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私
:上下2巻の大作だね。
図書館からだいぶ待って借りた。
上下2巻だから、うまく借りないと、 下巻が先に順番が来る
。
それを避けるため、上巻が借りられるようになってから、下巻を予約することにしている。
だから、 人気本の場合、間が大きく空くね。
「 仮装儀礼
」がそうで、 上巻は8月
初めに読んだが、 下巻の順番
がまだ来ない。
2か月以上、間が空くね。
歴史物で、 ノンフィクション
なら、別に順序は関係ないが、小説は独自のストーリーがあるから逆に読むのは無意味だね。
この「 許されざる者
」の舞台の中心は、 日露戦争
だね。
日露戦争の小説は、 司馬遼太郎
の「 坂の上の雲
」が有名だが、この「 許されざる者
」の主人公は、 紀伊半島のある町に住む裕福な町医者
だね。
A氏:作者 は、 君のブログ だと 06年 に「 花はさくらぎ 」で 大仏次郎賞 を受賞した 辻原登 氏だね。
私
:この「 許されざる者
」は、上巻は400頁を超が、最後のほうで、いよいよ、 日露戦争
が始まる。
主人公は、 従軍医師
として、 満州に向けて故郷を出発
するところで終る。
主人公が、 従軍医師
となるのは、当時の日 本陸軍が悩まされた兵士の脚気の治療
のためだね。
日清戦争
の時には、敵にやられた戦死者よりも、 脚気で死んだ兵士
のほうが多かったいう。
A : 太平洋戦争 でも、 餓死者 のほうが多いのと似ているね。
私
:当時、海軍は、すでに 全面的に麦飯やパンで脚気を克服
していたが、陸軍は、 陸軍軍医監
の 森林太郎
( 森鴎外
)が ドイツ医学による菌による学説
を曲げられず、 栄養障害説を排除
してたからだね。
彼の医学者としての罪は重いね。
主人公の医師は、 栄養障害原因説 の側に立っていたので、ひそかに陸軍の知人から従軍の依頼を受けて、満州の戦野に出かけることになるというわけだね。
司馬遼太郎
の「 坂の上の雲
」はできるだけ史実に忠実に書いているが、この本はその点、自由だね。
実名が出たり、フィクションの名前が出たりと混在
する。
紀伊半島の森宮という町
が舞台になっているが、このモデルは 新宮
だろうね。
庶民も生き生きと登場
する。
近現代史
をこのような フィクション的な切り口
からみる手もあるんだね。
「 坂の上の雲
」と違ってどのように 日露戦争
を描いていくか、下巻に興味があるね。
今の図書館の下巻の待ち数からすると、 下巻の展開は、2ヶ月以上後
になりそうだね。
忘れた頃、図書館の連絡で思い出して読むのも一興だね。