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私
朝日新聞のオピニオン欄
はほぼ1頁大を 竹中平蔵
氏の インタビュー記事
に割いているね。
A氏 :俺も読んだが、まず、見出しにあるように、 全体を見渡す「頭脳」、すなわち、司令塔が民主党政権にないという批判 だね。
私
:実は、これは 小泉・竹中政権
当時には、 経済諮問会議
があったが、それを言っているのだろうね。
鳩山政権
ではまだ、スタートをしていない「 国家戦略室
」がそれを担当するのだろうね。
しかし、 システムを作っても中身がないのは、小泉・竹中政権当時も同じだね
。
小泉政権の構造改革の後に、どういう国家像を描いているのか、分からないというのが小泉政権に対する批判
で、これは自民党内にもあったね。
A氏
:「 小さい政府
」「 民にできることは民へ
」という 結果
、 日本国国家はどう変わるのか、その目標が明確でなかったね。
経済諮問会議
でも、 今回の金融危機
は予測できなかったし、最初は甘く見て対応が遅れている。
私
: 成長戦略が民主党にない
というのも、多くのエコノミストと似た批判だね。
成長戦略などなくていいのだ
という エコノミストの 浜矩子
氏の考えと 対立
しているね。
そして、竹中氏は、 成長するには規制緩和をどしどしすべきだという例のワンパターン
だね。
A氏 : 規制緩和 して、「 市場の神の正しい判断にまかす 」ということを 竹中 氏はよく言っていたが、その 市場原理主義的な発想が昨年の金融危機で破綻 しているのにね。
私
: タクシーの規制緩和
をして、どうなったかは明らかだね。
タクシー業界
は成長していないね。
逆に10パーセントほど値上がりした結果
に終わっている。
だから、ますます、利用者は減るから成長しない。
横浜は 初乗り710円
だ。
こないだ小さな地方都市に行ったが、そこも 710円
だった。
A氏 : 規制緩和すれば、自動的に経済が成長し、雇用が増える というのは 現場を知らない人の発想 だね。
私
:たとえば、 1970年代
に 宅配便業
が生まれ、 運輸業が
成長して雇用を増加
したと思うが、これは 大和運輸の小倉昌男社長のアイデアが出発点
だね。
当時の運送業界の常識
であった「 集荷・配達に手間がかかる小口荷物より、大口の荷物を一度に運ぶ方が合理的で得
」という考えを 逆転
したわけだね。
この アイデア
が出るかは、 規制緩和と関係ないね。
規制があるから、ホンダみたいにそれに反抗してアイデアが出ることもある
。
A氏
: 高福祉のスウェーデン
の例をあげていて、 企業に非常に厳しい競争政策の国で、最低賃金制もなく、失業率、倒産率も高い
と 竹中
氏は言っている。
しかし、 消費税は25パーセント
だし、 失業率
は高いというが、 職業訓練制度や失業手当がしっかりしているから、不安はないという部分
がある。
竹中流
は、 自分の都合のいいデータ
だけを、理論的な装いをつくろって持ち出している感じだね。
私
: 小泉・竹中政権の規制緩和
で結果的にもっとも問題になったのは、 セーフティネット不備
での 製造業への派遣労働の規制緩和
だね。
結果は非正規労働者の増加と低賃金
だね。
これらの人には 社会保障の手当ても低下
した。
A氏 : 竹中 氏は、 最低賃金制には反対 しておきながら、 オランダ のように「 同一労働、同一賃金 」にすべきというが、これは 一種の最低賃金制 と同じだよ。
私
: 竹中
氏の持論は、 日本は終身雇用
で、 正社員の権利が守られすぎて非正規が生まれた
というが、 終身雇用は大企業
だけで 日本経済の二重構造
では、 日本の労働者の大部分を占める中小企業
では、終身雇用ではなかったね。
バブル崩壊
で、 1990年代では、大企業でも正社員の大リストラ
をしている。
松下幸之助が築いた天下の松下
も、 大リストラ
で 終身雇用を放棄
している。
A氏
:俺たちの若い時代には、 週48時間制
だったのが、 隔週土曜休日
となり、次第に 毎週土曜休日
となって来た。
保険もつくようになった。
私:
それが 規制緩和
で、 正社員の長時間労働
など後戻りしているね。
自民党政権の遺産
は、 失業増加
、 財政赤字
であって、それを今、民主党が受け継いだだけだね。
竹中氏個人
は、国民の投票をもらいながら、 途中で議員を自己都合でやめている。
そういう人が 政治家や政党を批判する資格
があるのだろうかね。