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私 :今、 ギリシャ問題 で ヨーロッパ危機 が叫ばれているが、際立っているのが、 ドイツの経済的な優位性 だね。
A氏 :以前の 君のブログ で、その ドイツ経済の好調な原因 を 熊谷徹 氏の解説で引用していたね。
私
:ところが、 6年前
に、 熊谷
氏は「 ドイツ病に学べ
」という本を出している。
図書館の案内では、この頃、 ドイツ経済は最悪
で、 EUのお荷物
になっていると書いてあるという。
まるで、今の ギリシャ
のようだったんだね。
なんでたった 6年 で、逆転したのか、興味を持ったね。
そこで、図書館で借りて読んだ。
6年前
の本なので、すぐ借りられた。
A氏 :その頃の ドイツ は何が悪かったのかね。
私
: 1996年頃
から、 ドイツの経済成長率
は低下し、 2005年
には 0.9%
。
ユーロ圏
の 平均1.6%
より低く、 当時のギリシャ
は 3.7%
だね。
政府の財政状態
も火の車だった。
A氏 :前回のブログでは、 1998年 からの シュレッダー政権 の改革の功績をあげていたね。
私
:ところが、この本では、 シュレッダー氏
の評価が違うね。
シュレッダー政権
は、 2005年
で終わっていて、その年の選挙で勝利していないね。
庶民
は、彼の 社会補償費削減
に ノー
をつきつけている。
A氏 : ドイツ の現在の強さは、 シュレッダー政権 の改革 にあったという著者の解説と矛盾するね。
私
: シュレッダー政権
は、今までの 社会的市場経済
を廃止するのでなく、規制を緩和して、市場性を高めようとしたわけだ。
しかし、 社会保障費の削減
で、選挙に敗北する。
その後、 2005年
から、 メルケル政権
になっているから、この政権のときに シュレッダー政権
の 庶民の痛みを伴う改革の成果
が出てきたようだね。
この本は、 6年前 の発行だから、まだ、その シュレッダー改革効果 が出ていなかったと考えられるね。
A氏 : シュレッダー政権 の正しい評価が遅れたということか。
私 :これほど、数年で 評価が逆転する例 も珍しいね。
日本も年々、 増加する社会保障費 で財政が悪化している。 シュレッダー型の改革 が必要ではないのかね。
ところで 熊谷氏
の近著に「 あっぱれ技術大国
」がある。
図書館に予約したよ。
図書館の要旨
は次のようだ。
「 凝り性で働き者。そんな国民性を背景に、優秀な工業製品を生み出してきたドイツ。
でもその底力は意外に知られていない。
ポルシェやディーゼル、ツェッペリンなど歴史に残る発明家が数々輩出し、
現在では、ニッチな市場に特化することで、世界的なシェアを占める
無名の中規模企業が活躍する。
在独20年の著者が探る、日本に似ているようでやっぱり違う、
ドイツ流ものづくりの秘密 」
A氏 : ドイツの知的街道 ができそうだね。
私
:ところで驚いたことに、この「 ドイツ病
」の本が出た頃、 ドイツの小学校
では 授業は午前中
で終わり、 夏休みは宿題
がでないという。
大学進学率
も低い。
この点は、改善されたのだろうか。
まだまだ疑問点が多いね。
なお、筆者のHPは、 http://www.tkumagai.de