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【送料無料】2020年、日本が破綻する日
私
:このブログで「 デフレの正体
」をとりあげたが、この本では日本のデフレの正体は 生産年齢人口の減少を大きな原因
としてとりあげているね。
同様に、 日本の財政危機の背景
には、 急速に進む少子高齢化
と 、 それに対応できていない財政・社会保障の問題
があると指摘しているね。
2010年
時点で 4人に1人が高齢者
( 65歳以上
)であった社会が 、 2050
年には 2.5人に1人
が 高齢者
、つまり 社会の半分弱が高齢者
になる。
A氏 :他の国はどうなんかね。
私
: 世界全体の 高齢化率
( 総人口に占める65歳以上の人口率
)は 2008
年の 7%
から 2040年
には 2倍の14%
と予測され、 倍加年数
は 32年
。
倍加年数
を国別に見ると、 フランスは 115年
、 アメリカは 71年
、 イギリスは 47年
、 ドイツは 40年
。
ところが 日本
は 1970年
に 7%
となり、 94年
にすでに倍の 14%
になっている。
A氏
: 倍加年数
は 24年
ですごいスピードだね。
私:
この後 、
日本を追って 倍加年数 18年
の韓国
、 シンガポール 19年
、 ブラジル
21年
が続く。
高齢化率
が 20%以上
の社会を「 超高齢化社会
」というが、日本は 世界のフロントランナー
として最も早い段階に「 超々高齢者社会
」に突入していくことになる。
ところで、国民が 教育や医療・介護
など 政府から受ける福祉サービス
などを「 受益
」という。
これに対して、そのために 国民が政府に支払う税金や保険料
を「 負担
」という。
今の日本は、「 負担
」が少ないので、「 受益
」とアンバランスだ。
A氏 :よく日本は「 中福祉・中負担 」という議論があるね。
私
:しかし、OECD諸国と比較すると、いまの 日本財政
は、「 低福祉・超低負担
」にあるという。
だから、もし 日本財政
を「 中福祉・中負担
」にしたいならば、「 負担
」を大幅に引き上げ、「 受益
」も 若干
引き上げる必要があることになるね。
A氏 :ところで、 ギリシャ は大分、 福祉の大盤振る舞い をしてついに 財政破綻 を起こしたね。
私
: ギリシャ国債
は 74%が海外依存
だが、 日本国債
は 94%は国内所有
だと言っても安心はできない。
高齢化率
が高いことが日本にはあるね。
例えば、 社会保障給付費
と 保険料収入
の 差額
を補填している公費は、 毎年約1兆円
ずつ増加しているね。
社会保障費の安定財源
の確保もせず、 予算削減
も行わなければ、財政は超高齢化に耐えられず、ギリシャ同様、破綻の危機に直面してしまうことは眼に見えているね。
この社会保障予算の不足分は 将来世代へのツケ先送りである公債発行
で賄っている状態だね。
政府の支出には「 費用
」以外に将来の「 投資
」
がある。
社会保障予算の膨張
は、 人的資本の向上
につながる 文教予算
などの将来の成長を担う「 投資
」予算も蝕んでいる。
その結果、将来の成長が低下すれば、二重の意味で「 ツケ
」の先送りになる。
A氏 :民主党政権で「 仕分け 」をやったとき「 スーパーコンピュータが世界一である必要があるのか 」という有名になった質問があったね。
私 :このようなことが起こる理由は、 社会保障予算 と それ以外の予算 を「 ごちゃ混ぜ 」に管理しているからだという。
A氏 : 君のブログ で 前財務大臣の 藤井裕久 氏が 政府 は「 一般的な政府 」、消費税を収入源とした「 社会保障政府 」、「 地方政府 」の 独立した3つの政府 にすべきだというのと同じだね。
私:
社会保障の膨張を賄うための「 埋蔵金
」の活用は、 次の世代に使う余裕分
を使ってしまうので 公債発行と同等の効果
をもつね。
もし、活用するなら、 今の借金の返済
に使うべきだね。
「 子育て支援
」で 人口減少を脱出
し、財政・社会保障の問題を解決するのはムリで、また、 内需拡大効果
も低いという。
むしろ、 小学生低学年の子どもをもつ家庭
も安心して 育児・就労ができる環境整備
を図ることが重要だと著者は言っているね。