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私
Z社の審査機関へのクレーム
対応はどうなったかね。
A氏
:問題になった 審査員の上司
や 営業担当
の人の 2人
が 直接
、会社に弁明に来たという。
当の審査員は来なかった
という。
文書で 詫び状
を書くと残るので、 口頭
で言い訳を言いに来たんだろうね。
私 :「 特殊工程 」の件はどうなったのかね。
A氏
: 当の審査員
も「 特殊工程
」についての解説書は読んでいたという。
だから、 幼稚な不勉強でないという言い訳
だね。
私 :それでは、なんでワザワザ、「 早急に修正せよ 」という指摘をしたのかね。
A氏 :「 特殊工程 」を使わないで「 製品及びサービス提供の過程で結果として生じるアウトプットが、それ以降の監視又は測定で検証することが不可能な工程 」という規格にある言葉を使ったほうが、 外部の人 が見た時にわかりやすいという ヒントの意味 で書いたという弁明だ。
私
: 外部の人
と言っても、 マニュアル
は、 一般市民
が読むものでなく、 関係する専門
が読むものだよ。
ヒントで書くなら、「 早期に修正せよ
」という文字は頭に浮かばないはずだがね。
A氏
:それに Z社のマニュアル
の最初の方に、「 当社では下記の用語を使う
」という 外部向けの用語定義
というのがある。
そこで「 特殊工程
」について「 製品及びサービス提供の過程で結果として生じるアウトプットが、それ以降の監視又は測定で検証することが不可能な工程
」と定義しているんだね。
その 用語定義 では、他に例えば、 規格 では カタカナ英語 の「 アウトソース 」を使っているが、 Z社 では「 外部委託 」と定義して、 カタカナ英語 は マニュアル ではできるだけ使わないようになっているんだ。
私
:マニュアルを審査員はよく読んでいないことも分かったね。
語るに落ちた
ということだね。
高い審査料
を払っているのにね。
A氏
:結局、「 不適合
」ではなく、「 観察事項
」なので、受け入れるかは企業の自由で、 無視してもいいという説明
だったという。
「 観察事項
」というのは、審査員個人が気づいたことを文書に書いて企業側に参考までに残すものだからね。
私:
最初から、無視されるようなことを文書にするとはね。
「 該当業務がない
」という「 ないものはない
」という説明ではどうだった?
A氏
:これも「 観察事項
」だから、 無視していいという説明
だったという。
ところが、この審査員の 審査報告書
を見ると、「 観察事項
」というタイトルがないんだね。
「 観察事項
」という意識がなかったんだろうね。
ますます、 語るに落ちた
だね。
それに、 外部委託先
に 図面を発行
しているが、 外部委託先で図面の管理
をきちんとするようにという「 観察事項
」もあったが、これも見当はずれ。
それに対して、 言い訳に来た2人
は「 原子力発電所
などは 委託先の図面管理
もしていて、 そういう現場もあるとのヒント
だ」だと言い訳したそうだ。
私
:審査員は Z社の審査
に来ているのだから、 他社と比較してどうのこうのというのは審査員の基礎的なタブー
になっているのにね。
ますます、 語るに落ちた
という言い訳で、 この2人の幹部も問題
だね。
A氏
:ところで、別に 致命的な審査員のミス
があったんだね。
それは審査員が 現場の作業者に作業中に質問
して、それを「 検査記録をしていない
」と文書に残していたんだね。
作業者に事情を直接聞いたら、作業の段取り中に審査員が来て「 検査記録をしていますか?」
と聞いたという。
そこで、「 この作業を終わってから
寸法を測定して記録するので、 記録はまだです
」と言っただけだという。
それが「 検査記録をしていない
」になったんだね。
私 :作業が終わらないのに、検査のしようがないじゃないかね。
A氏 :説明に来た2人の 審査員の勘違い という言い訳に対して、 Z社 は「 勘違いなら報告書から消してください。」 と要請したら 「観察事項なので無視してください。」 と言われたそうだ。
私 : 審査機関の幹部 も 苦しい言い訳 だね。
それにしても、Z社はきちんと「 知的
」に 審査員に対応
したが、ほとんどの企業は 泣き寝入り
らしいね。
審査員
の「 知的劣化
」は 企業側
の「 知的劣化
」と 対応
しているね。
今の日本経済を活性化するには「 知的体力
」が必要というのにね。