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私
:この本は書評で知って、図書館で予約待ちして借りた。
こないだ プライムニュース
を見ていたら、年金男 長妻昭
議員
が「 日本はアメリカについで世界第2位の格差拡大国になった
」と言っていたね。
特に問題になっているのは、 中間層の貧困化
だね。
この本の訳者は「 あとがき
」で日本の中間層の所得の変化を指摘しているね。
1985年
に 1世帯当たりの平均所得金額
は 493万円
。
その後順調に増加して 1996年
は 661万円
。
これをピークに現在まで減少に転じて、 2010年
は 547万円
になる。
A氏 :これでは消費は冷えるだけだね。
私
: 年収300万
に満たない世帯は 1999年
に 27.2%
であったのが、 2008年
には 33.3%
に悪化している。
生活保護世帯
が急増していて、今年は 戦後最高
になったね。
ところで、この本の本文にもどるが、 アメリカ
も、 労働者の平均賃金
は リーマンショック
までの 30年間
は横ばいだが、 2000年
代には 低下
している。
2007年
の男性労働者の 中位賃金
は年間 4万5千ドル
を若干上回る程度。
これは 30年前
より少ないという。
A氏
: 30年前
に比較したら、米国経済はずっと規模が大きくなっているのにね。
一体、この 30年間
で増えたアメリカの所得分
はどこへ行ったのかね。
私
: 富裕層
に向かったのだね。
これを 1920年代
の 恐慌
の頃からのアメリカの状況を見ると興味ある実態がわかるんだね。
最上位1%
が手にする 所得の全体比
は、 1928年の23%。
それからから次第に低下して 1930年代は16~17%
。
低下は続き、 1970年代には8~9%
で 底
となった。
富裕層
より 中間層の所得
が増え、消費が増え、アメリカの「 大繁栄時代
」となるね。
A氏 :俺たちが戦後、アメリカ映画などを見てあこがれていた アメリカの裕福な中間層 が確立していた頃だね。
私
:ところがこれが 1970年代
以後、 反転
した。
1980年代に10~14%。
次第に悪化して、 2007年には23%
を超える 新たなピーク
となっている。
富がまた 1%の富裕層
に集中しだした。
A氏
: 1920年代
の経済恐慌の頃にもどったね。
ということは次第に 富が一部の富裕層に集中
し 格差が拡大
しているということだね。
まさに、 富者の1%
と 貧者の99%
の分離だね。
私
:俺たちがあこがれていた 中間層が崩壊
しだしたんだね。
著者は、 1947年から1975年
のアメリカの「 大
繁栄時代
」では、アメリカの労働者には働きぶりに応じた報酬が保障されていた。
それが、 1977年
頃から生産性が右肩上がりに直線的に向上しているのに、 1時間当りの賃金
は横ばいで、ワニの開いた口のようにギャップがどんどん広がっている。
A氏
:しかし、それでも 1970年代
以降でも、アメリカの中間層は「 大繁栄時代
」と同じような消費を続けていたね。
それが、 リーマンショック
までの アメリカ経済
を支えていた。
私
:減りそうな収入をカバーするために 中間層
は、 3つの対応
を考えた。
それは俺たちが憧れた アメリカの中間層の日常生活の姿
を失わせる対応になるんだね。
それは、明日の話題としよう。