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私
:この章の論稿は、 日米の政治漫画が19点掲載
されている。
図1
は、 真珠湾攻撃前夜の1941年11月のアメリカ紙の漫画
で、 大きな体躯の3人の紳士(アメリカ、イギリス、フランスの三国を示す)
を 軍服姿の小人が遠巻きにぐるぐる廻っている絵
だね。
小人が日本でこの 軍人はメガネ
をかけている。
A氏 : 東条英機 をもじっているんだね。
私
: 図2
と 3
は、 敗戦後と講和条約後の日本
を描いているが、いずれも 小人
だね。
図4
は 日本の再軍備
を描いている。
大きな男
に抱えられて、 少年がピストルを撃つのを教えられている絵
だ。
大きな男がアメリカで、日本は
少年
だね。
図5 は、 湾岸戦争への日本企業の対応 について論評したものだが、 小人 として、個性の欠片もない群として扱われている。
図6
は、 動いているベルトコンベア
の上を 数人の秀才顔した容貌の何人かのサラリーマン
がカバンを手に、脇に図面を抱えて乗っているものだね。
日本のサラリーマンが 個性のないロボット
のように描かれているね。
1980年代の漫画
だね。
A氏 :日本が 経済大国 になった頃だね。
私
: 真珠湾攻撃以後
、日本の進撃を恐れた頃、今まで 小人
として描かれていた日本は、 ゴリラのような醜い顔をした巨大な兵隊の姿
になる。
これが 図7
で、これと同じ現象は、 1980年代の経済大国になった日本
も、 図8
では 大きな相撲取り
、 図9
、 10
、 11
では サムライ
となっている。
図12
からは 日本側の漫画
だね。
まず、 1943年
のものでは、 ルーズベルト大統領
が 軍事マシーン
のように描かれている。
図13
は、 パパ・ブッシュ大統領
がアメリカの自動車メーカーを引き連れて来日したときの絵で、 ブッシュは自動車部品から成っている絵
だね。
戦後、欧米人が日本の指導者を「 トランジスター・ラジオのセールスマン
」と中傷したことを揶揄するように、 日本の小人の首相
が「 ようこそ、自動車・自動車部品セールスマン大統領
」と口ごもりながら言っている。
A氏 :当時の首相は 宮沢喜一 首相だね。
私 : 図14 は、 湾岸戦争 のときの漫画で「 空恐ろしいアメリカ 」という絵だね。
図15
は、日本側も被害者意識を持つときは、自らを小さく描くことがある例をあげている。
図16
は、それと同じく、 湾岸戦争のときの日本
、 図17
は 1987年の「 日本叩き
」の時の日本で レーガンが中曽根首相を殴り倒している絵
、 図18
は 1990年にアメリカから 構造改革
を押し付けられている日本
、 図19
は、欧米列国のテーブルに、 ちっぽけな海部首相
が物欲しそうに見つめている絵だね。
ダワーは、特にこの論稿では、なにもまとめを言っていないが、昨日のテーマと同じ結論だろうね。