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私
: 今世紀
に入ってから、 アメリカの同時多発テロ
、 リーマンショック
、 福島第1原発事故
、 ギリシャ発の欧州危機
とたて続けに 大きな危機
が起こっている。
水野
氏は、これを「 歴史における危機
」として、1970年代から、 歴史の大転換
が起きているという。
先進国が主導した 近代資本主義 は、産油国から買いたたいた 安い原油 を前提として、外部に 不断の膨張 を行うことによって、 利益を極大化 してきた。
A氏 :しかし、 1970年代 に2度のオイルショックにより、中東諸国から 資源ナショナリズム が起きるね。
私
:アメリカの膨張が、 財・サービスの生産活動で限界
を迎えたわけだね。
アメリカ
は、行き詰まった「 実物投資空間
」を乗り越え、「 電子・金融空間」
という新たな「 無限
」の空間を作る。
カジノ資本主義
だね。
それでまた新たな利益を得ることになったが、この 矛盾を露呈
したのが リーマンショック
だね。
水野氏は、 福島第1原発事故
も構造的にリーマンショックと似ているという。
日本
は、 原子力発電
に傾斜することで、 石油に頼らない無限のエネルギー
を作り上げようとした。
A氏
:背景に 原油
の値上がりがあるね。
最初1バレル 3ドル
くらいだったのが、 1990年代
には 20ドル台
。
2000年には 100ドル台
になる。
私
: 原子力発電
は、 火力発電
より安いということで期待されたが、 福島第1原発事故
で、この目論見は完全に外れたね。
高いものであることが暴露された。
「 安全神話
」は崩壊した。
水野氏は、リーマンショックの背景に 「 金融工学」の破綻 があるという点で似ているという。 日本は「 原子力工学」の破綻 だね。
A氏 :どちらも「 技術信仰 」だね。
私
: 技術の進歩
によって 経済が成長
できるという考えだね。
水野
氏は21世紀は、「 技術の時代
」ではないとしているね。
財政赤字
の問題も、日本は、国債の 95%
を国民が買っているが、これは強味と弱味もある。
国債の値段が下がったら、 国民負担
となる。
ギリシャ国債は、買った多くの 外国資本負担
になる。
だから、外の支援が来るが、日本はそれを期待できないだろう。
水野 氏は、 グローバル経済 のもとで、相変わらず、成長を目指すだけでなく、 地域を拠点にしてできるだけ自己完結型 で、 定常社会 を前提とする生き方もあるとしている。
1億人
すべてが成長を目指して頑張るのは息苦しい、 地方
に根差して安らかに生きるというのが、トレンドになるのではないか。
新興国の成長
が続いている間に、日本はそれとは異なる 新たな社会モデル
を模索すべきとして終わっている。
何か、世界も日本も 大きな歴史上の転換期
にあることは確かだね。