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A氏
朝日新聞
の「 記者有論
」欄で 経済部の 高重治香
氏が「 年末年始商戦・『 絆
』の安売りが生む錯覚
」と題してコメントしているね。
「 絆
」ムードに乗って、商魂たくましく、商品にやたらと「 絆
」をつける。
あまり氾濫することによって、この社会に「 絆
」が満ちているような 錯覚
が問題としているね。
私
:俺の友人で定年後、 仏教を研究
している奴が、昨年の漢字が「 絆
」だというのを問題にしていたね。
「 絆
」のもとの意味は「 動物などをつなぎとめる網
」だというのだね。
あまりいい意味では使われていないというのだね。
これは、当時、朝日新聞でもそのように解説していたね。
それを、 仏教界の大僧正
が、筆で堂々と「 絆
」と書いていたのはあまりにも 大衆迎合
だと嘆いていたね。
むしろ「 縁
」が仏教語らしいと言っていた。
ところで「 社会の絆
」という意味では、偶然、この日の新聞の 隣の頁
にある「 リレーオピニオン
」欄で「 韓国で子育てをするタレント
」と題して 阿部美穂子
氏が書いているのがつながるね。
彼女は、韓国人と結婚して、 韓国
に住んでいて、 5歳の長男と2歳の次男
と暮らしている。
A氏
:俺も読んだが 、韓国
では子どもをあまり叱らないという。
だから、子どもはのびのび育つから、 積極的
だというね。
私
:子どもに 寛容
であるとともに、一人ひとりを 社会全体の大人たちみんなで育てよう
という感じがあるというね。
日本では、 おせっかい
と言われるかも知れないが、 自分の子も他人の子も同じ感覚で接する
という。
これが本当の「 社会の絆
」ではないのかね。
A氏
:俺たちの子供の頃は、そうだったね。
しかし、いつからか、個人介入を嫌う 個人主義的なの時代
になっているね。
「 縛られる
」ことを嫌って、自由を求めた時代になったね。
そして、その結果は、時がたったら「 無縁死
」、「 孤独死」
だね。
私
:民 主党
は 子ども手当
の 理念
として「 子どもは社会で育てる
」と言っていたが、カネだけで片づく問題ではないだろうにね。
高嶋氏
が指摘しているように、「 絆
」の乱発で、「 絆
」があるように錯覚し、向きあうべき問題の解決は遠のく。
まさに「また『 絆
』ですか」と日本中がつぶやくようになったら怖いね。