09年3月刊 とあるが、まだ、今、2月だよ。
私:
本の 奥付
にそう書いてあるからしょうがないよ。![]()
本の内容は、養老氏が雑誌「 Voice
」に書いていた時評をまとめたものだね。
2002年からの時評
だから、今の 経済大混乱
の世相についての時評ではないね。
最近の時評でも、 昨年
のもので、ここでは 環境問題
で、 アル・ゴア
氏を徹底的に批判しているね。
A氏 :「 不都合な真実 」で ノーベル平和賞 をもらっていたね。
私
: 養老
氏は「 出来レース
」だと思っているようだね。
俺はこの映画は最初から無視だから内容は知らないが 養老氏の批評
は厳しいね。
この映画で、 ゴア
氏は後半、 禁煙
を叫んでいるという。
姉が喫煙がもとで肺ガンとなりで死亡したことが動機
らしい。
もともと、養老氏は、 肺ガンと喫煙の直接の因果関係
を認めていない。
大気汚染
のほうを問題にしているね。
直接の因果関係があったら、予防は簡単で、すでに 肺ガンは消滅
しているという。
A氏
:ヘビースモーカーで肺ガンにならず、長生きしている人もいるね。
逆に、タバコを吸わない人でも肺ガンになることもある。
私 :タバコが ゴア氏の姉 に「 貢献した可能性 」があるという。
A氏 :「 貢献の可能性 」?
私
: 養老
氏は、 ゴア氏のような家族に囲まれていた姉にとっては、タバコでも吸わなきゃやっておれなかったんだろう
と言っているね。
それを知っているからこそ、 ゴア
氏は、 姉の死は俺のせいではない
と、問題点をタバコに転嫁したのかもしれないというわけだね。
A氏 :厳しいね。
私
: 人体という自然物は複雑で、そんな単純ではない。
しかし 、「脳化」した人たちの考え
では、 人体を意のままに、コントロール
できると思いこんでいるんだね。
ところで、 養老
氏は 日本人が全員死んでも、地球の炭酸ガスは5%しか減少
しないという。
科学者までも政治に乗り出すときがキケンだと言う。
A氏:今度
の 金融バブル
でも 経済学者が政治に乗り出してからおかしくなったね。
似ているね。
私
:以前から、 アメリカ金融に警鐘
を鳴らしていた同志社大の 浜矩子
教授
が、今、朝日新聞で「 聞く
」という欄に連載をしている。
今日の記事では「 今回の金融の暴走には経済学が一役買ってしまった
」とあるね。
A氏
:俺も読んでいるよ。
経済ほど人間らしい営みはないのに、経済学が人間はつまらないとか、人間はわからないと言い出す
とあるね。
「 金融工学
」などという 人間を無視した数字化し理論
が、 人が動かす証券市場
に使われ出す。
浜
氏は、 人間臭い「金融
」と「 工学
」とは 水と油
で、一緒になりようがないという。
それでノーベル賞までもらった学者がいるが、今、どうなっているのかね。
中谷氏
のように 「反省」「懺悔」
しているのかね。
中谷氏
は 人の集合体
である 「生きている社会」を忘れた経済学を反省
しているがね。
ノーベル賞の賞金と金融バブルでもうけたカネで、後は悠々隠遁生活
かね。
ノーベル賞金
は返却すべきかね。
私
:この本でまとめた時評は、最後は昨年9月だから、 10月頃からの金融バブル崩壊
による 経済悪化
は扱っていない。
養老氏の持論のように、書いたものは「死」だね。
変化しない。
しかし、 現実は、どんどん、変化する。
この本の数頁の「 まえがき
」が 最新の時評
になっているね。
このほうが「 過去の時評
」より面白い。
それほど、現実はどんどん変化するね。
明日は、それについてふれよう。
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