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私
:上巻を読んだのが、 2ヶ月前の10月4日
だね。
図書館での順番待ちで、下巻がようやく読めた。
A氏:
たしか、 日露戦争開始
で上巻が終わるんだね。
そして、 脚気の治療のため主人公の医師が満州に出発
するところまでだね。
私
:この本は、 司馬遼太郎
の「 坂の上の雲
」のように、軍人をあまり描いていないね。
戦争は大体の概要に止めている。
そして、日露戦争に勝ってから、ロシアから賠償金を取らなかったということで民衆が 日比谷公会堂に集まり、交番を焼き打ちするという事件
が起きるね。
この小説の終わりのほうは、そのあたりまでの日本を背景にしているね。
しかし、登場人物は、 紀伊半島の森宮というまちをモデル
としてね。
A氏 : 脚気の原因 の問題で、 森鴎外 との対立 はなかったのかね。
私
:この小説の 主人公の医師
は、巧妙に「 正露丸
」とごまかして、 栄養剤を丸薬
にして、脚気の兵隊に飲まして、効果をあげていた。
だから、正面からの対立はなかったね。
A氏
:「正露丸」と言えば、これは当時は「 征露丸
」で「 露
」である ロシアを征する
という意味があるんだろうね。
私
:下巻も 400頁を超える大作
だが、特に感銘を受けることはなかったね。
この時代の雰囲気
は感じたがね。