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私
プラモデル
は プラスチック成形
と言って、 プラスチック金型
で作っているんだよ。
金属を成形
するのを プレス成形
とういね。
自動車のボディのプレス金型
なぞは、2階建てアパートくらいの大きさだ。
A氏
:俺のいた会社では、 小さなプレス部品
を作って納入していた 外注Y社
が ISO9001
をとっていたが、たしか「 7.3 設計・開発
」は「 除外
」と言っていたね。
なんだか、「 除外
」の場合は「 除外の詳細と除外を正当とする理由をマニュアルに書け
」という厳しい要求があるそうで書き方に苦労したと言っていたね。
俺は当時、 ISO9001
はあまり関心がなかったので聞き流していたがね。
私
: プレス部品の図面
は君のところの設計部門で書いているから、 そのプレス外注Y社には「製品設計」活動がない
ことになる。
部品図を顧客からもらって加工している部品メーカー
は基本的に皆同じだね。
「 除外
」が厳しくなったのは、 ISO9001の 2000年版
からだね。
それまでは、 ISO9001
、 ISO9002
、 ISO9003
という 3つの規格
があり、 ISO9001
には「 製品設計の管理
」要求があるが、 ISO9002にはない
という違いだけだね。
そしてどれを選ぶかは 企業側
が決めていた。
ところが、 2000年版
で、 3つの規格を一本化
して、そのかわり、「 製品設計
」がないときは「 除外
」を明記することになったんだね。
A氏
: 一本化
しないほうが「 除外
」を言わなくても楽なのにね。
なんで、 一本化
したのかね。
私:選択規格としての欠陥
が出てきたんだね。
イギリスの例
だが、ある 設計事務所
が ISO9002
で認証を得たことがある。
A氏
: 設計事務所
なら、 設計
だけじゃないの?
ISO9001
を選択すべきではないの?
私
:しかし、 選択するのは企業側の自由
だからね。
イギリス
ではどの ISO
であろうと、とっていればいいという考えが一般的にあったらしいから、 企業は楽な方を選択
するね。
設計事務所
の 図面のコピー作業とか製本作業
などの仕事を ISO9002
の対象として審査してもらい、会社としては ISO
をとったということになった。
これを聞いた イギリスのISOのお目付け機関のディレクター
が怒ったそうだ。
設計事務所
の審査から 設計
を除いたら、 顧客に対して品質を保証できない。
A氏
:なるほど、それでは ISO の信用
を失うので、 ISO9001に一本化
して、 設計のある企業は逃げられないようにした
のか。
そして逆に「 製品設計
」 のない企業
は「 除外
」を明記するという流れになったのか。
私
:だから、 ISO9001の一本化の背景
には、 規格の悪用を防止
しようという意図があると考えられるね。
だから「 除外
」には、 厳しい目
を向け「 除外の詳細と除外の正当性
」を明記せよとなる。
「 あるのに隠しているのではないか
」という 疑いの心理
が根底にあるから、 意地の悪い規格要求
になる。
しかし、常識的に「 ないものはない」
んだから、書き様がないね。
ところで、その Y社
は プレス外注
だから、通常、 金型
を作り、そのために「 金型設計
」をするがこれは立派な 設計行為
だね。
プレス金型
だけでなく、 プラスチック成形金型
、 アルミダイキャスト金型
なども同様だね。
しかし、 Y社の製品
は「 プレス部品
」だから、「 金型設計
」は「 製品設計
」ではない。
A氏 :「 工程設計 」だからI SO9001 の「 7.3 設計・開発 」は「 除外 」だね。
私: そこで質問だが、君の会社で、 プレス加工は別の外注 でやるから、 Y社に金型だけを納入してくれと購入変更 したら、 Y社 の「 金型設計 」はどうなるかね?
A氏
:今度は、「 製品は金型」
だから、「 金型設計
」は「 製品設計
」になるね。
「 除外
」を取り消して、「 7.3 設計・開発
」だけ 再度追加審査
してもらわないといけないとなるのかね。
私
:やっていることは全く同じなのに、あるときは「 除外
」したり、あるときは「 除外
」を取消したり、 形式的
だね。
TS
のように「 工程設計
」も「 7.3 設計・開発
」を適用すればその問題はないんだがね。