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私
: ポランニー
は 第2次大戦中
に「 大転換
」という著書を書いており、そこで「 資本主義は個人を孤立させ、社会を分断させる『悪魔の碾き臼』である
」と繰り返し強調しているという。
そして、 ポランニー
は 市場経済の効用
は認めるが、本来、 交易の対象としてはいけないものに価格をつけ、取引するようになったのが「悪魔の碾き臼」になった原因
だという。
A氏 :価格をつけてはいけないもの?
私
:「 労働
」「 土地
」「 貨幣
」の3つだね。
近代資本主義は、これらを市場で取引するようになった。
A氏
:なるほど、「 労働
」を商品化したため例えば、 派遣労働者の物扱いによる人間性の破壊
を起こし、「 土地
」の商品化で 土地の投機バブル
を起こし、「 貨幣
」の商品化で今回のような 貨幣取引による金融バブル
を起こすなど、今回の経済不況で見事に出揃ったね。
君のブログでは「 グローバリゼーション新自由主義批判事典
」でとりあげて、そこに現在の グローバリゼーション
は次の点で問題があるとしているね。
1.社会的不平等をますます深刻化させる
2.地球のエコロジー的均衡を危機に陥れる
3.商品と貨幣だけを価値あるものとする
4.人間生活のあらゆる様相を商品化して、人間の共有財を損傷する
しかし、 アメリカのグローバル経済 は、それを無視して行動するね。
私
:著者は、 その原因を人工国家アメリカの理念
に求めているね。
アメリカ
は 自由主義、個人主義という理念の宗教国家
だと言うわけだね。
これは 市場原理主義
にぴったりする理念だね。
だから、 ヨーロッパ
と言っても、 イギリスやアイスランド以外の国で
は 市場原理主義
は 各国の伝統文化の抵抗
で徹底していないね。
A氏 : 北欧諸国 は、 社会民主主義的 だね。
私
:そこで著者は、 日本文化の特徴
を論ずる。
西洋の一神教に対する多神教。
自然との共生など。
3年ほど前の 藤原正彦
氏の「 国家の品格
」が 日本の良き伝統
を語っているのと同じ内容だね。
さらに、 戦後の日本経営の長所
も力説しているね。
そして、 日本の良い伝統が小泉・竹中路線で破壊
され、 アメリカの後を追って格差拡大、貧困の拡大を指摘
している。
A氏 :著者は、 北欧型の社会民主主義 を目指しているのかね。
私
:具体論はないが、 基礎年金の財源を消費税方式にすることを提言
しているね。
それも 低所得者の負担を配慮
した「 還付金付き消費税
」のアイデアを提案しているね。
さらに 失われた地域コミュニティの復活などを提言
している。
これらは、このブログの「 小泉改革の揺れ戻し
」でふれたような考えだね。
政策論になると、具体性に乏しいが、今後の氏の評価と動きがどうなるかだね。
なんだか、既存の常識化した 「 グローバリゼーション新自由主義批判事典 」、 「 悪夢のサイクル 」、「 国家の品格 」、「 間違いだらけの経済政策 」などの知識を机上でくっつけてまとめたような説明だという印象だったね。
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