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Ryu-chan6708

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2009.11.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類


朝日新聞の月曜夕刊 には 池上彰 氏の「 新聞ななめ読み 」というコラムがある。
11月9日の月曜日 には、タイトルのような記事を書いている。
  これは例の 温室効果ガスを2020年までに1990年に比べて25パーセント削減 するということに関連したものだね。

A氏 :君がこのコラムを愛読しているので、俺も毎週読んでいるよ。
25パーセント削減 すると、 1所帯当たりの可処分所得は年間22万円減少 し、 光熱費は14万円増加 するので、「 合わせて年間36万円が世帯の負担になる 」というものだね。
  これは麻生前政権の目標づくりのために、 経済通産省が試算 したものだという。
  これだと、 年間36万円の負担を今から20年まで毎年続くのか と誰もが思ってしまうし、当時、テレビのワイドショーでよく大変だという説明があったね。
  実は、これは 数字が独り歩きした誤解によるウソ なんだね。

池上 氏は、 9月27日付の日経新聞 の「 中外時評 」欄の記事をとりあげ、この「 年間36万円の誤解」を指摘した内容 を「 目からウロコ 」としてほめているね。
  1ヶ月ほど前の新聞記事で、ちょっと取り上げるのが遅かったね。
  何か事情があったのかね。

A氏 約10年先を予測して計算 するのだから、 ある条件を前提 にする。
  この 温室効果ガスの試算 では、 毎年、GDPが1.3パーセントほど伸びるという前提 だ。
  その上に立って、 排出削減策をとらない場合と、削減策をとった場合の2002年時点の可処分所得を比較 する。

:そうすると 2020年の可処分所得に22万円の差が出るという計算 だ。
  すなわち、 削減策をとると22万円の可処分所得のダウン となる。
  それに 光熱費の増加14万円を加えて 36万円 となる。
  これは毎年、2020年まで続くのでなく、 2020年時点での差 だね。
  ここにまず誤解が生まれるね。

A氏 :一方で、 毎年GDPが1.3パーセント 伸びるから、 可処分所得の絶対額 25パーセント削減策の実施とは無関係 70万円以上増加 する。
  したがって、 25パーセントの削減策をとると、70万円から36万円を引いた34万円の増加 となるという意味だというわけだね。

:「 36万円負担が増える 」のでなく「 70万円の可処分所得増が、34万円の可処分所得増に留まる 」ということだね。
   ずいぶん前のサンデイープロジェクトか何かで、 25パーセント削減をすると国民負担が年間36万円増えると司会者が言っていた のを思い出したね。

  そのとき、 民主党で環境に詳しい 福山哲郎 議員 が、ずばり、それは誤解で、経済通産相がある仮説で作った 2020年の予測値だと明快に即答 していたね
 だから、俺は前から誤解はしていなかったがね。
福山 氏は、 鳩山政権で外務副大臣 になったね。
京都議定書の外交の失敗 の反省から来た布陣かね。

A氏 :しかし、こういう数字は意味があるのかね。
  「 百年安心の年金 」の計算の根拠だって、将来の 子どもの出生率 経済成長率 を予測して計算していたね。
  計算の前提になった 子どもの出生率の実績 は、 翌年から予測値を大きくダウン しだした。
経済成長率 も、 昨年起きた百年に一度の経済不況でダウン だしね。

:30年くらい前かね。
  俺の友人で マーケティングを専門 にしていた人が、 工場の設備機器を作っている中小企業の売り上げ予測 をした。
  彼は、その会社の 売り上げの上昇線 が、 日本企業の設備投資の伸びと比例していたのを見出し 当時の通産省の10年先の設備投資の予測値があったので、これを用いてその会社の売り上げの伸び率を予測 した。
  ところが、 社長 は、「 そんなにうまくいくかね 」とニヤニヤ笑っていたという。
  彼は頭にきて「 論理性のない社長だ 」と不満だった。
  後で聞いたら、 社長 は、ときどき、 高島易断 の占い師 を呼んでいたという。

  しかし、 数ヵ月後に オイルショック が来た。
   その会社の 受注は激減 した。
俺の友人の売り上げ予測は見事に外れた。
後から振り返ると、 日本が高度成長から低成長に転換した時期 だね。

A氏 :その会社は大丈夫だったの?

:製造機能は全部、外注にするという社長の長年の方針に救われて、実害はほとんどなかったね。

  こないだ 国会中継 をTVで見ていたら、 自民党議員が鳩山首相の25パーセント目標は中身がないスローガンだと批判 していたが、 麻生政権のときも数字遊びのスローガン であることは変わりがなかったのではないのかね。

  昔から「 捕らぬ狸の皮算用 」とか「 来年のことをいうと鬼が笑 う」というし、占いも「 当たらぬも八卦 」というね。
数字スローガン は明快で結構だが、 その計算根拠となる数字 は明日には読めない条件変化があるということと念頭に、こういう問題はあまり、熱くならないことだね。
  必要なのは、 具体策の着実な推進と状況の変化に対する対応力 だね。






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Last updated  2009.11.13 08:58:32
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