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【送料無料】世界経済の大潮流 [ 水野和夫 ]
私
: 図書館
に予約しておいたのが、順番が来たので入手。
内容的には購入してもよいのだが、 積読
になりそうなのでやめた。
そこでブログにポイントを書いておくことにしたよ
次の 本文の第1行
を見てビックリしたよ。
「 2009年9月15日
の リーマン・ショック
によって引き起こされた 金融危機
はまさに『 犬の尻尾が頭を振り回し
』た象徴的事例でした。」で始まる。
A氏 : リーマン・ショック は 2008年 ではないの?
私
:そうだよ。
これは校正ミスで、第1行がこれではね。
途中にも、 140兆ドル
であるべき数字が、 140億ドル
となっている校正ミスもあった。
犬が「 実体経済
」で 60兆ドル
、 尻尾
が「 金融経済
」で、 160兆ドル
だね。
この 金融危機
でこの世界の 金融資産
は 20兆ドル
損失したという。
A氏 : 消えた年金 と同じだね。
私
:減ったけれど、 2008年12月
段階でまだ、実質 140兆ドル
あった。
「 実体経済
」の2倍以上だ。
このカネ余りで「 実体経済
」が「 金融経済
」に振り回されることになる。
この背景には「 利子率革命 」があるという。
A氏 :「 利子率革命 」?
私
: 2%以下の超低金利
が 長期間続く状況
を意味する。
これが 10年以上
続くと 既存の経済・社会システムが維持できない
という点で、「 革命
」的な出来事であるという。
A氏
:もともと、利子が高いのは、 投資した実物経済
が成長するからその リターン
(
見返り)が多いからだね。
超低金利が続く
ということは、 良い投資先
がなくなってきたということだね、
私
:水野氏は、歴史的に見て、 3度
、「 利子率革命
」があったという。
最初は、 古代ローマ
。
次は、 16世紀初頭のイタリア
で近代資本主義国家が生まれる。
そして3つ目は 1997年以降
の日本を始めとする先進国。
現在、起きている 21世紀
の「 利子率革命
」は、人類の歴史上3度しか起こらなかった 大きな断層
の1つだという。
すなわち、 17世紀初頭
の歴史上2番目の「 利子率革命
」もたらした 「資本」「国家」「国民」の3者の利害の一致
を前提とした 民主主義的な資本主義
が、 3度目の地殻変動
で崩壊しつつあるというわけだ。
A氏
:「 利子率革命
」では、投資家が満足するような リターン
が得られなくなったということだね。
投資資本の行き場がなくなったということか。
しかし、 中国やインド
は成長をしているのだから、そこへの 投資は リターン
は期待できるのではないかね。
私
: 水野氏
の試算では、新興国の近代化には 年間最大 6兆ドル
の投資需要があるとしている。
しかし、現在、すでに リターン
を求める 余剰マネー
は 140兆ドル
。
そして、 1865年から1998年
まで、 名目GDP
が 1%
増えると 雇用者報酬
も 1%
増えるという関係にあった。
デモクラシー
の時代だね。
それが、 1998年
から、劇的にその関係は変わり、仮に 10兆円
名目GDPが増えても、 その分をすべて企業が持っていってしまう
という関係になった。
賃金はむしろ低下しつつある。
すなわち、「 資本
」と「 国民」
は分離してきた。
A氏 : 1998年 というのは、奇妙な年で日本では自殺者が今までの 2万人台 から 3万人台 に一挙に上昇した年だね。
私
:すでに リ
ターン
の期待を失ったマネーはどこへ、どう動いたか。
なぜ、 グローバル化
で 格差は拡大
し、 労働者は貧困化
するのか。
明日は、そのあたりをこの本でさぐってみたいね。