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Ryu-chan6708

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2010.03.29
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カテゴリ: カテゴリ未分類



名ばかり大学生

:ようやく、集中のいる用事が峠を越した。
  そこで、軽い読み物の新書版のこの本を読んだ。
  しかし、 中身は濃いね。

最初、 昨年の高校生の学力テストの結果 が出ている。
英語(文法、作文 )、 数学 現代文 の3科目だ。
  試験問題も全文掲載されている。

A氏 :難しいのかね。

中学初級程度 だね。
  しかし、 正解率は低い。
  まず、 英文法が悪い。

A氏 :文法力が低いと、会話も弱いのではないの?

:そうだね。
数学になるともっとひどい。
中学初級レベルの問題でも 正解率は3割を超えない。
問題は、 このレベルの高校生でも十分に理工系の大学にも入学できる ということだ。
  この問題は、日本特有のものではないが、 特有なのは、OECD加盟国の中で、大学中退率が最低の10% だということだね。
OECD平均は30% だね。

  現在の日本は、 まったく勉強しないまま大学への入学を許可し、基礎学力を欠いたまま、卒業することを許す世界史上でも稀な環境 だね。

A氏 :「 教育の職業的意義:若者、学校、社会をつなぐ 」では、 ヨーロッパ11ヶ国 に比べると 「職業における大学知識の活用度」で日本が著しく低い というのとつながるね。
  日本の大学職業教育を 「赤ちゃん受け渡しモデル 」というのと通ずる。
  どうして、こうなったんだろうね。

:背景に 教育政策 があるようだね。

  日本の大学は増加してきた。
  しかし、 欧米の大学は公立が中心 だが、 日本の大学拡充は基本的に私学の新設 に負っている。
  日本の大学進学率は向上しているから、増加分は下位の私立大学に吸収される。
  すなわち、 上位の大学での著しい学力レベル低下 という問題は生じにくい。
この状況は少子化で変わってくる。

大学の定員が減少
しなければ、大学入試は、 試験の点数の上位から合格 だから、 子供の数が減った分だけ、同一大学の学力は年々低下 することになる。

A氏 :こないだテレビの対談で 東大学長 が、入学者の学力低下を嘆いていたら、対談相手の文科省副大臣が、 東大は3千人の定員をずっと守っているから、少子化の影響を受けるのは当然 だと言っていたね。

:しかし、 1990年代 半ばに、今まで短大志向だった 女性が4年制大学に進学 するようになって、少子化の影響は緩和され、4年生大学の学力低下は少し留まった。
  しかし、 21世紀 になると 子供の数は直近の10年間に比較して20%減少 しているが、大学生の数は変わらない。

A氏 :私立大学は 試験レベル をさげないといけなくなる。

1970年代 では、大学の教員は、 世代上位の3割から5割程度のレベルの学力を持っている者 を相手にしていた。
  しかし、 現代においてこの状況は一変する。
1970年代
に「暴走族」という文化があった。
  現代は、 大学教員はその「暴走族」を受け入れるようになったのだ と著者はいう。

A氏 :大学の定員を減らせばいいのではないの?

:ことはそう単純ではないようだ。
  明日は、その点を考えてみよう。






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Last updated  2010.03.29 09:34:18
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