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Ryu-chan6708

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2011.02.13
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【送料無料】大いなる不安定

ヌリエル・ルービニ 氏は、 2006年9月 という早い時期に、 2007年から2009年 金融・経済危機の到来を予測 していたことで有名になったとのこと。
  当時、訳者の 山岡洋一 氏は、 ルービニ 氏のブログを読むのが毎朝の習慣になっていたという。

 著者によると、 今度の金融・経済危機 百年に1度 という突発的に、偶然に発生したものでなく、 資本主義の歴史には何回もあった ことだという。
  この本は、 アメリカの住宅バブル から、 CDD債 による リーマンショック などの 金融崩壊 までの詳しい内容をくどいほど繰り返し述べている。
  しかし、それはもう、ご承知のことなので、 400ペイジ を超える大著なのでとばして読んだよ。

A氏 :経済学者で、この 金融・経済危機を予告した人 は少なかったようだね。
  むしろ、 活発な金融活動を歓迎 していたとも言えるね。
  「 市場は適正な価格を決定する 」のでなく、「 適正をはるかに超えた価格 」での 住宅バブル だね。

:俺の興味があったのは、 これからの回復予想 だね。
アメリカ に対しては、やはり、 貿易赤字や、財政赤字 を問題にしているね。
  その赤字を 中国 アメリカ国債などの購入 でカバーしている。
  著者は、 中国 は事実上、 アフガニスタンとイラクでの戦費 を引き受けているのであり、 金融システムの救済と医療保険制度改革に要する費用 は言うまでもないと厳しいね。

A氏 グローバル・インバランス だね。

中国の問題点 は、 GDPに占める個人消費の比率が 16% と極めて低いことだ。
  社会保障の不安から、 消費でなく貯蓄 にまわる。
  逆に、 アメリカ 78% と極端だね。
  両国がこの中間の値まで、改善されるのが好ましいね。

A氏 :将来、 人民元 ドル に代わって 基軸通貨 になるのだろうか。

中国 はGDPで日本を追い越したが、次に アメリカ を追い越すだろうという。
  しかし、 中国 の金融は開放的でないので、 基軸通貨 となるには、問題が多いとしているね。

A氏 ユーロ はどうかね。

:著者は、 ギリシャやスペインなどの財政危機 EU そのものの 分裂 を危惧しているね。
日本 についてもふれていて、 社会の高齢化と移民受け入れに対する否定的な姿勢 によって、 人口動態の面から経済成長が抑制 されているという。

A氏 日本の人口動態問題 はこのブログの「 デフレの正体 」で扱っていたね。

サービス業の非効率 終身雇用などの柔軟性に乏しい社会的慣行 政治体制の硬直化 をあげているね。
  また、このブログで取り上げていた 財政赤字 も大きな問題としてあげているね。
  今のところ、 個人貯蓄率 が高く、 巨額の貿易黒字 があるが、長引くデフレや景気の低迷、円高によって、この傾向が進めば、 日本は深刻な財政危機 に向かうだろうとしているね。

  この本が書かれているときは、 鳩山政権 だが、 矛盾した政策 を掲げたと批判的だね。
 ムダを省くと言いながら、記 録的な財政赤字に依存する政策 をとったという。
郵政の民営化 の見直しで、 ゆうちょ銀行 がその赤字財政を支える 国債 を引き受けていると批判的だね。

  この本の原書の題名は「 Crisis Economics:危機経済 」だが、訳書の題名は「 大いなる不安定 」だね。
  著者は、これからの グローバル経済 も「 不安定」 要素が多いことを指摘 しているね。

  今回の危機は 必要な改革を推進するための機会 を与えてくれている。
  この 機会 を活かさなければ、 さらに深刻な破壊的危機の種 をまねくことになるだろうという。
  そして、この 機会 はまさに貴重であり、 これをムダにすれば悲劇的 であるとして、この書を終わっている。

  それにしても、その前に 日本の政治は大変な危機に直面 しているね。 大きな展開 が起きるだろうか。






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Last updated  2011.02.13 22:47:38
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